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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

予期せぬ出来事

2012-10-18 12:56:41 | 日記
一週間に一度は実家に電話していますが、先日夜、実家に電話をかけるといつになく母の声が沈んでいました。「何かあったの?」 と聞くと、左腕を骨折したとのこと。それも3日も前にです。

ころんでしりもちをつきそうになったので、思わず左手をついたら、みるみるうちに腫れてきたそうです。すぐに病院へ行ってレントゲンを撮ると骨折していて、全治一か月と言われたそうです。ギブスをつけて、手をつっているので不自由だけど、足じゃないので歩けるから大丈夫と言います。
実家から車で30分のところに住んでいる妹は海外出張中です。翌日実家に向かいました。


83歳になる母は、想像していたよりずっと元気だったのでほっとしました。
「わたしって偉いのよ。手が腫れてきたとき、とっさに指輪をはずしたの。もしはずさないでいたら、大変なことになっていたわ」
と言います。ギブスをしている手を見ると、どの指も腫れて紫色になっています。

「うん、偉かったね。わたしだったら動転してそこまで気がまわらなかったかも……。それでも痛かったでしょう」
と言うと、最初の2,3日は痛んで眠れなかったそうです。
どうしてすぐ知らせてくれなかったのかと思いましたが……。以前足を捻挫した時は治ってから知らせてくれたのでした。

痛みが治まると買い物に出かけたり、簡単なおかずを作ったりしていたそうで、わたしが行くと大根の煮つけを食べさせてくれました。
「どうやって大根の皮をむいたの?」驚いて尋ねると、
「まな板に載せて輪切りにしてからまわりをトントンと切るようにして皮をむいたの」
と答えました。
「不自由になると、いろんな工夫して何とかやっていけるものよ」
茶筒を開けるのに足で押さえたとか、雑巾絞りはできないので、古布を濡らしてまとめて脱水機に入れ、雑巾として使ったとか。
せんべいの袋を器用に口でくわえて開けているのを見て、たくましいなあと思いました。

近所の方や友達が買い物をしたり、お弁当を持ってきたりしてくれたそうです。
洗髪と入浴は友達に頼めないから、お願いねと言われ、手伝ってきました。
それからロールキャベツをたくさん作って、数回分に分け冷凍しました。

夜は母と一緒にいいことを数え上げました。

夏の暑い時期じゃなくてよかった。
足や腰の骨折じゃなくてよかった。
複雑骨折じゃなくてよかった。
利き手じゃなくてよかった。
もうすぐY子(妹)が海外から帰ってくる時期でよかった。

どんなときでも神様が一緒にいてくださることを話して、祈りました。

明日は家庭集会。そして夕方から義母が来て1週間共に過ごします。


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