Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

爪跡・・・

2005-03-21 16:42:00 | インポート
一昨日、昨日と、まだ昨秋の中越地震の傷跡の癒えない新潟へ行って参りました。
つい昨日も、北九州が烈震に見舞われました。やはり我々の国土は世界に冠たる地震大国の様です。余り考えたくはありませんが、やはり自分の地元も何時見舞われるか判らない、位の危機感を持っていた方が良さそうです。まずはこの両地域の各位に改めてお見舞い申し上げます。
さて恐れながら、その中越地震の震源地を通る事となりました。今回の行程はJRの特割切符「青春18」による普通列車乗り継ぎの旅。夜行列車に乗る場面もありました。早朝の東京、そして群馬での乗換、朝の上越国境は正に、川端康成さんの小説「雪国」の通りの天候でした。
積雪は軽く2m超、彼岸と言うのになおも降り続く雪は直ぐに線路を覆い尽くし、一時は列車の運転が続けられるのか、不安が過ぎったものでした。
地震の震源地近くでは線路の路盤の半分が失われ、本来は複線であった線路の片側だけが復旧しての交互通行、速度制限も厳しく行われ、発生から半年近くを経た今もなお、二次災害の危険が去っていない事を思い知らされたものでした。
越後平野へと抜け、新潟市街はほぼ雪解けしていましたが、山に近い長岡辺りはまだ雪深く、地震と大雪が重なったこの地方の苦悩が直に伝わってくる感じでした。
これとは裏腹に、山間のスキー場はどこも大変賑わい、私の乗った列車にも多くのスキー客が同乗していました。自家用車やバスでの来場も増えたとは言え、上越線は多くの有名スキー場のすぐそばを通り、今も首都圏からの大切な足として機能している様です。
雪の多い今冬は、これまで不振と言われた冬のリゾート地が息を吹き返している様で、同じ地域でも悲喜こもごも、見ていてどうも複雑な想いに駆られました。
沿線にはまだ電柱が傾いたままの箇所も多く見られ、せめて本格復旧に向け、春の雪解けが近い事を祈りたい所です。*(結晶)*



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