Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

水戸ちゃんさんの快進撃は続く

2018-03-20 00:09:19 | トリニータ
正直に告白すると、今の水戸ちゃんさんの快進撃には好感を持っていて、心の中では「いいぞ、もっとやれ!」って思ってます。明後日の対戦を抜きにすれば。


今日のエルゴラは最終面から3ページぶち抜きで全部水戸ちゃんさんの記事ですよ。水戸ちゃんさんハンパない、そんなん出来ひんやん普通。絶対にみんな深層心理では水戸ちゃんさんのこと応援してるんだよ。どんな時でも慎ましく、じっとJ2の座を守り抜くことかれこれ19年目。これ多分全Jクラブの中で最長だよ。うちみたいにいい時はJ1行くけど、ダメな時はJ3まで落ちちゃうみたいなそんな突飛なことはしない。品行方正なクラブ。それが水戸ちゃんさんだ。


まあ、最悪のタイミングでの対戦だよね。想像するにいま水戸ちゃんさんの周囲は最高にいい雰囲気だと思うよ。開幕前から感覚的には「オレたちはいいサッカーが出来てる」という思いはあったと思うけど、その思いを裏付けするように結果がついてきて、まだ4節とはいえ全勝の山口を叩いて満を持して首位浮上。今まであまり成績面で浮上することのなかったクラブだけに、当事者たちの充実感たるや推して知るべし。


このブログでも書いたけど、開幕3週間前にいばらきサッカーフェスティバルで鹿島と対戦した試合を現地で観た。結果的には3−4という撃ち合いで負けたものの、内容は鹿島を上回るものだった。それも去年までの2トップ頼みのようなサッカーではなく、鹿島相手に試合をコントロールしながら、しっかりと崩した素晴らしいゴールばかり。全く関係ない自分がなぜか同じJ2クラブのサポーターであるというだけで、鹿島のサポーターだらけのスタンドで、「どうだ、見たか!」と叫びたくなってしまうくらいにいいサッカーをしていた。だから今のこの成績は決してフロックではないと思うし、納得の首位浮上だと思うわけだ。


じゃあ、なぜ水戸ちゃんさんが強くなったのか?

・外国人が当たった。
・借りてきた若者が掘り出しものだった。
・長谷部茂利名将説。

と、色々と考えられると思うんだけど、どれも正解だと思うんだよね。でもその中でも一番説得力があったのは、先週金曜日のエルゴラに載ってた今年2月にオープンした水戸ちゃんさんのトレーニング施設についてのコラムだ。簡単に言うと、選手たちが体のケアが出来る施設があること、選手たちが試合の映像を観られる施設があることの2つ。強化部長から厳しく言われてその2つで約束事を実行した伊藤涼太郎が2週間ほどでコンディションを爆上げしたというものだ。結果を出し始めたクラブの番記者さんが書くこんな記事には納得しないわけにはいかない。実際にどんな施設か見たことはないけど、水戸ちゃんさんの強化に一役買ってることは間違いない。


それともう一つ個人的な思い。ここ数年大学サッカーをしっかりと観るようになって、一番最初に注目したのは、現在川崎所属の長谷川竜也(順天堂大学)で、その次に注目したのが今年水戸に加入した平野佑一(国士舘大学)だった。その平野は前節山口戦でデビューして早速プロ初ゴールを決めた。相手ゴール前で一人集中を切らさずに相手の不用意なパスをかっさらって決めたシュートだった。大学時代に何試合も観て注目してた選手だけにやっぱりちょっと嬉しかった。


2年の時の平野。


4年の時の平野。名門国士舘大学の主将。

今は2列目をやってるようだけど、適性はアンカーだと思うし、中盤の底からでもどんどん得点を狙いにいく貪欲さもいい。もっともっと大成してほしいと思ってる。



水曜日は今季初めての連戦だし、運動量が生命線の水戸ちゃんさんのサッカーがどうなるかは分からない。我らが片野坂さんにもしっかりと迎撃してほしいと思う。本当にただ単純に試合が楽しみ。

そして誤解を恐れずに言ってしまうと、「水戸ちゃんさんのようなクラブに強くなってほしい」と素直に思ってる。
コメント
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