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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

心に余裕がなくならないように

2012-01-13 22:16:40 | 聖書から
昨日は我が家での家庭集会でした。6人の方が来て下さいました。
今回は十字架上の二人の犯罪人について学びました。


イエス様が十字架につけられたとき、イエス様の左右に同じように十字架につけられた犯罪人がいました。
このふたりは、十字架刑に処せられるほどですから、ローマ帝国に対してよほど悪いことをした極悪人だったようです。

十字架にかけられた犯罪人の一人はイエスに悪口を言い、
「あなたはキリストではないか。自分と私たちを救え」と言いました。
自分が最後に近づいているなかで、同じ苦しみの中にある人に悪口を言い続ける人についてどう思いますか?と質問がありました。


あまりにもひどい苦しみを受けると、誰かを攻撃したくなり、この人は隣にいたイエス様を攻撃したのだと思います。

この人は自分のしたことの罪の大きさがわかっていなかったのかもしれません。だから、この苦しみは理不尽な苦しみだと思って怒りが湧いてきたのでしょう。

かつてわたしも苦しいことがあると、どうしてこんな目にあわなくてはならないの?と怒りを抱いていました。人間の本来の姿のように思います。


一方、もうひとりの犯罪人は(最初は一緒に悪口を言っていたのですが)彼をたしなめます。
「われわれは、自分のしたことの報いを受けているのだからあたりまえだ。だがこの方は、悪い事は何もしなかったのだ。(ルカ23:41)」と言います。

どうしてこの人はこのように心が変化したのでしょう……。

イエス様が十字架にかかっている様子を見てイエス様が本当に神の子であるとわかったのだと思います。


十字架につけた人たちに対して、イエス様は十字架上で言われました。
「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」

このようなことを言える人がいるでしょうか。もう一人の犯罪人は、この言葉を聞いて心動かされたのだと思います。


ののしり続けた犯罪人は、自分のことしか頭になく、命を助けてほしいとばかり考えていました。イエス様の言動を心に留める余裕がなかったのでしょう。でも、この犯罪人は、心に余裕があって、イエス様を見つめていました。だから、イエス様が神の子だとわかり、

「イエスさま。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出して下さい。」
と言いました。イエス様は即答えます。
「あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます。」



この犯罪人は、肉体的にはひどく苦しかったことでしょうが、心は喜び踊ったのではないでしょうか。
どんなに大きな罪を犯した人でも、イエス様を信じるだけでその罪すべてが赦され、天国へいくことができるのです。
そのためにイエス様は十字架にかかって下さったのですから。

自分のことばかりにとらわれて、心に余裕がなくならないように祈りました。



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