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Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

終盤の試合運びに課題(29節京都戦)

2015-08-20 08:17:10 | マッチレポート15’
今年の夏休みは海外遠征を敢行していたため、京都戦を今頃チェック。時差ボケなのか4時に目が覚めてやることがないので、こんな時間に負けが分かっている試合を観るという苦行を自らに課した。夢のようだった海外遠征から一気に現実に引き戻されるのが、愛するチームの低調な試合内容というのも何だかなと思わざるを得ない。


前節の愛媛戦で柳田体制で最低の試合内容だったトリニータ。今節期待したかったのは、その低調な内容からの反発力だったわけだけど、そう思わせてくれるようなシーンは皆無だった。残念に思う一方で、もうシーズンが始まってからずっとチーム全体が必要以上の緊張を強いられるような状況で時間を過ごしてきてるわけだから、反発力が期待出来るほど、下方向に向かって力を溜めることも難しいのかなと思う。ただそう思うと、予想はしていたけど、もう21位を死守して、入替戦で生き残るというイメージでシーズンを進めていくのがいいと思う。あそこもここもと気にするよりは岐阜だけには絶対に抜かれないことだけに集中した方がいいと思う。


前節もそうだったけど、試合を通して一番気になるのは、リードを許した状況で終盤に差し掛かっても、能動的にゴールを狙いに行けていないことだ。それは単純にパワープレーですら出来ていないという意味まで含めて。この部分はもう采配がまずいという1点に尽きると思う。今節最後に最終ラインに並んだのは、3番、5番、15番、16番。余裕のある時間帯ならまだしもこれだけコンディションが厳しい中での試合の最終盤にこの4人に試合の組み立てを要求するのは酷だ。兵働、昌也にも受けにいくエネルギーは残っていない。守り切る意図が明確で、ラインを下げることにためらいのない相手に対して、裏抜けを得意とする加入2試合目の選手だけが前線でフレッシュな状態では、上記のような状況になるのは必然と思われる。「少なくとも」という言葉には若干違和感はあるものの、少なくともパワープレーにすら行けないのはやはり問題があると思う。


試合を通して、チーム状態が悪いとは思わない。選手たちはもう頑張るしかないわけで、前半から飛ばし気味に試合に入ることは悪いことだとは思わない。特に1失点目は、そのほんの5秒前には「今日の伊佐いいなぁ」とつぶやいていたくらいだったから。伊佐のいいフォアチェックでほとんどボールを奪いかけていて、それに連動したからこそ兵働は2ステップ前に出ていた。その前のめりになったところへのパスがずれたからこそ、相手のショートカウンターを食い止めきれなかった。仕方がないとは思わないけど、割り切っていいとは思った。伊佐については頑張っていたとは思うけど、64分で足をつってしまうようだと、高松との差別化はないに等しいし、他の貢献度で考えれば、伊佐の方が評価は低いわけだから、もうちょっと粘ってくれないとスタメン奪取は難しいと思う。そして、むしろ「大黒だから仕方がない」で割り切ってはいけないのは2失点目の方だ。スローインからのボールホルダーへの若狭の寄せ、クロスを上げた選手へのヤスの寄せ、大黒のマーカーだった阪田の寄せ。結果論かもしれないけど、全員があと1歩ずつ寄せていれば、大黒のシュートを上福元が触れてたかもしれない。勝ててないチームだからこそ、そういうところは頑張ってほしい部分だ。


バタバタしても仕方ないので、今週のセレッソ戦はホームの意地でどんな形でもいいから勝ち点をもぎ取りたい。そうすればなぜかラッキーなことに今季は3週間の中断があるし、それまでに気温や湿度も落ち着いてきて、今のサッカーでの粘りももう少し我慢出来るようになると思う。何とかいい状態で、天王山オブ天王山の岐阜戦を迎えられるようにしたい。


さて、対戦相手の京都。個人的にスカパーのピッチレポーターの中で最も質が高いと思っている京都の和田さん。審判としての経験もさることながら、この試合でも伊佐の学生時代の話を盛り込んできたりと取材量の多さから来ると思われる質の高いリポートを披露してくれた。相手チームの準レギュラーの選手の学生時代の話まで持ち出せるリポーターなんてそうそういないと思う。あとフェホ。このコンディショニングの選手の獲得を決断出来る京都の資金力を羨ましく思いながらも、それよりも気になったのは前所属の「新疆天山雪豹」というクラブ。新疆ということはウイグル自治区かと思い、調べてみるとスーパーリーグの下の甲級という2部リーグに所属しているようだ。リーグの所属クラブを見てみるとソウルの対岸くらいに位置する青島から、もうほとんど中央アジアの新疆までとエリアが驚くほど広い。札幌から長崎までとJ2もなかなか広いけど、陸続きでそれよりも広い中国という国の広大さに改めて驚かされる。チーム創設の翌年には早速資金難に陥っているようで、中国っぽいアバウトさだなと思いながらも、移動費用だけでも大変だろうなとは思う。1ヶ月前まで新疆で生活していたブラジル人が今は京都に住んでいる。サッカーというスポーツの奥深さを垣間見るような移籍だなと感じた。


先月のヴェルディ戦を最後に来月の岐阜戦まで2ヶ月以上スタジアム参戦の予定がないので、ここで書くことも何となくぼやけている気がしないでもないけど、まぁ継続することが何よりも大事ということで、まずは書き続ける。
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いつかはあるだろうと思ってたダメ試合(28節愛媛戦)

2015-08-08 21:53:37 | マッチレポート15’
完敗ですな。プレミアリーグの開幕戦のハーフタイムにサクサクっとブログが書けちゃうくらいに完敗。


この数ヶ月で対戦相手の前節を観て、これは厳しい試合になるなと思ったのはセレッソと徳島と愛媛。だからこの完敗はさほど驚いてない。むしろ前半の愛媛に歯応えがなさ過ぎて、そっちに驚いた。前節の愛媛はあの河原が「もうディフェンスに戻れなかった」というくらいのノーガードの打ち合いをセレッソに仕掛けて、あの河原が試合後に涙を流すくらいに劇的にセレッソを葬り去った。普通にやってたら、これは勝てないなと思ってた。


