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Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

年度末のお別れ…続き

2010-03-15 00:45:41 | 旅行記

コナサン、ミンバンワ!昨日の当地愛知は、随分久しぶりで快晴に恵まれた。当日は、先日ご紹介した、今月中の完全勇退が予定される名古屋鉄道パノラマカー一族最後の残党、7700型元特急車の惜別走行を追うべく、親族と共に西尾・蒲郡線方面へ参った。同車と海との顔合わせは少なく、曲がりなりにも水のある光景を捉えられた次第。この模様は、5月中旬までの完成を目指す今春の拙写真帖次回作にての公開の他、拙Cafe日記やブログにてもご紹介しようと思う。

さて、鉄道絡みの今月最大の惜別行事と言えば、やはりJR北陸線にての、これも先日勇退の夜行列車、特急「北陸」と急行「能登」の最終便出発の模様だろう。これは、当夜のTV番組にても広く報道されたので、ご存知の向きも多いだろう。

両列車共、旧日本国有鉄道時代の戦後すぐよりほぼ半世紀以上に亘り運転され、首都圏より日本海側への夜のアクセスとして重用されて来た訳だが、特に今世紀に入って、ホテルなど宿の価格破壊の進行、高速道伸長に伴う夜行バスの増殖などに押され、需要低迷した所へ車両の耐用年数到来(ほぼ40年前後)が重なり、今回の退場と相成った様だ。

最終便の指定席及び寝台は、上下各便共発売十数秒で完売。「毎便こんな風ならば」とJRの関係各位を嘆かせたとか。そうであれば、当然後継新車も用意され、存続された事だろう。上り便の出発地の金沢駅にては、毎晩の様に「北陸」「能登」の両列車が並び、出発準備に臨む様子が見られたと言う。特に今月に入ってからの終盤は、夜間撮影を兼ねての惜別訪問者が大変に増え、出発間際のプラット・フォームは大賑わいであった。俺が訪ねたのは先週末だったが、やはりカメラを構えるのも難しい位の盛況で、同じ番線の反対側にいた悪友と行き合い損ねたのは不覚であった。

とまれ、これら列車の一世代前は、当時学生だった俺も、時折乗り込んだ記憶があって懐かしかった。「能登」は今後も臨時便にて残る由だが、旧国鉄の良き雰囲気を残す車両の活躍には終止符が打たれる。永劫の彼方へと向かう、これらの列車にも「有難う。さようなら」を一言・・・。

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年度末のお別れ・・

2010-02-21 09:13:00 | 旅行記

各位お早うございます。昨日と今日、久しぶりで連日晴天に恵まれた当地名古屋だが、こんな時に限って折悪しく風邪をひいてしまい、昨日一日を安静の為棒に振る結果と相成った。東海道新幹線にては、高速化の尖兵「のぞみ号」専用車種500系の降板(今春以降は新大阪以西の山陽新幹線区間にて「こだま号」として存続)、日本海岸を行く夜行列車「北陸」「能登」の運転終了など、線路上でも相当な別れの光景が展開されそうだが、当地にても目立たないそれがある。

当地の大私鉄、名古屋鉄道の名物車だった「パノラマカー」の昨夏の盛大な引退式は、まだ記憶に新しい所だが、今度はそのパノラマカー一党の最後の生き残り「7700型」が引退消滅の時期を迎えたのである。

「7700」の型番が示す様に、この車種は「7000型」(以前は高速性能重視の「7500型」もあった)を名乗ったパノラマカーの兄弟車種。昭和中期の高度成長の頃、名鉄特急が支線にまで進出するのに応じ、最低2両での運転を可能とする為に、パノラマカーの象徴だった展望席を敢えて設けず、他の通勤車種と同じ通路ドアのある半流線型の面相となった。その為我々は「ニセ・パノラマカー」などと揶揄したものだが、それでは名鉄ファンの怒りを買うとかで「セミ・パノラマカー」とか「ネオ・パノラマカー」なる愛称も後年登場する。デビューは1973=昭和48年で、展望式とならない正面以外はパノラマカーと同仕様(同車の自己主張だった音楽警笛=ミュージック・ホーンも完備していた!)なるも、足周りは東海道新幹線や阪急こと京阪神急行と似た、新しい造作となったのが目立つ所だったろうか。

