Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

采配ミスで勝ち点ロスト(2節山形戦)

2018-03-04 18:02:37 | マッチレポート18’
相手DFのミスで何とか勝ち点1を確保出来たものの、実質負けに等しい試合。ホーム激弱体質の改善は微塵も感じられなかった試合。オフシーズンは何をやっていたのかと言いたい。


片野坂さんの采配ミスの一つ目は言わずもがなのフォーメーション変更。お互いの開幕戦の内容と結果を見て、手を入れる必要があったのか。選手交代をせずにフォーメーションを元に戻せるのなら、そもそも3バックスタートで何か問題があったのだろうか。怜さんが不慣れな中央寄りのポジションでボールをもらい、いつもは受けない類いの寄せられ方からあっさりボールロストしてPK献上。全くやらなくていい先制点をあっさりと与えてしまった。少しは辛抱したものの、結局はフォーメーションを元に戻して連携がスムーズになった。片野坂さんも色々と考えたんだろうけど、シンプルに考えればやらなくていい策をチームに施して失敗した。


2つ目は選手選考。今日は暑かったこともあったとは思うけど、90分戦い切れない選手をスタメンに多く使い過ぎ。ホームで勝ちにいかなきゃいけない局面で伊佐を使えない状況に陥るとか、愚策にも程がある。ラスト20分ほとんど試合に絡めなかった藤本を伊佐に代えられてたらどれだけ攻勢に転じられたのかは言うまでもない。そもそも伊佐はその決定力の高さからジョーカー的に使いたくて戦略的にスタートはベンチに置いているだけで、本来であればスタメンで出るべき選手だ。それがカードの使い方を間違えて最後に使えないような初歩的なミスを犯していては勝ち点を落として当たり前だ。


動く必要のない局面で動いて失敗するのは、去年のホーム岐阜戦での失敗に共通する。怜さんの同点ゴールが決まった時の表情を見れば、自らのミスを悔いてるのは間違いないと思うので、この失敗はしっかりと次に活かしてほしい。


不甲斐ない試合は監督の責任だけではない。片野坂さんの2つ目のミスについては選手にも問題がある。藤本、宮阪、丸谷は前節も今節もいい時間帯と悪い時間帯の出来の差が激し過ぎる。栃木戦の時は攻勢に転じた栃木に押し込まれて良さが消えたと思ってたけど、その原因がガス欠だとするとちょっと話は違ってくる。少なくとも藤本に関しては90分パフォーマンスを継続するのが無理なのであれば、しばらくはベンチスタートの方がいいと思う。


試合後のインタビューでごっちゃんが「前から早めに来られて・・」というのをうまくいかなかった理由として挙げたけど、我々がやろうとしてるサッカーに対して相手がそういう対策を立ててくるのは何も今に始まったことじゃないし、それに対応した試合は去年もいくつもあったはず。それよりは自らミラーゲーム的にガッチリとマッチアップする試合を仕掛けにいったにも関わらず、全くボランチにボールを入れられず、ピッチ上を「U字形」にしかボールが動かなくさせてしまったことの方に問題があると思う。去年4バックを採用した代表的な試合は岐阜戦だったと思うけど、岐阜のように特徴的な戦術を採用してくるチームに対しては対策としてはまだ分かるんだけど、「The Standard」とも言えるような戦い方をしてくる山形相手にどうして動いたかな。繰り返しになるけど、自ら勝ち点落としに行っちゃった感が強くてもったいない。本当にもったいない。


栃木戦で本当に良かったさんぺーがベンチ入りしていない理由は分からないけど、対応力の高いさんぺーが不在だったこともこの試合の出来を左右したことは間違いない。もうフル稼働出来ないことは織り込み済みとはいえ、いきなりのケガでないことを祈りたい。それと大分だけではなかったけど、とにかくミスが多かった。また今年もアウェイでいい思いをして、ホームは低画質なDAZNと低クオリティな中継チームにイライラさせられるのかと思うとこぼれたため息は1回じゃなかったよね。

成尾「後藤選手はスペインのプレミアリーグの試合を観て研究してるそうです。」

増田「すごいですね。意識が高いですね。」

さすがに試合中に公共の電波を通してこんなやり取りをされるとリモコン投げつけたくなる気持ちを抑えるので一杯です。勘弁してください。


まあ、昨シーズンの2節終了時点よりも勝ち点積んだし、上位に行くだろうと思われたクラブも順調に勝ち点落としてるし、まだまだここからだよ。アウェイで全勝すればいいんだよ、全勝すれば。簡単なことだ。
コメント
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