「行き場なく…認知症の長期入院急増 実態把握、後手に(2/2ページ)」
日本の人口千人あたり精神科ベッド数は2.8と、イタリアの0.2、米国の0.3などと比べ先進諸国の中でも際だって高い。ケアハウスやグループホームなどの受け皿を増やし、患者が地域で暮らせるようにするのが急務だが、先進的とされる東京都でも11年度末までの地域移行目標2500人に対し、08、09年度の実績は計686人にとどまる。
検討会のメンバー、全国自治体病院協議会の中島豊爾副会長は「このままでは将来、相当数の高齢者が精神科のベッドで亡くなることになる。文明国として恥だ」と危機意識を募らせる。(2009年9月26日 毎日新聞)
とりわけ、認知症の重い方、知的障害の重い方、帰る拠り所のない方々・・・。
どうすればいいのか?どこを最後の住まいとするのか?どんな手立てが必要なのか?大変深刻な問題であるのだ。
どなたもあまりメッセージを送らないが、上記の投稿記事は身に詰まる思いがする内容だった。
実はこうした1つ1つに解決へのヒントがあるのかも知れない。
我関せず人ごとのように考えたり関わりたくない・・・といった発想があるうちは解決への糸口がみえない。
国民全体で協力し、連帯して支える方向へすすまないと良いアイデアも生まれない気がする。政権交代を機に、物から「人」を大切にする社会へ変革していただきたい。微力ながら頑張りたい。
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