生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

37年たっても

2013-11-15 20:29:09 | 日記
神戸の保育科の短大に通っていたわたしは、人形劇部に入っていました。同期のメンバーは11人。人形劇部の名前から「ロッチ」と呼んでいます。

そのうち9人が関西(西宮、神戸、姫路、相生など)在住で、わたしを含めたふたりが関東です。
卒業してしばらくは定期的に集まっていたのですが、最近は関西のメンバーだけでも集まることが少なくなったそうです。数年前、わたしが久しぶりに神戸へ行ったときは、都合をつけて7人のメンバーが集まってくれました。

「ロッチ」のメンバーのひとり、S子から久しぶりに携帯メールが届きました。メンバーのTちゃんが盲腸炎で入院、Nちゃんのご主人が入院中であることが伝えられました。そして、それぞれ近況を教えてくださいというメールに、ほとんどの人が一斉メールで返事をしたので携帯は鳴りっぱなしになりました。
わたしのガラケーは一度に5人までしか送れません。型が古いのでしょうか……。

久しぶりにロッチの仲間とメールのやり取りをした翌日、Nちゃんのご主人が亡くなられたというメールが届きました。そんなに悪かったの? と驚き、お子さんがいないNちゃんのことを思うと悲しみでいっぱいになりました。

葬儀は姫路だというので、関西のメンバーはお通夜に出る人、葬儀に出る人、出られないけれど香典を預ける人を確認し、香典の額、電車の時間と待ち合わせ場所をあっという間に決めていました。Nちゃんのことを少しでも慰めたいと思って、忙しい中都合をつけてお通夜や葬儀に出ようとしている仲間たちの思いやりの心に胸があつくなりました。

Oちゃんからのメールには、「いつもながらロッチのチームワークの良さと熱い思いに感心しました。」とありました。
卒業して37年にもなるのに……。たまにしか会っていないのに、学生時代の友達っていいなあ……。

Nちゃんのご主人が亡くなられる前の日にS子からメールが届いたことで、A子が「S子がたまたまロッチメンバーにメールをくれたことに不思議な導きを感じます」というメールを送ってきたことに驚きました。(A子はクリスチャンではありません。)

本当に不思議な導きです。

葬儀に行けなかったわたしは、あとでNちゃんに手紙を書くことにしました。Nちゃんに慰めがありますように。



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