Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

一定は注目したい 国民民主党の改憲向け論点整理

2020-12-07 23:12:06 | 国際・政治

第三波の流行に入ったと言われる、中国大陸由来の新型コロナ・ウィルス感染症は北日本の病院や高齢施設複数個所で集団感染クラスターを生じ、又 奥尻島など島嶼部でのそれと共に、医療面の逼迫(ひっぱく)が懸念される状況になって来た。

既に北海道と大阪府にては、観光事業向け支援策 Go To トラベルの一時停止措置などが執られているが、医療関係各位の切迫した主張を容れ、政府与党もこの支援策の全国レベルでの一時停止を直ちにできる検討に入るべきではないだろうか。北日本の緊迫した状況は、決して対岸の火事ではないはずで、特に当地愛知を含む大都市圏は、緊急事態に準ずる対応を要するこうした地域の動向を、真摯に注視して速やかに次の対応に移れる様 備える必要があると心得る者だが。

本題です。現状の様な、深甚な疫病流行の様な事態下では、政府も自治体も 公共の福祉の理念に合った、合理的私権の制限を伴う特別措置を強く実行できる様 必要な権限を備えるべきなのだが、それとて本当は現行憲法の改正を伴うのが筋だとも言われる。その憲法改正へ向け、新たな動きが加わった様だ。野党側の 国民民主党が憲法改正の為の論点整理を進めているとされる報。既に日本維新の会がこうした取り組みを行っているのは知っているが、立場こそ違え それに続く動きが出たのは、拙的には好ましく映るものだ。以下、某ネット記事を引用して少しみて参りたい。

「9条、自衛権行使の範囲検討を=国民(民主)が改憲論点整理」

国民民主党は 12/7、憲法改正に向けた論点整理を発表した。憲法 9条を巡り、集団的自衛権行使の限定容認など政府による解釈変更を踏まえ「規範力が突き崩された」と指摘。改正の必要がある場合は「自衛権行使のどこまで認めるか 検討する必要がある」と明記した。人工知能・AI が高度化したデジタル社会での基本的人権を拡大する「データ基本権」創設も訴えた。

同党は 年内に憲法改正草案の概要を示す方向で議論を進めてきたがまとまらず、論点整理の公表に留まった。玉木雄一郎代表は 12/7 の記者会見で「次の衆院選までに より具体的な形で憲法改正の在り方を示したい」と述べた。(引用ここまで)

お断りしておくが、拙者は決して 国民民主党主張の改憲向け論点整理に全賛同している訳ではない。同党の論点整理中には、憲法 24条「家庭における個人の尊厳と両性の平等」において同性婚認知を図るなど、決して手放しで受け入れられるものではない条項も存在し、又 拙者の主張たる国会一院化(参院廃止)が盛り込まれないなど食い足りない所もある。新たな「加憲的条項」たるデータ基本権にしても、サイバー攻撃からの自衛権とセットでの主張が至当とみる者だが。

しかしながら そうした所に留意するにしても、例えば日共、社民の両党が「バカの一つ覚え」の如くに拘泥する「改憲はその議論さえ認めない」硬直姿勢よりは一歩前進した所は 一定の評価をお贈りしたいと思うものだ。勿論これは 党としての草案作りに向けた論点整理を進めている途上だから、途中で修正議論が出る事も十分に考えられよう。

とまれ 立場を異にするも、日本国憲法を時代の趨勢に合ったものに高めたいとの意図は 一定は理解しても良いと思う所。自民、日本維新の会の両会派と共に、国会で互いの草案を披露し合いながらの論戦は、今までよりは内容濃くなる事を期待したいもの。そうした議論が少しでも進められる様、国民民主党には より完成度を高めた改憲草案を提示できる様、論点整理を強く進めて頂きたいものだ。勿論、場合により他党の草案から謙虚に学ぶ姿勢も必要だろう。

今回画像は、JR名古屋駅で見かけた これからの未電化路線に直通する貨物列車向けに開発された新型機関車 DD200型の様子を。まだ新開発後間もない 下働きがメインの現状も、早く主戦の座に上り「日本の JRにこの機あり!」と謳われる様 強い大きい成長を祈念したい所。以下に、関連記事をリンク致します。 国民民主党、憲法改正で論点整理 デジタル時代の人権 9条改正に2案(産経新聞) - goo ニュース


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2 コメント

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Unknown (夕紀)
2020-12-08 21:21:47
護憲とか改憲とかいう論点こそが間違っていると思うのです。

GHQの押し付けだから、日本人だけでの憲法を?既にアメリカによって思考統制された日本人、本来の民族としての憲法改正はできないかも知れない。

然しながら、75年も過ぎて、憲法がそのままと言うのは異常。
現実逃避としか思えない。後々、改悪と言われるかも知れないが、時と共に変わってゆくべきものが憲法。そう言う考えっておかしいのでしょうか?
返信する
時代と共に変わる法律は「生き物」 (HAKASE(jnkt32))
2020-12-08 23:57:42
夕紀さん、今回もご見解を有難うございます。

「護憲、改憲という論点こそ間違い」の下りは拙者も
支持したい所ですが、現憲法で認められた思想信条の
自由の範囲内との括りをされてしまっており、遺憾で
はありますね。

作家・落合信彦さんが著書中で「憲法は、時代と共に
変わるもの」とのお言葉が、今も拙脳裏に焼き付いて
おり、現憲法が終戦直後から 70年を超えてそのまま
というのは明らかに放置レベルで、これからについ
ての議論に漕ぎ着けたのも遅過ぎた気がします。

「時と共に変わるべきもの」の見方は、拙者も共有
すべきと心得ます。「法律は生き物」の言葉もあり
ますし。まずは お礼まで。
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