ただ、いざ蓋を開けてみるとやりようはいくらでもあったように思った。後半に完全に主導権を握られたのは、ボールホルダーへの寄せが甘くなったことに尽きると思う。前半愛媛のDFラインは寄せればミスるくらいにバタついていたのに、後半はうちがバテたのか、愛媛を甘くみたのか、いわゆる近付くだけのディフェンスでやりたい放題にやられた。まあ、上福元のチョンボは目を覆いたくなるレベルのプレーだったけど、それがなくてもいずれはやられたと思う。失点した後の70分頃にパスを下げられても下げられてもタメが食らいついていって、マイボールにしたプレーがあって、「それだよ、それ」と思ったけど、結局その後誰もそのプレーに感化されることなく、同じ水準のプレーを続けて敗戦。何も考えずに普通にやってたらシュートも打てんよ。つまり勝てんよ。


でもむしろこういうダメダメなレベルの試合がよくここまで出なかったよなと思う。こういう試合必ずあるからね。一晩反省したら、この試合のことは忘れて、次が大事だからね。ホントに今日は監督も選手も何もやってないよ。そういう試合。
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ポジティブな勝ち点1(27節福岡戦)

2015-08-02 23:54:45 | マッチレポート15’
試合が終わってから丸1日以上経ってから録画で観たので、ライブで観た場合とは感じ方が違うんだろうなとは思う。それでも個人的にはグッドゲームの部類に入る試合だったんじゃないかなと思った。後半も押し込まれはしたけど、しっかりとカウンターの刃は福岡の喉元に突き付けながらの守勢だったし、十分に期待感のある試合展開だった。総力戦の勢いを継続しながらホームに戻って、次は勝ちたい。


後半の入りから前線のプレッシングの強度を明らかに高めたように見えた。相手陣内の深めに位置するボールホルダーにもさんぺーや西がスプリントで追いかけ回し、何度かは精度低く蹴らせることにも成功したけど、ちょっと無理し過ぎじゃないかなという感じも受けた。さんぺーが足をつったことや西が足を痛めたこととも無関係ではないように思えるし、どういう意図があったのかな。リードした状態で、普通にいけば福岡が巻き返してくることが予想されるから、主導権を明け渡さないように、入りの強度を上げたということなのかな。そうであれば、意図は分からなくもないけど、気温、湿度ともに高くて、ピッチコンディションも良くなさそうだったことを考えると、少し飛ばしすぎたのかなとも思う。


中継の中で話が出てて、少し気になって調べてみたんだけど、柳田さんが監督(代行時代を含む)になってから前節の群馬戦でちょうど10試合。最初は引き分けが多くてなかなか勝ち点が積み上がらなかったけど、徐々に軌道に乗り始めて10試合で積んだ勝ち点は14。この数字を今季の田坂さんの成績と比べようとは思わないけど、この10試合で勝ち点14というのは、今季田坂さんが続投になった最大の要因とも言える昨季終盤10試合の勝ち点と全く同じ。2年連続で目標を達成出来なかった田坂さんが今季も続投出来たのは、一にも二にも昨季終盤に完成度の高いサッカーを展開したということが大きい。自分もそうだったけど、そうでなければ一般的にはあり得ない続投だったと思う。で、柳田さんは色々はありながらも、まずは結果を出さなければならない状況でその時の田坂さんと同じ成績を出せているわけで、もっと評価されてしかるべきだと思う。もちろん監督業以外の色々もあるし、正直自分も新しい監督が来ないと分かった時はガッカリしたけど、その後J2で監督を解任した水戸も京都も札幌も内部から後任を出していることを考えると、今の大分のクラブの力では高望みすぎたのかなとも思う。だからこそ純粋に結果だけを評価して、もっと監督を盛りたてていくような雰囲気が出ればいいなと思ってる。もちろんこの後どうなるか分からないし、これはあくまでもスクランブル状態だから出来る話であって、例え今季J2に残留出来たとしても、来季も柳田さん続投っていうのは、それはオレもいや。


完全に福岡戦の感想から逸れたけど、今のトリニータはとにかく見てて熱くなれる。チーム状態もいい(ように見える)。このままジリジリとでいいから順位を上げていって、何とか残留したい。それでもう一回、一からクラブを立て直す時間と余裕を作りたい。とにかく残留しないと何も始まらない。
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群馬での借りは、群馬に返す(26節群馬戦)

2015-07-27 00:44:19 | マッチレポート15’
ザスパクサツからすれば、八つ当たりみたいなもんだけど、ユースの子たちが群馬で味わった悔しさをトップチームが群馬に晴らすという素晴らしい一体感。


前節は敗戦ながらも前向きになれる要素が多くあると感じたことが、間違いでなかったと証明されたような快勝。複数得点で無失点。まあ、あらは探せばあるんだろうけど、この結果には文句のつけようがない。

前節と同様、試合の入りの主導権は握られた。群馬の球離れが早くてテンポのいいパスワークに局面局面で遅れを取ってた印象。いつもの倍近い観衆に緊張したのか、つまらないミスも多くて、早い時間帯での失点は覚悟した。でも、ここからも前節同様、しっかりと主導権を奪い返せるのが今のチームだ。主導権奪還に大きく寄与したのは、間違いなく高松。群馬の高松対策が甘かったようにも思うが、高松が多くボールに関与することで群馬のDFラインにプレッシャーをかけ、周囲の選手がゴールに迫るシーンを何度となく演出した。少し助かったなと思ったのは、あれがプレースタイルなのかもしれないけど、大分のアーリークロスやプレースキックでPA内に放り込まれたボールに群馬のGKがほとんど前に出てこなかったこと。ハイボールに対して、あれだけ高松が存在感を放ち続ける中で、さらにGKも出てこないもんだから、簡単に群馬のラインを下げられたという印象。若狭にはアレは決めといてほしかったけど。


さてさて、エンジンのかかってきたタメ。これでタメがゴールを決めた試合は3戦3勝。少し気になるのは、ケガで出遅れた影響なのか、試合終盤でのガス欠気味な感じが去年よりも強く感じられること。長崎戦で最終盤に決勝ゴール決めてるし、考え過ぎかもしれないけど、終盤にあごが上がって走ってるのがちょっと気になる。そろそろ「決めるべき選手が決めた」と言わざるを得ないタイミングが近付いてきたように思う。


兵働が4枚目で次節お休み。これだけ試合に出続ければ、累積も致し方なし。ヤスが消化、次節で兵働、その後はタメかな。カードがたまるのは仕方ないから、こうやって順番に消化してくれれば、うまく乗り切れるんじゃないかな。兵働は今日の試合で膝をグルグル巻きにしてたから、かなり間を詰めて稼働し続けたこのタイミングで2週間の休みを入れられるのは、むしろ良かったんじゃないかな。チームアシスト王の左足がなくなるのは痛いには違いないけど、それくらいの気持ちで捉えていきたい。


