Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

沖縄米軍施設にての、陸自訓練方針を理解するが

2024-08-12 10:43:52 | 国際・政治
物議を醸す所もあったが、先月下旬来の 仏パリ五輪が日本時間の今朝、無事閉幕に至った様だ。まずは勝敗や受賞メダルの色に関わらず、全力で闘い抜いた我国選手団を称えたい。

その上で 詳しくは末尾の関連記事に譲る所あるも、多様性など五輪大会のあり方などで課題を残したも事実。我々はこの方とも、賛否はとも角として これからも向き合わざるを得ないのかも知れない。

本題です。米軍基地問題など こちらも課題の多い沖縄地区にて、昨今増す中国大陸の軍事圧力への要対応もあって 展開を要する陸上自衛隊の訓練用地確保が順調とは参らず、かねて同地区に広大な軍事エリアを持つ在日米軍の地所や施設を活用する方向で、米軍とも調整に入る様だ。専用地が保有できない以上、基本こうした協力も必要と拙者などは理解する。以下 今朝の産経新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。

「沖縄での陸自訓練に米軍基地を活用 部隊増強へ防衛省が調整、用地取得は見送り」

防衛省が 沖縄県内の陸上自衛隊増強に伴う訓練場の確保について、同県内の在日米軍施設を活用する方針を固めたことが 8/11、分かった。

防衛省は 沖縄県内で新たな用地取得を検討していたが、適当な土地が見つからず 独自の訓練場新設は見送る。米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市など)や キャンプ・ハンセン(同県 金武[きん]町など)の利用を想定し、米側と調整を進める。複数の関係者が明らかにした。

沖縄県内での 陸自の訓練場確保は、2026=令和 8年度に予定する 陸自第 15旅団(那覇市) の師団格上げに伴い計画されている。部隊人員が現行の約 2500人から 3000人規模に拡大するため、訓練場の不足が見込まれる。

中国(大陸)が 尖閣諸島(同県石垣市)周辺などで活動を活発化させる中、自衛隊は防衛力の「南西シフト」を進めている。陸自は 部隊増強に合わせた沖縄県内の訓練場確保を「南西防衛強化の重要な基盤」と位置付ける。

防衛省は当初、沖縄県うるま市のゴルフ場跡地(約 20ha) を取得し、訓練場の新設を計画していた。しかし、住宅地に隣接していることなどから地元が反発。木原 稔・防衛相は 4月、計画を白紙撤回する方針を表明した。

木原氏はその際、訓練場整備計画について「訓練などの在り方について 幅広い視点から再検討する」と述べていた。沖縄県内で 別の訓練用地取得も検討したが、既存の米軍施設を活用した方が 訓練を円滑に実施できると判断した。

自衛隊と在日米軍による 日米双方の施設の共同使用は 2022=令和 4年末に策定した国家防衛戦略で、日米一体の抑止力・対処力強化の一環として機会を増やす方針を掲げた。7月に東京都内で開かれた 日米外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス 2) では、南西諸島の施設を含む共同使用の作審が確認された。

◇キャンプ・シュワブとキャンプ・ハンセン

いずれも沖縄県北部に位置する米海兵隊の基地。それぞれ訓練場を備えている。シュワブは名護市と宜野座村に置かれ、面積は約 2000ha。沿岸では米軍普天間飛行場(宜野湾市) の移転が計画されており、埋め立て工事が進んでいる。ハンセンは金武町、名護市、恩納村、宜野座村に所在し、面積は約 5000ha。

既に多くが米軍基地施設に供されている沖縄本島において、大規模な自衛隊訓
練施設新設には現状無理があるという事だろう。その所は理解する。その上で勿論、将来普天間飛行場が同島北部の辺野古地区移転が叶った折にでも、又自衛隊自前の訓練場新設が検討されて良いのではないか。

確かに訓練など陸自活動への影響は一定あろう反面、努力次第で在日米軍との連携は取り易くなる事も期待できるし、ここは一長一短とみる事もできるのではないか。無理を伴う 中国大陸の海洋進出に伴う脅威も理解できるし、ここは現状でできる最善を目指すべきだろう。この中には、よく指摘される台湾を巡る危機的リスクも含まれる。

そうした必要性を踏まえつつ、やはり防衛省・自衛隊には北方の備えも疎かにして欲しくない想いがあるのも事実。これはあくまで拙個人の所感だが、軍事的脅威そのものに限っては 中国大陸よりもロシア国の方が危険にも感じるからだ。

何よりも、終戦直後から不法占拠し続ける 北方領土の問題が大きい。その意図は いつの日かの北海道侵攻に備えてのものだとの指摘を聞いており、先日来発出の 南海トラフ大地震注意情報などでその動きに出る可能性もあるからだ。

その証拠に 先年の東日本大震災発生の折、いち早く軍事偵察機を飛ばして被災状況把握の挙に出ていたとの報にも接しており、露の脅威は決して疎かにできないという事だろう。同国は今でも、日本海北部のウラジオストクに代わる軍港を欲しているとされ、その筆頭が 不凍港の函館だとの話も聞こえてくる所だ。

現状は「南西シフト」も 在沖縄米軍施設活用やむなしも理解するが、北方のそうした状況も併せて理解把握を願いたいもの。先年来のウクライナ戦対応とかももあって、ロシア国は極東の兵力や配備を西方にシフトさせているとの話も聞くが、表向きのポーズに留まるかも知れないではないか。大変は分かるが、やはり両睨みというのが安保上最善と 拙者などは思う。

今回画像も振り返り恐縮。先年訪ねた 三重・鳥羽市内の伊勢湾岸の様子を。通る線路は JR参宮線。今月は盆期間、若干記事更新間隔が延びる可能性あり。以下に 冒頭の関連記事をリンク致します。「私的憂国の書様」
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