生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

もう泣かないで

2018-05-14 20:39:07 | 教会
昨日の礼拝ではH先生が詩編8篇よりメッセージをしてくださいました。

あなたの指のわざである天を見、
あなたが整えられた月や星を見ますのに、
人とは、何者なのでしょう。
あなたがこれを心に留められるとは。
人の子とは、何者なのでしょう。
あなたがこれを顧みられるとは。
詩編8編3~4


これは、旧約聖書に出てくるダビデが書いた詩です。
月や星の美しさをほめたたえているのではなく、それを造られた神をほめたたえています。
「人とは何者なのでしょう」というのは、自分の存在が弱くてもろいと気づき、神との隔たりを感じたときの言葉です。

その隔たりを超え、弱くてもろい人間に神の方から近づいてきてくださるのです。
『顧みる』とは、神が関心を持って近づくという意味だそうです。
裸の自分の姿を知る人に神が働きかけるようすがみられます。


わたしはこの詩が大好きです。満天の星を見て、ダビデが詩を書いている姿が見えてくるようです。

人とは何者なのか……なぜ自分が存在しているのか、存在していいものなのか

中学生の頃、考えていました。誰に顧みられず、心を留められず、ひとりぼっちだったわたし。本当はひとりぼっちではなかったのですが、神様の存在に気づかなかったのです。
天の父なる神様がこのわたしを顧みてくださっていることを知ったら、どれほどうれしかったでしょう。

欠点や失敗がどんなにたくさんあっても関係なく、神様は顧みてくださるのです。おそれ多くて近づくこともできないでいると、神様の方から近づいてきてくださるのです。
いま、神様に顧みられているわたしは、幸せです。人生も終盤になってきましたが、「何も成し得ななかった」と心を痛めたり、後悔したりする必要はないのです。

失意の中におられる友よ、
信仰が失われてしまったかもしれないと思う時でも、神様はぎゅっと手をつかんで離しません。

友よ、いま神様が顧みてくださっています。いま神様が、あふれる愛で満たしてくださっています。だからもう泣かないで……。
友のために祈りつつ。



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