Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

仕切り直せるか

2012-07-21 01:02:33 | トリニータ
岐阜戦プレビューです。

正直に言って今週はプレビューとか要らないかなと思ってましたけど、一応岐阜の前節もチェックしたので、少しだけ書きたいと思います。

とりあえず岐阜はけっこうやります。3月の対戦時のイメージで臨んだら痛い目にあうのは間違いない。前節の富山戦ではチームとしてしっかりとビルドアップしようという姿勢が感じられた。ただまだミスが非常に多いので、前線からのプレッシングはきっちりといきたい。富山も前半に岐阜のビルドアップを2回ほど引っかけてビッグチャンスを作っていて、そこで決めてれば、十分に前半で試合を終わらせられてた。この試合はお互いにゴラッソを繰り出し合って2-2で終わったんだけど、最後は完全に岐阜ペース。ラスト15分でチーム全体がガス欠を起こした富山に対して、岐阜はほとんどの選手が走り切った。3節前のホームゲームで富山相手に最後まで押しきれなかった大分としては試合終盤をリードした状態で迎えられなかったら、かなりの確率で勝ち点を落とすと思っておいた方がいい。湘南がいいお手本を見せてくれたよね。試合の入り方に注目。

要注意選手は染矢選手と服部選手。

染矢選手は2011シーズンの開幕戦でマツケンをチンチンにしたあのサイドアタッカー。しばらく活躍の声を聞いてなかったけど、富山戦を観る限り絶好調とみる。仕掛ける姿勢を全面に打ち出してくるあのプレースタイルは間違いなくDFからしたら嫌なタイプ。それも90分間を通してプレーの質が落ちることがない。試合終盤にも前半と同じようなキレで勝負してくるのは正直恐い。1対1の局面を出来る限り作らせないことがポイントだと思う。

それから服部選手。スカパーの解説の人も感心しきりだったけど、服部選手にはちょっと感動すら覚えるね。3月の時点ではチームの完成度の低さの中に埋没してる感じだったけど、現在はボールを大事にしようとするチーム戦術の中でしっかりと存在感を示している。で、この人も90分間走り抜く。もう38歳にもなる日本代表経験者が試合終盤に鬼のような形相で帰陣してる姿を見て、心揺さぶられた。岐阜のCKのキッカーは完全分業制で左足がインスイングになるサイドしか服部選手は蹴らないけど、これが恐るべき精度で飛んでくる。まぁ、うちの伝説さんには及ばないけど。終盤に足が止まってしまうと服部選手のシンプルな散らしに染矢選手や樋口選手がバンバン走り込んでくるので、運動量で負けることだけは避けたい。

ちょっとネガティブな話ばかり書きましたが、もちろん穴は十分にあると思います。上記の通り、まだビルドアップは粗さを残してるので、相手のミスに乗じたショートカウンターのチャンスは必ず来る。そのチャンスで岐阜の息の根を止められなかった富山は最後は何とか勝ち点1を拾う形となった。そこで決めきれるかどうか。繰り返すけど、勝負は前半。それと3月の対戦時は鳥人さんのヘッド2発で快勝したわけだけど、相変わらずセットプレーのディフェンスに難がありそうなところを見せていた。さんぺーも帰ってくることだし、ここは大きなチャンスになると思われる。

なぜ今週はプレビューは要らないかなと思ったかというと、この試合は究極の精神論が求められる試合だと思うから。前節のマッチレポートにも書いたけど、この試合をモノにすることがいかに大事なことかというのは自分たちが一番よく分かってる。だからそこに相手の研究とかは要らないかなと思ったわけですよ。ただ少し冷静になることも大事だし、いつも通り書きました。

あとはピッチコンディションが少しでも改善されてることを祈る。岐阜戦が終われば梅雨も明けるし、時間も3週間とれる。何とか今節いい状態になっていないかなと願ってやまない。
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