遂に勝った総力戦。具体的な数字での動員目標を公表しなかったことで、若干今までの総力戦とは雰囲気の違うところはあったにせよ、それでもいつもは来ない人たちが観にきた中でいい試合を見せられたのは間違いなくいいこと。初めてや久々の人からすれば、何でこれで最下位なの?って思ったはずだよ。わずかでもいいからこの効果が次以降のホームゲームに繋がっていくことを願うばかりだ。


7月は3つも勝ったのに、順位は劇的には上がらない。ライバルクラブも必死に戦ってる。いい方向に動き出してるとは思うけど、苦境を脱せてないのも紛れもない事実。周りのレベルを考えても、今季は最後までこんな状態のままいくんじゃないかと思ってる。想像しただけで苦しいけど、この我慢を切らすわけにはいかない。クラブが一体感を持って、そして最後に残留を勝ち取るために、この総力戦での快勝は大きな意味を持つように思う。あってマイナスになることはないと思うけど、個人的には今のチームに補強の必要性はそんなに感じない。一体感を醸成させることの方が補強よりも遥かにチームを強くさせると今は感じてる。例えば補強したストライカーがゴールを量産すれば、それはもちろんバカ騒ぎで喜ぶけども、それよりはさんぺーや伊佐がゴールを決めてくれることを信じたいし、そういうチームになりつつあると思ってる。今はそんな心境。
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前だけ向いて(25節徳島戦)

2015-07-23 00:50:39 | マッチレポート15’
個人的な戦前の予想としてはもっと押し込まれる展開になると思ってた。昨日徳島の前節岡山戦を観てて、3-0というスコアもさることながら、その試合の進め方に徳島の強さというかチーム状態の良さが窺い知れた。後半早々に木村の2点目が決まって、普通ならここから少しは受ける展開になりそうなもんだけど、その後も攻勢を続けて主導権を渡さない。そして終盤にとどめの3点目を突き刺す。エステバンのシュートも見事だったけど、右サイドからの長めのパスがエステバンに入った瞬間にその外をアレックスがスプリントで追い越して行こうとしてるのが画面の端っこに映ってて、こりゃ相当にチーム状態がいいなと思った。2点取っても攻勢を弱めない、試合終盤でもSBがまだ上がって行こうとする、これはチーム全体のメンタル面が相当前向きなんだろうなと感じてたから、連戦でアウェイであることを考慮すると、勝敗は別として押し込まれる時間の長い試合になるだろうなと思ってた。その予想通り、試合開始からなかなか押し返せずに、苦しいなと思ってたけど、前半も半ばを過ぎると大分ペースになった。能動的にボールを動かしてビッグチャンスも複数回作ったし、最終的には負けたけど、終始大分ペースで試合は進み、シュート本数では圧倒した。また最下位に転落したわけで、苦しい状態に変わりはないけど、自分で思ってる以上に大分のチーム状態はいいんじゃないかと思い始めた。そう思う何よりの証拠に今は試合を観ているのが楽しい。だから選手たちにはこの敗戦で自信を失ってほしくないし、下を向いてほしくない。


柳田さん就任後、9試合で9失点。いわゆる破綻する試合もないし、安定感の増したDF陣は評価出来ると思う。今日の失点も理想を言えば、若狭がワンタッチ目でサイドにボールを切っておけば、しなかったかもしれない失点だけど、それは結果論気味でもあるし、1試合1失点までならやむを得ないと思うよ。今のDFラインがいいなと思うところに、ロングボールに全員がしっかりと競り合えてるというのがある。もともとセンターバック風味の選手を並べてることの効果なのかもしれないけど、ちょうどヴェルディ戦のうちの2点目のように、さらっと競り負けてあっさりと失点してしまうことがない。どこに放り込まれても穴がないから、安心感がある。守備が安定してくれば勝ち点は積み上がっていくと世間ではよく言われてるけど、ここ数試合の大分を見てるとそれがよく分かる。


あとはどうやって点を取るかだけど、やっぱり兵働がいるとセットプレーの期待感が格段に上がるから、それはそれで武器として持っておく。それにプラスして、相手のミス待ちじゃなくて自分たちから仕掛けてゴールに迫るバリエーションが増えればいいよね。ただ今日の43分の昌也→西→さんぺー→西とか、51分の高松→さんぺー→ヤス→さんぺー→タメ→さんぺーとかはかなりいい崩しだった。チーム内でイメージが共有出来てる時は、パス&ゴーのゴーの部分がしっかりと出てくる。パスが足下のみで各駅停車になる時は、それぞれが違う絵を描いている時だと思う。だから繰り返しになるけど、今の大分はいいチーム状態だと思うわけだ。


何よりも結果が優先される今の状況で、勝ち点0でいいわけはもちろんないんだけど、自分の予想をいい方向に裏切ってくれたからか、今日は最初から最後までストレスを感じることなくワクワクしながら試合が観られた。そしてこのタイミングで巡ってくる総力戦。これまでの4シーズンで成績的には何の寄与もしてこなかった総力戦。今のチーム状態なら、ある程度の勝ち点までなら読めるようにはなってきた。ただライバルクラブも同じようにアクセルを踏んできてるわけで、このままではダメだ。補強が起爆剤になってもそれはそれでいいけど、今季こそは総力戦が起爆剤になってくれることを願う。選手たちにも気持ちいい思いをしてほしいし、動員減を食い止めるきっかけにもなってほしい。



それと今日は群馬でクラ選が開幕。ユースチームは残念ながらヴェルディとの初戦を落としたようだ。同組の柏と清水、そしてうちがプレミアで、ヴェルディがプリンスなので、順当にいけばヴェルディが一番格下になるわけだけど、先月クラ選の関東予選を観に行った時に、柏とヴェルディの試合を観たけど、ヴェルディの方が圧倒的にいいチームだった。で、今日は裏では清水が柏を下したようなので、明日の清水戦が相当に重要になってきた。もちろん勝てればベストだけど、最低でも引き分けられれば、勝ち抜けの可能性は十分に残る。まだまだいけるぞ!


