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高齢者虐待353件 「息子から」4割 宮城県調査!

2009-10-22 12:04:01 | 宮古地域協議会・NPO法人って何?
CSステージ2セは中日、パ日ハムが先勝

「高齢者虐待353件 「息子から」4割 宮城県調査」
 宮城県が実施した家庭での高齢者虐待調査(2008年度)によると、自治体に寄せられた相談・通報は前年度を3割上回ったほか、虐待と認定されたケースも2割増えた。
 相談・通報件数は前年度に比べ182件多い705件。通報者は介護支援専門員や事業所職員が半分を占めた。

 市町村が事実確認した689件のうち、虐待を受けたと認定したのは353件(前年度288件)。虐待が認められなかったのは78件。258件は判別できなかった。

 虐待の種類は「身体的な暴力」が62.6%、「暴言を吐くなどの心理的虐待」が40.2%、「介護放棄」が27.8%。
 被害者の内訳は女性が76.5%、男性が23.5%だった。年代別では80代が40.8%、70代が40%。要介護認定者が6割を占めた。

 加害者の続柄は息子が40.5%で最も多く、夫14.7%、息子の配偶者12.7%と続いた。
 県は、認定した虐待のうち137件については、介護保険サービスの利用や一時入院を通じ、被害者と虐待者を引き離す措置を取った。それ以外は家族に指導や助言を行った。 (2009年10月06日 全国紙)

各都道府県から「家庭での高齢者虐待調査」の結果が公表されている。
勇気のいる事であるが、早期解決のために隠蔽せず情報公表することは大切である。地域住民、皆で解決しょうとする意欲の表れと受け止めたい。
しかし、「高齢者虐待」の有効な解決の道具の1つと言われる「成年後見制度」の利用へ繋がらないのはどうしてなのか?
私なりの現状を考えてみた
①家族が「虐待」をしているという認識、自覚が持てない情況がある。
②公的機関等から「虐待」と指摘されて気づいて解決する。
③福祉・介護の関係者が対応を検討して間に悪化して事件になる。
④家族、親戚、近隣の住民などの支援で改善される。
⑤皆で経過を「見守り」している。
⑥成年後見制度=家裁へ申立て等など全体の理解が弱く、手続きが面倒、お金がかかるという負担感が強い。
⑦家庭に第三者が介入する事への抵抗感がある。
⑧近隣や世間との付き合いを持たず、暮らしている。表面化しない。
⑩世間体や見栄、周囲の状況を気にする頃向が強い。
等などがあり、簡単には「成年後見制度」に結びつくような事にはならないのかな。と残念に思っています。
一方では、成年後見人の担い手も少なく、奮闘していますが思ったようには進展しない情況です。
高齢者虐待の防止に向けて、関係者の方々になおいっそうのご努力をお願いします。
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