今年の夏休みは海外遠征を敢行していたため、京都戦を今頃チェック。時差ボケなのか4時に目が覚めてやることがないので、こんな時間に負けが分かっている試合を観るという苦行を自らに課した。夢のようだった海外遠征から一気に現実に引き戻されるのが、愛するチームの低調な試合内容というのも何だかなと思わざるを得ない。
前節の愛媛戦で柳田体制で最低の試合内容だったトリニータ。今節期待したかったのは、その低調な内容からの反発力だったわけだけど、そう思わせてくれるようなシーンは皆無だった。残念に思う一方で、もうシーズンが始まってからずっとチーム全体が必要以上の緊張を強いられるような状況で時間を過ごしてきてるわけだから、反発力が期待出来るほど、下方向に向かって力を溜めることも難しいのかなと思う。ただそう思うと、予想はしていたけど、もう21位を死守して、入替戦で生き残るというイメージでシーズンを進めていくのがいいと思う。あそこもここもと気にするよりは岐阜だけには絶対に抜かれないことだけに集中した方がいいと思う。
前節もそうだったけど、試合を通して一番気になるのは、リードを許した状況で終盤に差し掛かっても、能動的にゴールを狙いに行けていないことだ。それは単純にパワープレーですら出来ていないという意味まで含めて。この部分はもう采配がまずいという1点に尽きると思う。今節最後に最終ラインに並んだのは、3番、5番、15番、16番。余裕のある時間帯ならまだしもこれだけコンディションが厳しい中での試合の最終盤にこの4人に試合の組み立てを要求するのは酷だ。兵働、昌也にも受けにいくエネルギーは残っていない。守り切る意図が明確で、ラインを下げることにためらいのない相手に対して、裏抜けを得意とする加入2試合目の選手だけが前線でフレッシュな状態では、上記のような状況になるのは必然と思われる。「少なくとも」という言葉には若干違和感はあるものの、少なくともパワープレーにすら行けないのはやはり問題があると思う。
試合を通して、チーム状態が悪いとは思わない。選手たちはもう頑張るしかないわけで、前半から飛ばし気味に試合に入ることは悪いことだとは思わない。特に1失点目は、そのほんの5秒前には「今日の伊佐いいなぁ」とつぶやいていたくらいだったから。伊佐のいいフォアチェックでほとんどボールを奪いかけていて、それに連動したからこそ兵働は2ステップ前に出ていた。その前のめりになったところへのパスがずれたからこそ、相手のショートカウンターを食い止めきれなかった。仕方がないとは思わないけど、割り切っていいとは思った。伊佐については頑張っていたとは思うけど、64分で足をつってしまうようだと、高松との差別化はないに等しいし、他の貢献度で考えれば、伊佐の方が評価は低いわけだから、もうちょっと粘ってくれないとスタメン奪取は難しいと思う。そして、むしろ「大黒だから仕方がない」で割り切ってはいけないのは2失点目の方だ。スローインからのボールホルダーへの若狭の寄せ、クロスを上げた選手へのヤスの寄せ、大黒のマーカーだった阪田の寄せ。結果論かもしれないけど、全員があと1歩ずつ寄せていれば、大黒のシュートを上福元が触れてたかもしれない。勝ててないチームだからこそ、そういうところは頑張ってほしい部分だ。
バタバタしても仕方ないので、今週のセレッソ戦はホームの意地でどんな形でもいいから勝ち点をもぎ取りたい。そうすればなぜかラッキーなことに今季は3週間の中断があるし、それまでに気温や湿度も落ち着いてきて、今のサッカーでの粘りももう少し我慢出来るようになると思う。何とかいい状態で、天王山オブ天王山の岐阜戦を迎えられるようにしたい。
さて、対戦相手の京都。個人的にスカパーのピッチレポーターの中で最も質が高いと思っている京都の和田さん。審判としての経験もさることながら、この試合でも伊佐の学生時代の話を盛り込んできたりと取材量の多さから来ると思われる質の高いリポートを披露してくれた。相手チームの準レギュラーの選手の学生時代の話まで持ち出せるリポーターなんてそうそういないと思う。あとフェホ。このコンディショニングの選手の獲得を決断出来る京都の資金力を羨ましく思いながらも、それよりも気になったのは前所属の「新疆天山雪豹」というクラブ。新疆ということはウイグル自治区かと思い、調べてみるとスーパーリーグの下の甲級という2部リーグに所属しているようだ。リーグの所属クラブを見てみるとソウルの対岸くらいに位置する青島から、もうほとんど中央アジアの新疆までとエリアが驚くほど広い。札幌から長崎までとJ2もなかなか広いけど、陸続きでそれよりも広い中国という国の広大さに改めて驚かされる。チーム創設の翌年には早速資金難に陥っているようで、中国っぽいアバウトさだなと思いながらも、移動費用だけでも大変だろうなとは思う。1ヶ月前まで新疆で生活していたブラジル人が今は京都に住んでいる。サッカーというスポーツの奥深さを垣間見るような移籍だなと感じた。