今日は残念ながら、兄弟ともに敗れることとなったけど、次は日曜日。兄は総力戦、弟は決勝トーナメント。どちらも勝てばクラブ史上初。クラブにとっての記念すべき日とするために前だけ向いて。
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連勝(24節長崎戦)

2015-07-19 00:13:32 | マッチレポート15’
正直に言って、あの時間帯に追いつかれてからもう一度突き放すチーム力や監督の引き出しはないと思ってた。だからひっくり返されないことだけを願いながら残り時間を観てたから、タメのゴールが決まった瞬間は嬉しいというよりも驚いたという方が素直な気持ちだった。



前節の記事でゴラッソを決めたタメに「決めるべき人が決めたとは言えない」と厳しめに書いたけど、あえて今回も「決めるべき人が決めた」とは言えない、と言っておきたい。本人もインタビューで言ってたけど、前半と後半にそれぞれ1本ずつビッグチャンスがあって、むしろそっちを決めておかなきゃならないと思うわけで、あのゴールがどんだけ重要なゴールだったかは十分に理解した上で、あえてまだ言っとく。本当にぐうの音も出ないほどの「決めるべき人」にタメにはなってほしいから、まだ手放しでは喜ばない。でも、ありがと。


今日一番良かったと思うシーンは前半11分の先制点のFKを奪取するまでの流れ。右サイドで西とぐっさんが詰まって、やや苦し紛れ的なパスを昌也に預けた。普通ならスペースに蹴り出して終わりかなと思ったけど、あそこでターン一発で視界を広げて逆サイドに展開出来る昌也のセンスは改めて素晴らしいと思った。それとそこからパスを受けたタメが2人のDFの間を強引に割って行ってファールをもらった。昌也には昌也の、タメにはタメの期待したい部分が凝縮された流れでとても良かったと思ったし、またそこから幸先良く先制点も奪えたから、今日は圧勝もあり得るくらいに考えてたんだけど、そこから主導権が握れないのがチームとしてまだまだだということなんだろうね。ただこの流れはとても良かったと思ってる。


上福元はデビューおめでとう。確か2012年の2節グリスタでいきなりサブ入りしたから、デビューの日も近いとあの頃は思ってたけど、あれから考えると本当に長かったよね。圭介からタンタンに正GKが変わった時もそうだったけど、いつ来るか分からないっていうのが難しいよね。そんな中で本当によく準備してた。前半のファン・ペルシーばりのエビ反りヘッド以外は安心して見てられたし、本当に良かったと思う。クロスとかのハイボールへの寄せ方が力強くて安心感がある。今日はそんなに見せ場がなかったから分からなかったけど、シュートストップに関しては武田の方が上なんじゃないかと思うけど、総合力では甲乙付け難いなと思った。それは修行も含めて。


ヴェルディに勝った時に誰もが思った「次も勝たなきゃ意味がない」ということ。苦しみながらもそれをやり切れたことはチームにとって本当に大きな収穫だったと思う。ただまだここで一息つけないのが辛いけど、中3日で超が3つ付くくらいに重要な6ポインターがやってくる。今までは上にいるクラブとして実感してきたけど、最近のJ2はこの時期くらいから順位の低い方のクラブがその試合をモノにすることが多くなってくる印象がある。データはないけど、でも自らの肌感覚として多分そう。今日も京都、水戸、徳島、大分が3、そして岐阜が1とみんながみんな勝ち点を確保してる。これは苦しいけど、ここでまた置いてかれるわけにはいかない。だから徳島戦絶対に勝たねば。

ただ後出しジャンケンっぽいけど、栃木が落ちてくるのは予想してた。セレッソ、水戸と対戦する前のそれぞれの前節の対戦相手が栃木で、たまたま2試合続けて観たけど、内容が芳しくなくてこれはズルズルといきそうだと思ってた。先に低迷して危機感募らせたクラブより、途中から歯車が噛み合わなくなったクラブの方が立て直しは難しそうだし、栃木はそんなクラブになりそうだと数週間前に思ったばかりだったから、真上の順位に栃木が落ちてきたのは、何か変に納得してる。

いずれにしても岐阜に抜かれず、もう一つ引きずり下ろさない限り、このサバイバルゲームからは抜け出せない。徳島戦、絶対に勝つ!
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最高の週末(23節東京V戦)

2015-07-13 01:14:12 | マッチレポート15’




どんなに酷い内容の試合でも試合終了まで席を立つことを自分はしないけど、もう何ヶ月も終了の笛が鳴る前にゾロゾロとお客さんがスタンドの階段を上がって家路につく試合しか見ることが出来なかった。でも今日はロスタイムに入ると、続々とお客さんが階段を下っていって選手を迎えに行った。いい光景だなって心の底から思ったし、これこそ「最高の週末」だと思った。お客さんの歩き出す方向の矢印は変わった。全てが負に向いていたクラブの矢印の方向も変えたい。全て変えたい。


勝ち点3を取るポイントは柳田さんも言ってたけど、複数得点にあったと思う。そしてそのことが如何に共通認識として選手たちに刷り込まれてたかは、高松ゴール後のリスタートで西が見せた爆走プレッシングに象徴されていると思う。無謀にも思える直線的なプレッシングで、案の定あっさりとかわされたけど、1点では何も変わらないんだとチーム全体で考えられていることがあのプレーで表現出来ていたと思う。鹿島とか、大久保とかいやらしい選手は得点をした後ほど、少し大げさにでもボールにプレッシャーをかけにいく。それは失点して巻き返してくるであろう相手の出端を挫くという明確な意図を持って。少し強引なこじつけかもしれないけど、あれだけ取ることの出来なかった追加点が10分以内に決められたのは、全員の認識がしっかりと浸透していたからだと思う。


個人的にはゴールを決めた高松やタメよりも、その西に高い点数を付けたいと思ってる。すっかりサイドの選手のイメージになったけど、今日は中へ中へ入ってくるプレーで存在感があった。あれは2011年だったか、ホーム徳島戦でド真ん中を独走ドリブルからミドルを突き刺したことがあったけど、あの頃のプレーを彷彿とさせる今日の躍動だった。まだ全然動けてたし、ごっちゃんへの交代は正直早すぎたと思う。結果としてさんぺーから怜へ交代せざるを得なくなったことも重なって、最後の苦しい時間帯にダニエルを使えないことに繋がってしまった。あそこの交代だけは時間帯も含めてちょっと疑問だった。


23節にしてもう今シーズンのクラブベストゴール確定と思わせてしまうようなゴラッソを突き刺したタメ。ゴール裏から見てても素晴らしかったけど、いま横からの映像で確認したらもっとスゴかった。本来であればこのタイミングでああいうゴールを決めたら、「決めるべき人が決めたゴール」みたいな表現になるんだろうけど、正直に言って今のタメはまだ「決めるべき人」にはなってないと思う。別に否定的なことを言いたいんじゃなくて、これはもっとやってほしいという期待があるからこその思い。クラブの窮地を救うようなプレーにもっともっと顔を出してほしい。タメ、ごっちゃん、昌也の逆三角形がチームの背骨になってほしい。3人ともいい水準のプレーは見せてると思う。でも見たいのはもう一段上。本当に期待してる。


