生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

恵方巻き

2010-02-04 13:12:23 | 日記

お正月、実家へ行くときの電車でおもしろい会話が聞こえてきました。
「初詣に行ったら、境内でころんで救急車で運ばれた人を見たよ。あの神社はご利益(りやく)がないね」
「そうか。じゃあ、あの神社にお参りするのはやめよう」
本気で話していのを聞いて、わたしはくすっと笑ってしまいました。
神社に行くと、ほとんどの人が無病息災、家内安全、商売繁盛などを祈りますね。自分と家族の幸せを願ってのことでしょう。

昨日は節分でした。西南西を向いて恵方巻きを食べると福がくるそうですね。のり巻き一本を切らずに黙って食べなければいけないそうですね。

昨日は恵方巻きを知人からいただいたので、わたしは切って食べました。食べきれなかったからです。また、西南西を向かずしゃべりながら食べました。豆まきはいつものようにしませんでした。

キリストを信じる前のわたしだったら、そんなことは縁起が悪いと思ってできなかったでしょう。豆まきも、しないと大変なことになると、必死に豆をまいていました。

キリストを信じる前は、バチをあてる恐ろしい神様にじっと見られているような気がしていつもビクビクし、漠然とした不安を抱いていました。

クリスチャンは、聖書に示された神様を信じていますが、聖書の神様はバチをあてるようなお方ではありません。苦難や病気は罰として与えられているのではないのです。

また、キリスト教はご利益宗教ではありません。信仰すれば、入試に合格し、病気が治り、お金が儲かるというものではありません。

それでは、キリストを信じても、何のいいこともないとがっかりされる方がいるかもしれません。

キリストを信じたら、苦難がなくなるわけでも、病気が治るわけでもありませんが、どんな苦難や病が訪れても対処できるようになるのです。漠然とした不安がなくなり、喜び、感謝、平安が与えられるのです。こんなすばらしいことはないとわたしは思っています。


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