梅雨本番の当地名古屋。この時間になって、昨夜来の強い雨は一旦上がったが、どの道合間の曇りだろう。気象情報の天気予測も、大体同じ様だ。外出時は、雨具の用意があった方が良い。
さて不興一題目。九州の佐賀県下にて、高度情報IT化を進める公立学校の教育情報を不正取得したかどで、複数の未成年容疑者が逮捕された。学校などの情報システムに不正侵入、相当数の、生徒などの個人情報をネット上に流出させた疑いが持たれている様だ。容疑者らの罪業もさる事ながら、そうした不正を簡単に働ける、無数の情報がネット上に氾濫している事も問題ではある。ただ、最早国境を超えて行き来する情報の大幅規制や取締りが困難を極める様になっているのも事実。かくなる上は、若いネット・ユーザー達に、倫理道徳面、つまり「して良い事とならない事」の教育を強く実施して行く以外に有力な防止策はない様に思えるのだが、戦後の我国は、一貫してそうした人間教育に注力して来なかった。何故か?
妨害勢力曰く「倫理道徳教育は、戦前の軍国主義復活に繋がるから行うべきでない」、曰く「倫理道徳教育は、基本的人権の擁護に好ましくないから行うべきでない」、曰く「倫理道徳教育は、個人尊重の新時代にそぐわないから行うべきでない」等々、全く、聞いていて呆れ返る「アホバカ三重奏」ではないか。垂れ流しているのは、ご存じ日共、社民が筆頭の左派野党や、何かと言えば「人権」と騒ぎ立てる、国連人権委員会と国際人権擁護機構アムネスティ・インターナショナルの下請け(実は手先)に過ぎないエセ人権勢力、それに法学面で尻押しする、左巻き弁護士の集団などであろう。
確かに、未成年容疑者らの罪業は決して軽くないが、それらを見過ごした大人達の不始末も同罪だ。こうなる事が予め分っていたのに、有力なセキュリティ対策を実行しなかった学校や自治体の不良姿勢もそれは問われるだろう。もう一つ、子供達や若者達の手本となり、模範となるべき大人達、年寄り達の姿勢がこれ又どうしようもなく不良であるのも、悲しむべき不幸ではないだろうか。そうした不良な環境が、彼らを犯行に走らせた所は大きい。以下の二題は、そうした現状を象徴する所がありそうなので、触れておく。
その二題目。アジア圏の社会資本整備において、主導権掌握を目指しているとされる、中国大陸政府主導のアジア・インフラ投資銀行AIIBの非常勤役員候補に、あろう事か「我国憲政史上最低の内閣総理大臣」の烙印を押された、土鳩山(鳩山由紀夫)元首相の名が上がってるんだとか。昨秋、同氏が首都北京を訪れた折、同銀行幹部より就任話を持ちかけられたとかで、基本的に応じる方向らしい。全く、背景にある諸問題とか、環太平洋諸国の勢力バランスとかを弁えず、自らの売名とその場しのぎの対応しかしない、同元首相らしくはある。それと、先日ご逝去の、義弟と言われる邦夫元総務相の訃報に乗じた様な風情があるのも遺憾な所だ。
中国大陸が、土鳩山元首相に目をつけている理由は、①我国の元内閣総理大臣の肩書が、中国大陸にとっての大きな利用価値がある由。この男は大陸派で、経済面の言わば人質に取る事で、我国の政財界に揺さぶりをかけ易くなる。② ①から、戦後盤石の態勢にあった日米同盟を、経済面から動揺させ、行く行くは崩壊に追い込んで、中国大陸の太平洋側における絶対的優位性を確立させる。その二大項目の実現の為である所が大きいだろう。これは勿論、東亜の平和に貢献できる代物ではない。
一方の土鳩山元首相、経歴だけは立派だが、人としては三流以下の飼い慣らし易い家畜の様なもの。百歩譲っても、誰とでも寝る尻軽女が、自ら進んで人質になりに行った様な印象を、大勢から抱かれても仕方がなかろう。勿論、これからの我国益と国民市民の幸せの為ではなく、あくまで私利私欲と低級名誉の為だけと思って良い。百害ありて一利なしだ。
三題目は、先日指弾された日共の舌禍だ。先日のTV番組で、出演の同党幹部が、現状約5兆円の防衛予算を「人を殺す予算」などと無責任な揶揄を行い、与党は勿論、野党民進党の幹部からも「不適切な言動ではないか」との批判を招いていた。この幹部は批判の集中を受け、発言を撤回はしたが、本来すべき謝罪をしていない。与党を初め、他勢力の不祥事や落度には、悉く「謝罪」を要求しておきながら、自党自勢力の不始末では、容易に行おうとしない。だがこれで「どう言う事か!?」と怒りたくなる心理は分るが、実はこれが日共の実像ではないだろうか。
1922=大正11年の結党以来、日共は「自党は絶対無謬」つまり、絶対に間違いを起こさない政治勢力と称して、ほぼ一世紀を突っ走って来た。特に戦前、官憲の警戒や取締りに一部不適切はあったかもだが、武力革命志向と我国の固有文化 皇統の否定と言う基本路線は放棄されていないのだ。前述の理由で、戦後にあっては、破壊活動防止法に基づく要監視団体に指定されている程で、メディア各社は何故か報道を避けているのもおかしな話だ。伝えない様、何か不当に規制されているのかもだが、少なくとも与党の側ではないだろう。とまれ日共は、その方向性を理性的に批判する勢力がない為、一つ間違えば暴走を始める危険が常にあり、昨今の自衛隊に対する姿勢にもそれが見え隠れしているだろう。つまり「違憲なるも、必要時には利用する場合有り」などとの見解がそれに当たる。
もうすぐ18歳よりの選挙権が、来月の参院選から行使できる様になる。若い世代には、どうかこの様な不興を引き起こす、大人や年寄りとその集団の真似をしない様心がけてもらいたいとの想いも、今の俺には大きくある。そうならない様見分け、見極めができる知性と理性を手に入れる事も、若い内の勉強の大きな所でもあるのだ。
今回画像は、前回のそれに近い、岐阜県瑞浪市内のJR中央線の様子。今頃は、画像の様に田植え後の稲の苗が美しく、上手くすれば水田の水鏡も撮れます。紹介中の渡辺貞夫さんの楽曲、今回は「ファイア・フライ(Fire Fry=「蛍」の意)下記アドから視聴できます。P.S 今月の拙ブログは以上です。