それにしても勝つってこんなにも嬉しいことなんだということを完全に忘れてた。スタジアムでトリニータの勝利を見るのは今季はもちろん初。最後に見たのが、昨年のアウェイ讃岐以来だから、かれこれ8ヶ月ぶり。あっさり2-0で勝たせてくれないところがトリニータらしいし、今日はラスト15分が気が遠くなるくらいに長かった。サポーターも辛かったけど、選手たちの心労はそれを遥かに凌ぐものだったと思うよ。タメもこれを次に繋げなきゃいけないと言ってたけど、それはもちろんそうなんだけど、それよりはこれで肩の荷を降ろして、自分たちのやってることが間違ってないと自信を深めてほしい。次節のヤスの出場停止も、中3日で迎える徳島との6ポインターにヤスをフレッシュな状態で出せると前向きに切り替えていこう。

やっとオレのもとにも来てくれた「最高の週末」。日付が変わって、厳密にはもう週末は終わってしまったけど、祝杯をあげて、この後のマッチデーハイライト見るまでは余韻に浸りたい。さあ、こっからだ!
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大分ヘッドボールクラブ(22節水戸戦)

2015-07-08 23:21:47 | マッチレポート15’
ホーム京都戦のごっちゃんの直接FKからかれこれ500分近く頭でしかゴールを決めていない。僕たちは大分ヘッドボールクラブ(略称:大分HC)。





悪くない、悪くはないんだよ。でも勝たなアカンのよ。

チーム状態はいいように見える。こりゃダメだっていう内容の試合はないし、守備が決壊することもないし。ただチームは生き物だと思うから、結果の出ない今のギリギリの状況の中でいい状態をずっと保ち続けるのは難しい。そんな状態で我慢出来ている間に、運でも何でもいいから結果がついてきてほしい。「こんな順位にいるチームじゃない」とは思わないし、そういうこと言うとカズに怒られちゃうけど、「結果がついてきてもおかしくないチーム」くらいには思ってる。水戸の番記者さんがつぶやいてた「この大分が最下位にいるんだから、本当に今年のJ2は恐ろしい」っていうのは本音だと思うよ。


強度を出したい時にダニエルを使ってほしいと思うんだけど、連戦の中でも今日のような試合を作れる昌也&兵さんなら替えづらいとも思う。前半の38分に相手のクリアボールをセンターライン付近で拾って、自らも寄っていきながら右サイドでチャンスを作り出してぐっさんのクロスからさんぺーのシュートに繋げたシーンは良かった。ボランチの動き方一つであんなにもシンプルにビッグチャンスを作り出せれば、試合の主導権を握るという点からもかなり大きいと思う。


どうせ点が取れないんなら、FWは1枚にして中盤厚くしてもいいんじゃないかと思う。伊佐がやるにしても、さんぺーがやるにしてもFWには玉砕してもらうことにはなっちゃうけど、今のままならいずれにしても点は取れないわけだから。2列目から足でシュート決めて、大分フットボールクラブになりたいぜ。


これで3試合連続ドロー。田坂さんは4試合連続ドローの後のヴェルディ戦に敗れ、そして次の試合でも敗れて解任された。その頃にも書いたけど、引き分けが続く時はそれが途切れた時の結果がとても大事。オセロのようにどちらにも一気に評価がひっくり返る可能性があると思うから。そしてまたこのタイミングで迎えるヴェルディ戦。直近の結果だけを見ても、今年のヴェルディが強いのは明白。でも勝たなアカンのよ。絶対に勝たなアカンのよ。

待ってろ、オレにとっての初めての『最高の週末』!もう7月になっちまったぜ!
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惜しくて美味しかった大阪遠征(21節C大阪戦)

2015-07-05 16:09:41 | マッチレポート15’



この試合でシーズンを折り返し。千葉戦よりも札幌戦、札幌戦よりもセレッソ戦とより勝ち点3に近付いていってる雰囲気はある。セレッソは前節の栃木戦を観たけど、かなり調子は良かったと思う。ホームで日程面でも恵まれていたそのセレッソを相手に最後まで追い詰めたのは本来であれば評価していいはずだ。それでもライバルクラブとの差はジリジリと開いていく。監督交代までに落とし続けた勝ち点がここにきてダメージとして効いてきてる印象。この試合でシーズン折り返し。ここでリセットして残り半分で取り返していくしかない。

後半に同じようないい位置から2度FKのチャンスがあった。いずれもごっちゃんが蹴ったわけだけど、1本目は壁に当たった。2本目は壁は越えたけど、落ち切らなかった。もし3本目があれば、壁も越えたし、枠に入ってきたんじゃないかな。このプレーに象徴されるように1回でダメなら、2回、3回とチャレンジしなきゃ点は取れないし、降格圏からの脱出もそんなに容易く出来ることじゃない。1勝でダメなら、2連勝、3連勝するだけだ。気持ちは見えたし、こちらの気持ちも乗った。本当に面白かった。ここからだ。



昨日の試合で一番良かったと思うのは、ボールをロストした後にすぐに奪い返したシーンが多かったこと。それも敵陣で奪い返したシーンも多く、個の能力では上回ってるはずのセレッソに主導権を握らせなかった要因はこの部分だったように思う。これこそ柳田さんが言ってる「切り替えの速さ」だと思うし、チャンスに結びつく可能性も高いわけで、ここは続けてほしい。

また守備面でも久々の無失点。これはなかなか結果が出ない中で、特にDF陣のメンタル面に及ぼす影響が大きいように思う。スリッピーなピッチコンディションで事故みたいな失点も十分に考えられる中で、よく体を張って死守したよ。やれるんだから自信持ってやろう。





最後は相手が数的不利になり、追い込むには追い込んだと思うけど、振り返って本当の決定機があったかと言うと、そこまでの決定機はなかった。いい試合をしても勝ち点1止まりの試合が多いことの最大の要因は一にも二にも点が取れないことに尽きるわけで、そこをどう克服していくのかが浮上のカギであることは間違いない。ただそれを安直に「ストライカーの補強」に求めてはいけないと思うし、シーズン途中にいい監督がフラフラしてないのと同じで、いいストライカーだってそんなにいるもんじゃない。林みたいなのは例外だと思う。じゃあ、それが岡本のフィットなのか、エヴァの復調なのか、永井の延長なのか等々を考えると、一番期待出来るのは最後の選択肢のように思う。現地では分からなかったけど、昨日はダンマクも出したようで、その反応を見ると永井自身の気持ちは延長で固まってるように思える。となると後はセレッソとの交渉だ。著名外国籍選手たちは相次いで退団したけど、田代を獲得して、今日は赤嶺獲得の報道もあったからセレッソ側も何が何でも復帰させようという思いはないように見える。

