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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

心の宝を携えて

2012-10-28 20:31:08 | 日記
義母は一昨日帰って行きました。義母と共に過ごした1週間は、楽しいときでした。

義母はいつも自分のことより他の人のことを考えて気遣ってくれるので、一緒にいると嬉しいなと感じられる温かい人です。

つくば山温泉へ行く日はあいにく天気が悪く、天気予報では雷、豪雨、竜巻の恐れがあるとくり返し言っているので、だんだん不安になってきました。

つくばで竜巻が発生したのは、この春のことです。車でも倒されてしまう程の竜巻に出会ったら、大変なことになります。豪雨も怖いです。つくば山温泉は山の中にあるので、曲がりくねった山道を走るのです。強い雨が降るとスリップして危険です。

午前中は雨が降っていなかったのですが、チエックインが3時以降なのであまり早く出かけても行く所もありません。つくば山温泉までは車で50分ほどです。
予定通り午後2時に出発することにしました。小雨でしたが風は弱く、なんとか大丈夫そうです。

旅館の近くまできて、カーナビの案内通りに走って行ったら、細い路地に入り込んでしまいました。そこには旅館はなく、戻るのが大変でした。でも、雨はずっと小雨のままで、無事着いてほっとしました。

義母は温泉につかって、孫に背中を流してもらって喜んでいました。

翌日は、秋晴れの良い天気。筑波山のロープウェイは去年乗ったので、今年はフラワーパークの方へ行きました。







秋バラとダリア祭りをやっていて、何十種類もの花が植えられていました。その美しさにみとれました。神様はわたしたちを楽しませるためにこのような花々を造って下さったのだなあと感謝しました。

義母は歩くのが大変なので、車椅子を借りようかと尋ねると、「車椅子に乗るほどの年寄りではない」と言って拒みました。シルバーカーを持ってきていたので、それを押しながら休み休みゆっくり歩いてまわることができました。

「こんなおばあさんの使うようなものを使いたくないんだけど……」と言いながらシルバーカーを押す義母でした。

でも、わかるような気がします。歳を重ねて老人になっても、心の中まで老いてしまう必要はありません。
大人になっても子どもの心を持っている人は、80歳になっても心は若いままでいるような気がします。
ふと、心の年が外見に現れたらおもしろいなと思いました。

「来年も行きましょうね」と言った時、ふと、2年後、3年後……5年後も行けるのかなと思いました。5年後、義母は90歳です。
寂しいと思いました。素晴らしい時があっても、時はとどまることなく流れていくからです。

いえ、それでいいのです。素晴らしいと思える瞬間を心の宝としてたくさん蓄えておきましょう。やがてわたしも年をとって天国に行くときが来るでしょう。そのときはたくさんの宝を携えて行きたいです。


インターネットが一日半つながりませんでした。その間に大事なメールがきているのではないかと心配になりました。つながるのが当たり前と思っていたので、つながらないとこんなにも落ち着かなくなるものか…と自分ながらに驚いています。(娘に言うと、ネット中毒になっているからだと言われてしまいました)なんとか回復したのでほっとしました。



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