Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

「恩」ならとっくに返してもらってる

2012-11-16 22:05:46 | トリニータ
J1昇格プレーオフ準決勝・京都戦プレビューです。

いやー、それにしても今週1週間は例の煽りVにお世話になりっぱなしだったわ。疲れた時にこれ観るとレッドブル飲むより何倍も効果あったわ。これ作った人間違いなくプロレス好きだよ。完全にテイストがプロレスだもんね。

さて今季3度目の京都との対戦。前節の京都-甲府と、33節の大分-京都を観直した。甲府戦はスコアレスドローだったけど、内容は面白かった。それにしても京都って本当にスマート(半分褒め言葉、半分皮肉)だよね。甲府との試合の最終盤、1点取ればJ1昇格なのに、そんな大詰めなのに、頑なにスマートなサッカーをやってるよね。良くも悪くもブレないってことなんだろうけど。ゴールを決めて勝たなきゃならない試合で、ゴール前をガッチリ固めるのが得意なチームと当たるよりもずっと良かったよね。

ポイントになるのはやっぱり勝たなきゃならないってことになるんだろうけど、城福さんも美濃部さんも京都のメンタル面でのディスアドバンテージを考えれば、レギュレーション面のアドバンテージはないに等しいと口を揃える。甲府戦は最終節だったために試合後に京都はセレモニーをやってた。素晴らしい雰囲気だったうちの最終戦セレモニーとは天と地ほどの差があった。社長の挨拶時は拍手もなければ、ヤジもない、完全にお通夜状態。メンタル面だけでなく、クラブの団結力でもうちが上。今季2戦2勝の相性も考えれば、絶対に勝てる相手だ。怯む必要なんてどこにもない。自分たちのサッカーを3位クラブ様にご披露してやるだけ。

エルゴラの予想スタメンでは若狭のところに土岐田。GKは一応タンタンで、カッコして圭介になってた。右CBもGKも田坂さんは迷うよね。どっち出したっていい仕事するだろうし。

京都は33節対戦時はバヤリッツァ選手と染谷選手が出場停止だったので、そこが変わってくるでしょう。こちらはキジ、永芳、それからジョンハンのサイド先発あたりが手合わせという観点からして初というとこかな。試合展開は誰が予想しても、同じようなものになるだろうからあえて書かないけど、1点の重みが通常のリーグ戦の比じゃないからね。固くなっても仕方ないと思う。早々に完売したニッパツとは対照的に西京極は伸び悩んでるらしい。こういうとこにも昇格慣れ(完全に皮肉)なさってるクラブの苦悩が見え隠れしますな。大分からも多くの人たちが駆けつけてくれると思うし、選手たちが思い切ってやれる雰囲気を作り出してあげたいと思う。先取点さえ取れれば、立場は完全に入れ替わるわけだし。

例の煽りVには「恩返し」という言葉が出てくる。田坂さんや選手たちからも今季はよく聞かれた言葉だ。でもね、オレはもう「恩返し」はとっくにしてくれてると思ってる。今年のシーズンをこれだけエキサイティングにしてくれて、さらには他の18クラブが体感することの出来ない舞台に一緒に立たせてくれた。もうこれだけで十分に「恩返し」はしてもらったよ。だからラスト2試合はもう伸び伸びとやってほしい。支援活動が糧になってくれるのならそれは最高にサポーター冥利につきるけど、決して重荷にだけは感じてほしくない。あの借金は今の監督や選手たちが背負う十字架では決してないからね。行政やスポンサーの支援を受けてというのが前提にあるけど、今季、選手もスタッフもフロントもサポーターも本当にがんばった。最後は誰のためでもなく、みんな自分のためにがんばればいいと思う。それが一つになった時に「不撓不屈の三位一体」は完結すると思う。

さあ、みんなで行きましょう。いざ因縁の地・西京極へ。
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