Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

また一つ素晴らしいスタジアムの誕生

2015-04-26 23:36:25 | トリニータ
善光寺御開帳と南長野の新スタジアムのセットで長野に遠征してきた。


個人的には仏像が観られればいいので、それ以外にはあまり興味がないから、何で善光寺の開帳だけこんなに人が集まるのか理解出来ない。内陣で並ぶこと約20分。単眼鏡をフルに活用してギリギリ見えるくらいのお前立。ご朱印もらうのにまた20分。


もはやテーマパークの様相。ちなみにこの列に並ぶ人たちが触りたい柱は、この写真の一番奥に写ってる山門のさらに奥にあって、午前10時頃で100分待ちと言ってました。

ま、7年後も14年後ももういいかな。



そして行ってきました新・南長野。もうこのアプローチの時点でテンションがはね上がった。長野県には既にアルウィンという素晴らしいスタジアムがあるにも関わらず、またこんな素晴らしいスタジアムが完成。長野県民がホントに羨ましい。




印象からすると、ユアスタ、フクアリ、ベアスタのいいとこ取りみたいなスタジアム。確かにコンパクトで国際Aマッチは出来ないかもしれない。でも普段の使用だけを考えれば、このサイズで十分。むしろ臨場感が損なわれないから、これくらいの方が好きだ。こういうスタジアムが日本全国にどんどん出来てほしいと心の底から願う。


ちなみにサイドラインからスタンドまで少し距離をとってるのは、スタンドと屋根をピッチ側に寄せ過ぎると芝に日ざしが当たらずに、ピッチ状態が悪くなってしまうかららしい。これも素晴らしい配慮。


このテラス席はサッカー観戦が初めての人にいいんじゃないかな。真っ正面で試合の迫力、真横でサポーターの迫力が感じられていいと思う。何よりピクニック気分で楽しめそう。


試合も純粋に楽しみだった。J2では金沢旋風が吹き荒れてるけど、J3でも参入初年度のレノファ山口が開幕5連勝。昇格候補の長野との直接対決が盛り上がらないはずがない。


レノファの試合を観るのは、2010年の地域決勝の相模原戦以来。前半しか観られなかったけど、あの試合の衝撃は未だに忘れられない。チームのスタイルは徹底したポゼッションスタイル。全部のチームを見たわけじゃないけど、J3であの徹底ぶりは少し異質なんじゃないだろうか。相手選手の間で受けたりパスを一人飛ばしたり、面白い攻撃もたくさんあった。先制された後にすぐに取り返したあたりはさすが連勝してるチームだなと感じた。


ただ今日の試合に関しては長野の試合の進め方が一枚上手だった。ここで負けるとちょっと差がつき過ぎる長野はかなり気合いも入ってた。サポーターの盛り上がりも含めて長野の試合だった。屋根に反響して迫力出るし、バックスタンドのお客さんもかなり応援に参加してた。


勝又さんには感動すら覚える。キックオフ直後のハイボールの競り合いで土井が勝つと、2回目には早速土井を信じて裏に走って狙い通りに先制点を奪う。山口はパスを繋いで何度もリズム作りを試みるけど、その度に勝又の右サイドへの単騎突破でズルズル引かされて流れを断ち切られてしまう。決して抜群にうまい選手ではないけど、数値化出来ないチームへの貢献度合いではJ3でも屈指の選手じゃないだろうか。


長野は左右両側に高性能の長距離スローイン砲を備えていて、ちょっと緑色のお隣さんっぽい試合運びだったけど、かなり脅威になってた。特に左の松原のロングスローは距離、スピードともに一見の価値がある。


現在J3得点王の岸田和人も今日は長野DF陣に何もさせてもらえなかった。


都並jrがなかなか良かった。セットプレーからの得点もそうだけど、後半開始すぐのカットインからバーを叩いたシュートは決まっていればゴラッソだった。


ホントにいいスタジアムだった。次は大阪だな。計画段階だけど、広島も山形もがんばってほしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする