Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

ようやく噛み合った歯車(5節岐阜戦)

2015-04-02 01:13:15 | マッチレポート15’
兵働の一撃だけでもチケット代を払う価値があった試合。アレを生で目撃出来た人たちホントに羨ましい。


やっと一つ勝てた。まずは泥沼から抜け出した。ここからだよ、ここから。苦しんだ分、突き抜けようぜ。


6ゴールのうち5ゴールがセットプレーからだからうまく行き過ぎた感があるけど、振り返ってそのセットプレーを獲得したプレーを見てみると、いかに今日のトリニータの質が高かった、もしくは戦っていたかが分かる。まず1点目。左サイドで怜の1対1の局面を作り出し、迷いなく勝負に出た。中の人数も十分だったし、結果的にカバーに来た選手にクロスはブロックされたものの、上がりきればビッグチャンスだった。2点目。エヴァの縦パスから永井が抜け出し、もうそもそもこの時点でビッグチャンス。永井のシュートはセーブされるも、宏矢がきっちり詰めててもう一度シュート。前半終了間際の5点目。永井とエヴァがうまく縦関係で絡んで、高木に潰されてFKを獲得。エヴァのポストプレーに対して永井がタイミング良く絡みにいってたから、高木が潰さなければ、前を向いて仕掛けてただけにこれもビッグチャンスになってたはず。そして6点目。もうこれは永井の脱帽ものの落としに西の爆走ドリブル。ヘニキはもう手で止めるしかなかった。てな感じでたまたま取れたセットプレーでなく、いい形で取れたセットプレーがほとんどだったから「流れの中からは1ゴールのみ」と評価を下げる必要はない。そもそもセットプレーから点が獲れることはとてつもなくいいことだ。

そしてその「流れの中からの1ゴール」は文句の付けようのないパーフェクトなゴール。ヤス→怜→エヴァ→兵働→怜で流れるように左サイドを突破、ニアに宏矢が突っ込んで永井にスペースを作ってあげる。シュートは惜しくもキーパーに弾き出されるも逆サイドの西がきっちりと詰めているというドキドキ感、ワクワク感満載のパーフェクトなゴール。本当に美しかった。ちなみに西のゴールが3シーズンぶりとか、どんなエイプリルフールだよと思った。



今日一番予想外だったのは、選手たちの身体が思った以上にキレてたこと。中2日の連戦で、それも磐田ではかなり負荷の高い試合をしてきたばかりだったから試合自体が重たくなって我慢比べになるだろうなと予想してた。だからゴールがたくさん入ったこと以上に選手たちの身体がキレてたことに驚いた。特に試合終盤までの永井のフィジカルの落ちなさは驚異的だと思う。最後までチェイシングを切らさないし、終盤でもプレーが正確だ。永井の獲得が決まった直後に書いた記事で永井を「粗い」と書いた奴はどこのどいつだ。前節は誤審、今節はポストともう少しのところでゴールに嫌われてる感があるけど、何とか早く決めさせてあげたいとは全く思わない。だってどう見てももうすぐにゴールするもん。心配しなくてもすぐにでもゴールするもん。それくらいにプレーに説得力がある。焦る必要は全くない。

開幕戦で唯一の光だったと感じてた鈴木も身体の強さを見せて早速プロ初ゴール。まだ少し不安定なところがあるけど、あのヘディングの強さは魅力だし、とにかく外国人選手にも当たり負けしない強さがいい。チームの調子が上がらずこれだけ選手起用が定まらない中で開幕からフル出場を続けるのはヤスと鈴木だけ。ジョンヒョンも諦めずに使い続けながら良くなってったように鈴木も同じタイプに思える。いいよね、そこはかとないトリニータっぽさを発してるのがいいよね。開幕戦を観て、後援会の新入団選手のサイン特典を鈴木にしたくらいに期待してる。かわいいかわいいユースっ子たちに惹かれるのを強い気持ちで断ち切って鈴木を選んだくらいに期待してる。ナイスゴール&ナイスアシストでした。


さあ、もう3日後には愛媛戦がやってくる。愛媛戦。そう愛媛戦ですよ、愛媛戦。愛媛戦といえば、さんぺー。愛媛キラーのさんぺーですよ。今日はエヴァも宏矢も本当に良かった。それでも愛媛戦は連戦3試合目。フレッシュかつ愛媛と相性のいいさんぺーを頭から使うの面白いんじゃないかな。
コメント (2)
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