Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

この「対中薬剤協力」は危険では?

2024-08-05 09:29:57 | 国際・政治
この所の TV地上波各局は、公共 N局を含め 進行中の仏パリ五輪とその関連一色。ラジオ放送も概ね似た様なものだから、正直始末が悪い。

悪い取り上げとは申したくないが、己の観たい番組が大きく減らされるのも事実。まぁ今は 拙者はユーザーではないが 衛星chやインター・ネット放送とかもあるので、五輪関連放送がウザい向きはそちらへどうぞという事か。

それはさておき、猛暑下の今月も、中国大陸他由来・新型コロナウィルス変異種を含む 複数の感染症が流行していると聞く。少し前まで 夏場のこの時季の流行は余り聞かなかったし、手足口病や 対応を誤ると致命的レベルも有り得るとされる 劇症型溶連(ようれん)菌感染症などの同時流行も、今までなかった事だろう。

治療薬もまだ開発途上か、使えても高額の場合も多い。ここ数年繰り返し呼びかけられる、外出後の手洗いや水分・栄養分補給と睡眠の確保など 基本対策を改めて強化すべきが当面の心得か。

勿論 国や自治体、製薬を含む医療関係各位も 決して手を拱いている訳でない事は認める者だ。昨年来、一部の薬品メーカーで品質や効能に関わる不祥事を生じ。その事への重い留意と共に、必要な開発や早めの薬事承認を鋭意進めて頂きたいものだが、それに伴うリスクは医療面だけではない様だ。

状況による国際協力も 一方でそれは必要だろうが、疑問を抱くべきケースもありそう。以下に載せる 昨日の産経新聞社説「主張」の一文は、残念ながら当該ではないだろうか。

「ワクチン開発 中国(大陸)との協力を危惧(きぐ)する」

武見敬三・厚生労働相が 7/19、中国保健衛生当局トップの 雷 海潮・国家衛生健康委員会主任と北京で会談し、感染症の薬やワクチンの開発に関し協力する考えで一致した。だが、これは危うさをはらんでいる。

新型コロナウィルスの世界的大流行(パンデミック)の経験を踏まえたものだというが、習 近平(中共)政権が適切な情報公開を怠ったため、感染防止や水際対策などで 中国および各国の初動は遅れ、大変な事態を招いた。中国は 日本の製薬企業の社員を不当に拘束している国でもある。

そのような国と一緒にワクチンを開発できると、武見氏は本当に思っているのか。世界保健機関(WHO)が 調査団を新型コロナ(感染症)の流行が始まった武漢へ派遣した際も、中国が同意した場所でしか調査は認められなかった。

そもそも同国は、感染症に国境や地域の壁は存在しないという当たり前のことを理解せず、政治問題を優先させる国である。(新型)コロナ対策の初動で成果を挙げた台湾は WHOの総会へのオブザーバー参加を求めているが、中国が妨害している。

知的財産が保護されず、日本の創薬技術が盗まれる危険性もある。アステラス製薬の日本人男性社員が 北京でスパイ容疑で拘束されてから 1年以上が経過した。武見氏がとるべきだった行動は、直ちに釈放するよう強く談判することではなかったか。日本人の自由と安全が確保されない中で 協力は難しい。

感染症は 公衆衛生の問題にとどまらず、安全保障上の問題であると認識すべきだ。重要なのは 未知なる感染症が再び起きても、国産ワクチンや治療薬を早期に開発できる体制を整えておくことである。(引用ここまで)

ともすれば忘れそうだが、前述引用記事からも 十数名に上る中国大陸内拘束の邦人中に、薬品メーカー関連の方もある事に留意しなければなるまいて。

或いは 昨年来の前述メーカー関係の方の拘束が続くのも、今回の武見厚労相と中共保衛トップの会談と 何らかの関連がある可能性があろう。ならば尚更 武見大臣は外務・防衛の両省とも連携の上、一定の条件付きでも製薬関係の方の解放を目指すべきではなかったのか。

前掲「主張」の取り上げ通り、感染症対策は 国の安全保障にも関わる。そうである以上、その為のワクチンや治療薬の開発確保は自国で開発や各地医療機関などへの交付を完結できる態勢を築くべきであり、安易な国際協力に頼るべきでないのは 素人目にも明らかであろう。

此度の対中薬剤協力合意は、一度白紙を含めて見直されるべき。特に 我国創薬技術の対中流出リスクが否めぬとあっては 尚更だ。その事は、過日或る元防衛相が懸念された様に「防衛安保面において、我国の手の内を白日の下に晒す様なもの」だからだ。前述製薬関邦人拘束問題にしても、先日の武見大臣訪中は「何が一番大事か」の考えが蔑ろにされていた印象が拭えない。

先年の武漢感染症流行では、中共側は 対WHO情報開示を「怠った」のではなく「拒んだ」方が表現として近かったろう。又 同機関総会に台湾オブザーバー参加の道を付ける事も、我国として尽力の余地がありはしないか。

我国内媚中勢力に押されての行動だったかもだが、事は中共側な拘束された邦人の、そして我々日本人の「命の健康」に関わる重大さが自覚されていない様に思えてならないものだが。「主張」取り上げの日中保衛トップ会談の中身が再考される事を願って止まない。今回画像は、折に練習撮影に訪れる 当地南郊・JR笠寺駅構内一角の様子をもう一度。
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