当初は、中間車を擁した4両編成も見られたが、前世期末、平成の世となってからは全て2両編成に短縮され、ワンマン運転機器の追加を受けて、主に愛知中部の三河線を中心に活動した様だ。生涯に亘り、パノラマカーの名脇役的存在だったこの車種にも、遂に経年による終幕の時がやって来た様だ。今日は、土・日様ダイヤにての最終運転日。毎日の通常運転最終日は2/26(金)の終電時点が予定されている由。

想えば、同車は戦前以来のホーロー製行先盤を掲出する最後の車種だった。幼馴染じみの良き光景が、又一つ思い出になると言う事だ。有難う、さよなら「ネオ・パノラマカー」。

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雪の優しさ・・・再

2010-02-07 23:58:39 | 旅行記

コナサン、コンバンワ!2010=平成22年2月も、拙ブログを宜しくお願いします。

今日々中は、昨日に続き岐阜・滋賀県境まで伊吹山の雪姿を撮りに参った。昨日の現地は、強風とも相まって地吹雪状態。名古屋より約70km、JR東海道線の列車にて、たった一時間強の所で、もうこの時期の気候は日本海側のそれに変わる。具体的には名古屋の西郊、大垣を過ぎる辺りより空模様は急に大きく変わるのだ。

そんな訳で、昨日の同県境付近は視界さえまともに開けない状態。この近くを通る東海道新幹線は、徐行運転の影響で相当な遅れを生じ、在来の東海道線が若干の遅れで運転されたのが奇跡の様に思われた。雪晴れとなった今日は、伊吹山も良く臨め、東海道新幹線の列車を絡めての撮影が叶った。

過日も記したが、伊吹山の一斜面は、石材開発と搬出のせいで、山肌が大きく抉られ、夏場などは無残な姿を晒している。ここを通る度に、俺は密かに目を覆っていたのだが、雪のある冬場は違う。採掘箇所を覆い隠してくれ、本来の山の美しさに戻してくれている感を受けるのだ。こう記すと、記録的大雪に見舞われている新潟県の各位より怒られそうだが、言わば「雪の優しさ」を感じる瞬間でもある。

東海道新幹線の俊足特急「のぞみ」の運行を担うJR西日本の勇者、500系車両の東京~新大阪間よりの撤退が、今月末に迫った由。今春以降は、新大阪以西の山陽新幹線専用に変わり、専ら各駅に停まる「こだま」の運用が主になり、編成も短縮される様だ。惜別の念を胸に、東海道区間最後の雄姿を追う愛好者も少なくない。今日も相当数の各位が、伊吹山の雪姿との共演を記録に訪れていたが、やはり「乱開発は良くない」との声が複数聞かれた事を付記しておきたい。

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寝台路線バス 現る?

2009-12-27 22:17:45 | 旅行記

コナサン、ミンバンワ!OCN Cafeの表日記にても綴ったが、2009=平成21年もいよいよ後数日となり、先が見えて来た。クリスマスの宴もだが、忘年会の時期も終わり、後は大掃除などの越年準備を経て、除夜の鐘を迎える事となるのだろうか。

昨日は、東京都内にて拙趣味たる写真仲間の少し遅めの忘年会が行われ、俺も顔を出して来た。昨今の不況の影響もあってか、メンバー全員が集まれる訳ではなく、土曜出勤にて断念した向きもあった模様。各位の話では、給料賞与はどこも伸び悩みか下降気味で、これは公務員関係とて例外ではないらしい。職を得られず、まともに越年さえ叶わない方々も少なくない一方で、曲がりなりにも節目の会合を開け、会食の席につける我々は、まだしも幸せである事を自覚すべきと言う点で全員の見解が一致した次第。

二次会を経て、約一時間の待ち合わせにて帰路名古屋行きの夜行バスに乗った次第だが、最近の内装の充実には目を見張らされるものがある。JRの全国版格安切符「青春18」の時期でもあり、列車夜行の席が確保できればベストだったが、生憎早々に満席となった由で、こちらも人気の夜行バスの席をインター・ネットにて確保した。全国屈指の人気路線なだけに混み合っていたが、通常運賃より1200円高めの「プレミアム・シート」が一席空いていたのでこれを確保。結果的にこの選択は正解だった。