セレッソ大阪様、これはお願いではございません、ご提案です。弊クラブとして以下の点を貴クラブにコミットいたします。

① 永井龍を積極的に起用し、ストライカーとしての経験値をしっかりと積ませます。
② 貴クラブの今季の最大の目標である昇格の一助となるべく、他の上位クラブより勝ち点を取りまくります。

最下位である弊クラブが②を成し遂げるためには、永井龍の存在が不可欠です。貴クラブの昇格と弊クラブの残留というお互いのミッションを達成するために永井龍のレンタル期間の延長を申し出るものであります。お互いがwin-winでシーズンを終われるよう、本提案のご承諾をいただけますようお願い申し上げます。


ちなみにこの提案のポイントは「シーズン終了後に返す」とは言ってないことだ。大きい声では言えないけど。


まあ、新しい選手を補強して点が取れるのなら、それはそれでもいいけど、金を使うことだけが解決策ではないと思うからね。とにかく点を取らないと。そして次節はこれ以上ない重要な試合となった。同じような経緯をたどるライバルクラブを引きずりおろせるか、田坂さん解任後の引き分け続きが上位クラブとの対戦だからであって、同レベルのクラブからなら勝てるのか、色々な意味合いから今季を占う一戦と言っても過言ではない。この試合が週中に行われるのが、もったいなさ過ぎる。世間一般には伝わらないだろうけど、ハッキリ言ってこの試合こそ「大分総力戦」だよ。絶対に勝たねば。




往復ジェットスターで行ってきた大阪遠征。この先のスケジュールを見ても、多分最初で最後の宿泊遠征。観光のメインイベントは法隆寺に行った。ここ2ヶ月で2度目の奈良で、大分よりもよく行ってる。この奈良ブームまだ終わりの気配を見せない。


お昼は新世界で串カツ。


夜は鶴橋で焼肉と大阪グルメを満喫。

どっちも本当に美味くて、雰囲気良くて最高だった。特に鶴橋の焼肉は人生で3本の指に入るくらい美味かった。今までは京都の木屋町松原にあるアジェという焼肉屋が個人的にNo.1だったけど、アジェがいつでも強烈に混んでることを考えると本当に一番かもしれない。「上◯◯」なんていうのが美味いのは値がはる以上、当然なわけであって、ここが素晴らしいのは、400円そこそこのホソやレバーがめちゃめちゃ美味いこと。あの手のホルモンは関東じゃなかなか食べられないし、関西が牛肉文化であることを痛感する。


ホント来週にでもまた行きたいと思えるくらい美味しい大阪遠征でしたとさ。
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あとちょっと、もうちょっと(20節札幌戦)

2015-06-30 00:05:49 | マッチレポート15’
「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」

札幌という北の大地での長い未勝利からの脱出をイメージして準備してたこのフレーズもボツとなった。



とても分かりやすい試合だったと思う。

全く結果が出てない中でも、選手たちから聞こえてくるポジティブな言葉を裏付けるような勢いを見せた前半。上位クラブが巻き返しを図ると防戦一方でカウンターすら繰り出せずに、時間の問題だった失点。その後は少しは攻撃出来るものの、終始押し込まれて何とか勝ち点1を守り抜いたという試合。


結果論ではあるけど、後半開始から失点して、タメ、高松を連続投入したあたりまでほぼ組織として機能してなかったから、失点する前にダニエルあたりを投入してもっと明確に押し返す意図を全面に出してもいいんじゃないかと思いながら試合を観てた。ただ後半は失点の可能性は十分にあって、得点の可能性はほとんど感じられなかったところからするとこの勝ち点1はよく拾ったとも言えるし、評価が難しい。

いきなりカードをもらっちゃって萎縮したのか1枚目で投入されたにも関わらず全くキレのなかったタメとか、もう本当にいつも通りに戻っちゃったごっちゃんとか、心配なことも多々あるけど、少しずつだけど勝ち点3に近付いてきてる雰囲気も確かに感じる。


月曜日の夜に遠く札幌でアウェイゲーム。火曜日に帰ってコンディション調整。水曜、木曜と練習して、もう金曜日には大阪に移動。コンディショニングもさることながら、フォルランやカカウといったビッグネームがいなくなって解き放たれたように前節グッドゲームを展開したセレッソとこの状況で対戦するのは、いかにも厳しい。いくらチーム状態が上向いてきてそうだと言っても、これは如何せん厳しい。今季は本当に運がないのかもしれないとも思うし、もうそろそろそういうのすらも突き破ってほしいとも思う。

苦悩は続く。
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落胆(19節千葉戦)

2015-06-21 23:26:23 | マッチレポート15’
2003年の大分初昇格から2013年の1年だけを除いてずっと対戦し続けてきた千葉。印象の話ではあるけど、そんな長い歴史の中でも今日の千葉が最も弱かったと感じた。今までに勝った試合もあったけど、そんな試合でも「いつかやられる」とか常にヒヤヒヤしながら観てきた。でも今日の千葉は史上最も恐さのない千葉だった。その相手に1ゴールも奪えずに負けるのが今の大分のチーム状態。他所様の結果も踏まえていよいよまずい。


09年も13年もそうだったけど、ゴールってこんなにも難しいもんだったっけという感覚になる。諸々がピタッと繋がって初めて生まれるのがゴールであって、そんなに簡単に奪えるもんじゃないという感覚。なのに、ゴールされることだけはとても簡単なように見えてしまう。試合の展開や流れを考えると、今日の失点も唐突感がある。あと一歩まで迫りながら、なかなか奪えないゴールには納得しつつも、ゴールを奪われる時だけは何の脈絡もない。つまり弱い。


戦術面で一つだけ思うのは、コロコロとメンバーはいじらない方がいいと思うということ。ただでさえ弱いわけなんだから、対戦相手によってやり方を変えるなんて高等戦術を採用するのは無理だよ。ある程度レギュラーを固めて、数人の局地的な変更にした方がいいと思う。ま、勝てば何でもいいけど。個人的にはダニエルは使い続けてほしいと思ってるんだけど、どこに行ってしまったんでしょうか。


考えたくはないけど、かなり現実的かつ具体的にクラブ崩壊のシナリオが描けてしまうような状況になってきた。新監督が決まらないことで感じるのは、「早く決めろよ」という憤りでも、「代行じゃいつまでも勝てないぞ」という焦燥でもなく、誰にも見向きもされないところまでクラブの価値や魅力が落ちてしまっていることに対する落胆だ。もちろんシーズン前なら違うのかもしれないけど、条件面も含めて大分の監督をやりたいという人が存在しないという事実が単純にショックだ。


