Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

高円宮杯プレミアリーグ参入戦

2012-12-15 20:30:09 | トリニータ


長いオフを乗り切るためのトリニータ成分の補給に、今日は埼玉スタジアム・グラウンドへプレミアリーグ参入戦を観に行きました。目的はもちろん松本くん。松本くんが所属するJFAアカデミー福島がプリンス東北を制したため、来季のプレミアリーグ昇格をかけてプリンス中国チャンピオンの広島皆実と対戦。



試合は4-0でJFAアカデミー福島が圧勝するわけですが、試合のほとんどを松本くん目線で観ていたので、試合については詳しくは分かりません。















今日はものすごく期待して松本くんを観に行きました。11月のU19・アジア予選で唯一の飛び級にして全試合スタメン出場。自分の年代の試合に戻れば、さぞスーパーな活躍なんだろうという完全に過度な期待を持って観に行った。しかし今日観た率直な感想は「普通」だった。福島はオーソドックスな4-4-2スタイルで松本くんは2列目の左。スペースがなく窮屈そうにしてたってのもあるけど、ほとんどボールに絡めず、回ってきたボールも2タッチくらいでさばくのみ。「おっ」というようなプレーは前半は一つもなかった。後半の途中から他の選手の交代に伴いボランチに下がって、そこからはもう少しイキイキとするようになった。目を見張るスピードがあるわけじゃないから、ボランチあたりが適正かもしれない。ただU17の頃はFW起用もされてたみたいだし、田坂さんがどこで適正を見つけるかは楽しみ。

JFAアカデミー福島の試合は初めて観たけど、DFがうまいなと感じた。流麗なパスワークを繰り出すわけでもなく、突出した個で押してくる選手がいるわけでもなく、驚愕のシュートテクニックを見せるわけでもない。でも何となく強い。アカデミーはそんな印象。パスコースを限定する、くさびのパスはどんどんパスカットを狙う、カバーも忘れない。そんなDFの基本をしっかりと叩きこまれてる印象が強かった。パッと見に両チームの実力差はそんなにあるようには感じなかったのに、皆実は多分3本くらいしかシュートを打てなかったんじゃないかな。基本に忠実だから、何となく強い。そんな感じ。

松本くんは代表ではプレースキッカーを務めてたのに、この日は1本も蹴らなかったし、あんまり目立たなかったのは組織プレーに徹してるからなのかなとも思った。高体連とも、クラブユースとも違うアカデミー育ちという特殊さもあるのかもしれないし、正直素人じゃ詳しい判断は出来ない。もちろん基本スキルは高いし、トリニータに来て、どんな変貌を遂げてくれるのか今から楽しみでならない。今日オレが持った印象を盛大に裏切ってくれることを強く期待したい。

しかし、周作にマツケン、松本くんとアンダー世代の代表に次々と人材を送り込む大分県北部地域。「早熟の県北」には何か秘密があるんだろうか。





JFAアカデミー福島は来季のプレミアリーグ昇格が決定。御殿場にいながら、プリンス東北を戦うのは大変だっただろうから、関東や静岡のクラブが多いプレミアリーグの方が良かったよね。校長(?)の布さんも芝生席から観戦してた。

さて、トリニータ成分の補給は完了。これで年内くらいは我慢出来るかな。あと2ヶ月どうしよ。
コメント
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