昨夜遅く、東京駅八重洲口にて乗りこんだ大型バスは二階式。上階に三列の独立席が約30、下層に件のプレミアム席が配されるが、この下層席、通常車両は上階と同じ独立席が8席あるが、プレミアム席付きは僅かに3席!この席は、確かに特別なしつらえになっている。

まず座席が大きい。通常の独立席より10cm近く幅広かも知れない。しかも夜行の必需品、リクライニング・シートの傾斜角は150度を優に超え、ほぼ身体が水平のフル・フラットに近い感じで休む事ができる。加えて夜間は、自らの席周りはカーテンにて覆う事ができ、これら装備により、終夜サウナのカプセル部屋に匹敵する広い空間を利用できるのである。「これは、寝台車ではないのか?」と言うのが第一印象であった。浴衣などの夜着がないだけで、その他は鉄道夜行の寝台車と大差ない印象であった。更に、飲料水一本(ペットボトル)のおまけも付き、飲酒にて酔っていた身には有難かった。

第一希望の列車が満席の為の、やむを得ない代替処置ではあったが、終点に着いてみれば大満足。座席よりは寝台に近い居住性は、思ったよりは良く眠れたと思う。東名高速の夜行バスは、今後も利用機会がありそうなので、これからは、空席あればプレミアム席を所望しようと思う。今年の拙ブログは以上です。今年一年間有難うございました。来年も又、宜しくお願い致します。

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「ほくほく線」に想う事

2009-12-13 15:59:53 | 旅行記

コナサン、ミンニチワ!午前晴れ、午後は北日本の冬を想わせる、曇天の日曜であります。

先月末、新潟磐越行の帰途、同県北部を行く鉄道線、北越急行(株)北越本線、通称「ほくほく線」を初めて通った。毎年JR東日本発売の新潟地区フリー券「えちご2DAYパス」の今年度分が、観光行事「新潟デスティネーション・キャンペーン」開催に合わせて有効範囲が拡大され、ほくほく線もフリー線区の対象となった為だ。同時に上越新幹線も、普段は特急料金別途追加でも新潟~長岡間のみ乗れる所、今年度は新潟~越後湯沢間が拡大乗車できるのだ。

「ほくほく線」は1997=平成9年春に初開通。冬場のレジャーなどで有名な越後湯沢より、同線を経て北陸線を金沢まで向かう特急「はくたか」が日に13往復して一部の時間帯を除きほぼ1時間毎に運行され、又快速及び各駅停車の普通列車も、これも一部時間帯以外はほぼ終日、1時間毎に運行される。路線距離は新潟上越市の犀潟より越後湯沢までの約60km。

起終点を除き、途中に踏切がない、又長い直線区間などを生かして最高速は特急160km/H(これが我国在来鉄道の最高速である)、快速以下は110km/Hにて速達化が図られている点は評価できるとされる。

発足以来年に数十億円の収益を挙げ、秀逸な業績を誇る同線にも転機が迫っている様だ。2014=平成26年度中と言われる北陸新幹線の長野~金沢間延伸開通である。これによって、「ほくほく線」の特急「はくたか」はその使命を終え、北越急行(株)の年商は今の1/10に縮小すると言われている。勿論同鉄道もこの事態を傍観している訳ではなく、新幹線の通る新潟上越より東、例えば十日町より首都圏へと向かう旅客の囲い込みを図るなどの施策を考えてはいる模様。ただ、各界より指摘されている様に、北陸新幹線は開通後の旅客需要が疑問視されており、民主党中心の現政権にあっても、そうした指摘が十分に反映されていない所がある様に感じる。

大幅見直しをと言うなら、北陸新幹線もその対象に加えて建設凍結を図り、代わりに現在は全線単線の「ほくほく」線の複線化などを検討してみてはどうか。列車行き違い用設備などを不要にできれば、それだけ速度向上の余地も増す。現状、特急「はくたか」は首都圏と北陸地方を結ぶ旅客需要に十分応えている様に見えるのだが・・・。

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