どうすればいいんでしょうかねぇ。勝ち点が積み上がることも、新監督が決まることも、もう願っとくだけでしょうか。こういう時こそ冷静になろうと努めるわけだけど、今は冷静になろうとすればするほど、クラブへの情熱も冷めていくような感覚もあって、あまり良くない。今日も那須までクラ選の関東予選を観に行ってて、リアルタイムで試合を観ていない。まずは以前のように週末の予定をトリニータ最優先で組むような状態に戻ることを願って、何とか早く勝ちたい。
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お前らの方がツエーゲン(18節金沢戦)

2015-06-15 00:34:45 | マッチレポート15’






金沢のホームゲームを観に行ったのは今日で2度目。6年前に当時移籍したばかりだったネモを観に、金沢の試合に行ったことがあった。当時のツエーゲンは北信越リーグ(いわゆる4部)、トリニータはJ1。あれから6年。劇薬を投入したばかりにもかかわらず、うちは引き分けに持ち込むのがやっと。いやもうホント間違いなく「お前らの方がツエーゲン」ですよ。当然かもしれないけど、当時の写真と比較してみるとサポーターの数も格段に増えてますな。


まあ、ただ我が軍もよくやったと思いますよ。今季現地観戦した中ではヤマハと同じくらい面白かった。ただし後半限定だけど。前半からは何の希望も見出せないひどい内容だったけど、セットプレーで先制してあとは手堅く守り切るという3位クラブ様のペースにハマりかけたところから勝ち点1をもぎ取れたのは評価出来ると思う。勝たなきゃ今の苦境を脱せないのは百も承知だけど、この試合を単品で評価した時にはそういう評価でいいかなと。

DFラインの配置を変えたのは水永対策だと思われるが、若狭と鈴木の二人はギリギリのところで踏ん張れてたと思う。水永は180cmとは思えない迫力があったし、何度か裏を取られかけたけど、特に若狭がよくカバーしてた。そのDFラインは理由も明確で分かるんだけど、前はさんぺーがケガ明けだったということもあるけど、組み合わせに再考の余地があると思う。前半はDFラインからのビルドアップが外に外にしか動かないため、金沢は守ってて恐くなかったと思う。後半になってさんぺーが動き出しでかき回し始めてくれたことで昌也あたりから縦方向のパスも出るようになった。何とか昌也やジョンヒョンにパスを付けても、そこから先で受ける選手の動きが裏取り一辺倒だとうまくいかないだろうなと今日の前半を観ながら感じた。ポストプレーも大事だし、怖がらずに間で受けようとする動きがもっと必要だと感じた。今日出た以外にも坂井もタメも宏矢もダニエルも(エヴァも?)いるわけで、方向性を定めて早くベストメンバーを固めたい。

その方向性についてだけど、結局今週も新監督は決まらなかった。こちらが望む人材かどうかは別として、大分レベルのクラブを指揮してみたいというS級持ちくらいいくらでもいるんじゃないかと最初は思ってたけど、もう2週間経とうとしてる中で噂すら流れてこないのは相当厳しい状況なのかなと思う。下手すると最初候補に挙げて交渉してた相手に全部フラれて、またリストアップし直してるとかもあるのかな。妥協はせずに、一日でも早く話がまとまることを願う。







ピッチ内アップを始める前にフィールドプレーヤーがゴール裏に挨拶に来た時に、音頭をとってたのがサブのさんぺーだったから「あれ?」と思ってたら武田がキャプテンだった。これで今季キャプテンマークを巻いた選手は何人目だろうか?





日曜日の18時まで日本アルプスの向こう側の街でサッカーを観てたにも関わらず、新幹線のおかげで常識的な時間に極めて快適に帰ってくることが出来ました。本当にありがとうございます。

それにしてももう本格的な夏が始まりそうな気温になってきたのに、いつになったら「最高の週末」とやらはオレのもとに来てくれるのだろうか?もう待ちくたびれたよ。
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ゴレアドールからサルバドールへ(17節京都戦)

2015-06-06 23:31:55 | マッチレポート15’
いまやれることはやり切った結果といったところだろうか。開始早々の2本目を武田が止めてなければ、もう試合は終わってたと思うし、最後まで走り切ったところは意地を見せてもらったようにも思うし。


立ち上がりが不安定だったのは、選手たちの精神状態が不安定なんだろうなというのが思いっきり反映されちゃったように見えた。浮き足立つという言葉そのまんまだった。試合が落ち着いてからはよく盛り返したと思うし、1つでも勝ち点が取れたことは本当に良かった。


田坂さんが数週間前から「後藤はノリにノってる」とコメントしてたけど、正直どこが?というような試合が数試合続いてた。ただ前節からキレのあるところがテレビ画面からも伝わってきたし、なるほどこんなところを言いたかったのねと感じてた。しかし皮肉なもんでごっちゃんを高く評価してた指揮官は解任。そして次の試合でそのごっちゃんが大爆発。シャムスカが解任された次の試合で深谷が長期離脱から復帰していきなり決勝ゴールを決めたのを思い出したよ。監督と選手なんてそんなもんだよね。どちらも素晴らしいゴールだったけど、特に2点目のFKに至るまでの過程が良かったと思う。今週柳田さんが繰り返し言ってたという「素早い攻守の切り替え」をまさに実践した高い位置でのボール奪取、そして自ら仕掛け相手DFにイエローカードを出させFKを獲得。奪う、仕掛ける、決める、全てを一人でやり切ったスーパーなゴールだと思う。ごっちゃんは今までにもここから突き抜けるかっていうポイントが何度かあったと思うけど、その度にもどかしい気分にさせられてきたから、あえて期待はしないけど、もうやれるだろ。お好み焼き屋のおばちゃんに怒られてる場合じゃねえぞ。助けてくれ、このクラブの窮地を背番号9を背負う男が助けてくれ。ゴレアドールであるだけじゃダメだ、後藤優介よ、サルバドールになれ。


次にどんな監督が来るか分からないけど、今日のように戦う姿勢がベースとなることは大前提になるだろうから、少しは光が見えたような気もする。メンバーは誰が出ても変わらないと試合前は思ってたけど、いざ試合が始まってベースがある状態で見ると、ここはこうした方がとか、あそこはもっとこうした方がとかが出てくるから、やっぱり一刻も早く新監督を決めてほしい。
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劇薬投入待ったなし(16節北九州戦)

2015-05-31 23:38:04 | マッチレポート15’
結局6試合もあった5月は1度も勝てずに終わってしまった。いよいよまずい。


毎度思うことや、今日の試合で感じたことをかなりの文字数で書いたけど、「投稿する」ボタンを押す前にもう一度折り返しまでのスケジュールを確認して、全文消した。連勝で復調した京都、昇格争い中の金沢、千葉、札幌、セレッソ。マジでどこに勝つのよ?残留に安泰な勝ち点を40と見積もって、半分まででラップを刻むとして、残り5試合で3勝が必要。アカン、絶対に無理や。


クラブが意思表示してくれたらそれを信じるとか、残留がターゲットなら監督は今のままでもいいとか悠長なこと言ってたけど、もうアカン。「劇薬投入待ったなしや」。


と、これを書いてる途中にトリニータアイから社長と柳田さんのコメントが流れてきたけど、社長のコメントの冒頭部分だけだと、「ダメだこりゃ、思考停止しとる」と思ったけど、特に柳田さんのを最後まで読むと、若干ニュアンスが変わってきたかなともとれる。ただ柳田さん、次の試合がすぐに来るって言うけど、基本この間隔でシーズンは進んでいくんだから、そんなことを理由に先延ばしにしてたら、症状は悪化するだけですよ。


うちが降格すれば、史上初めてJ1、J2、J3の全てのディヴィジョンに在籍経験のあるクラブとなる。減少し続ける観客動員のこと、一度財政的に死んだこと、そして年々上がり続けるJ3のレベルを考えたら、絶対に降格してはならないと考える。弱いクラブは一度下から出直せという意見は精神論的には大いに頷けるところがあるけど、現実的には今度こそクラブ消滅の危機に繋がりかねないと思っている。J2経験クラブの現在のJ3での順位を見てみた。町田が首位レノファ山口との勝ち点差8の3位、鳥取が11差の5位、昨季までJ2だった富山に至っては16差の7位だ。ほんの数ヶ月前にうちと引き分けてたクラブが今ではJ3のボトム6が現実なんだ。


青野さん、お金以外にもう待つ理由はないはずだ。十分に待ったでしょう。功労者に対しての配慮も十分過ぎるくらいにした。お金だったら、夏の補強をセーブすればいい。補強よりもずっと効果があるはずだ。もう時間がないよ。
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目標は残留(15節東京V戦)

2015-05-24 23:26:05 | マッチレポート15’
オセロは全てひっくり返りました。全て黒に。

結局のところ6戦勝ちなし。負けなくなって良い兆しが見え始めたってどこの部分よ。永井の奇跡みたいなゴールとか、武田のスーパーセーブで誤摩化してきただけじゃん。ちょっと上の順位のクラブと対戦すればこの結果。もう今季のチームの力がどの位置かこれで満天下に知らしめられたわけだから、恥も外聞もなく残留を勝ち取りにいくぞ。全く勝てない監督というハンデを背負いながらだけど、それでも意地でも残留を勝ち取りにいくぞ。フロントも監督替えられないのは同情するけど、「昇格」とか寝言ぶっこいてねーで残留を勝ち取りにいくぞ。

正直に言って、もうこの何試合かは負けるのが全く恐くなかった。試合終盤に押し込まれても「危ねー」とか、「やめてー」とかも全くなく微動だにせず試合を観てた。今日のゴールシーンでもシュートが突き刺さった瞬間も鼻で笑うくらいに余裕だった。それはもうフロントに本当の危機感を感じてほしくて、負けた方がいいくらいに思っちゃってたから。でもこの感情がサポーターとして末期症状だとも一方では分かっていて、一刻も早くこの状況を脱したいとは思っていた。ただそれには監督に出ていってもらうしか方法はなくて、それが不可能だと薄々感じ始めたからには、もういないものとしてこのチームをサポートしていくしかないと今日の敗戦で決意を固めた。

この6戦勝ちなしが始まったホーム栃木戦。本当に信じられないような不甲斐ない試合を晒した後に出た監督の「温度差」発言。それも今季2度目の「温度差」発言。正直に言って1度目でも監督がこんなこと言うなんて信じられなかったのに、1ヶ月も経たないうちにまた同じことを言うとは本当に耳を疑った。万が一本当にその温度が低い選手がいたとして、その選手をトリニータのユニフォームを着させてピッチに送り出す決断をすることが出来るのは、この地球上に監督ただ一人なんだよ。J1時代のインタビュー拒否とか、愛媛戦の後の態度とか、勝てない時に監督の本質が出るような気がするね。大分トリニータ史上最長の監督在任、お疲れさまでした。


よし、ここでリセット。


最後の失点シーンの一つ前。西が相手のカウンターを食い止めた後の処理で、シンプルに武田に戻せば良かったものを色気出してターンしてロスト。その相手スローインの流れから失点した。何であそこで色気出したかな。そもそも西はそういうタイプの選手でもないと思ってたけどな。要らないミスだったわけで、時間帯も考えれば、CKで上がってた選手たちはネガティブな精神状態で帰陣してきたと思う。それが影響して少しずつ寄せが甘くなって失点に繋がったんじゃないかな。もちろん永井のトラップと素早いパス出しとかも良かったけど。まあ、結果が出ないことで、そういうプレーの選択の部分でも少しずつ余裕がなくなってるんだろうなとは思う。

折り返しまであと6試合。ほとんどが上位陣との対戦と書こうと思ったけど、よく考えたら最下位だから全部が上位クラブだった。という自虐は置いといて、それでも千葉、金沢、札幌、セレッソが残っていて、さらにその千葉に完勝した北九州もあって、下手すりゃ全敗もあり得そうなスケジュール。本当に覚悟して臨まないと。

最後に、吉平翼デビューおめでとう。インパクトを残すまでには至らなかったけど、まずはここがスタート。どんどん成長してほしい。今日はヴェルディ戦と同時刻キックオフでユースがクラ選の予選を戦っていて、長崎を1-0で下して見事に全国の切符を勝ち獲った。大黒柱の岩田くんをケガで欠き、そして不甲斐ないトップチームのためにエースまで不在で戦わなければならなかったにも関わらず。プレミア昇格初年度でも上位争いに絡んできて、言うなれば彼らはJ1で優勝争いをしてると言っても過言ではない。その子たちが卒業して受け皿となるクラブがJ3だったらどう思うのかって話だ。あんまり日本じゃ聞かないけど、下部組織出身の選手が卒業時にビッグクラブに引き抜かれるなんて悲劇にも繋がりかねない状況だよ、今のトップチームの体たらくは。少しでも格差解消を。そしてユースの子たちが夢を持てるトップチームに。そのためにも絶対に残留を勝ち取るぞ。
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