先月のヴェルディ戦を最後に来月の岐阜戦まで2ヶ月以上スタジアム参戦の予定がないので、ここで書くことも何となくぼやけている気がしないでもないけど、まぁ継続することが何よりも大事ということで、まずは書き続ける。
前節の愛媛戦で柳田体制で最低の試合内容だったトリニータ。今節期待したかったのは、その低調な内容からの反発力だったわけだけど、そう思わせてくれるようなシーンは皆無だった。残念に思う一方で、もうシーズンが始まってからずっとチーム全体が必要以上の緊張を強いられるような状況で時間を過ごしてきてるわけだから、反発力が期待出来るほど、下方向に向かって力を溜めることも難しいのかなと思う。ただそう思うと、予想はしていたけど、もう21位を死守して、入替戦で生き残るというイメージでシーズンを進めていくのがいいと思う。あそこもここもと気にするよりは岐阜だけには絶対に抜かれないことだけに集中した方がいいと思う。
前節もそうだったけど、試合を通して一番気になるのは、リードを許した状況で終盤に差し掛かっても、能動的にゴールを狙いに行けていないことだ。それは単純にパワープレーですら出来ていないという意味まで含めて。この部分はもう采配がまずいという1点に尽きると思う。今節最後に最終ラインに並んだのは、3番、5番、15番、16番。余裕のある時間帯ならまだしもこれだけコンディションが厳しい中での試合の最終盤にこの4人に試合の組み立てを要求するのは酷だ。兵働、昌也にも受けにいくエネルギーは残っていない。守り切る意図が明確で、ラインを下げることにためらいのない相手に対して、裏抜けを得意とする加入2試合目の選手だけが前線でフレッシュな状態では、上記のような状況になるのは必然と思われる。「少なくとも」という言葉には若干違和感はあるものの、少なくともパワープレーにすら行けないのはやはり問題があると思う。
試合を通して、チーム状態が悪いとは思わない。選手たちはもう頑張るしかないわけで、前半から飛ばし気味に試合に入ることは悪いことだとは思わない。特に1失点目は、そのほんの5秒前には「今日の伊佐いいなぁ」とつぶやいていたくらいだったから。伊佐のいいフォアチェックでほとんどボールを奪いかけていて、それに連動したからこそ兵働は2ステップ前に出ていた。その前のめりになったところへのパスがずれたからこそ、相手のショートカウンターを食い止めきれなかった。仕方がないとは思わないけど、割り切っていいとは思った。伊佐については頑張っていたとは思うけど、64分で足をつってしまうようだと、高松との差別化はないに等しいし、他の貢献度で考えれば、伊佐の方が評価は低いわけだから、もうちょっと粘ってくれないとスタメン奪取は難しいと思う。そして、むしろ「大黒だから仕方がない」で割り切ってはいけないのは2失点目の方だ。スローインからのボールホルダーへの若狭の寄せ、クロスを上げた選手へのヤスの寄せ、大黒のマーカーだった阪田の寄せ。結果論かもしれないけど、全員があと1歩ずつ寄せていれば、大黒のシュートを上福元が触れてたかもしれない。勝ててないチームだからこそ、そういうところは頑張ってほしい部分だ。
バタバタしても仕方ないので、今週のセレッソ戦はホームの意地でどんな形でもいいから勝ち点をもぎ取りたい。そうすればなぜかラッキーなことに今季は3週間の中断があるし、それまでに気温や湿度も落ち着いてきて、今のサッカーでの粘りももう少し我慢出来るようになると思う。何とかいい状態で、天王山オブ天王山の岐阜戦を迎えられるようにしたい。
さて、対戦相手の京都。個人的にスカパーのピッチレポーターの中で最も質が高いと思っている京都の和田さん。審判としての経験もさることながら、この試合でも伊佐の学生時代の話を盛り込んできたりと取材量の多さから来ると思われる質の高いリポートを披露してくれた。相手チームの準レギュラーの選手の学生時代の話まで持ち出せるリポーターなんてそうそういないと思う。あとフェホ。このコンディショニングの選手の獲得を決断出来る京都の資金力を羨ましく思いながらも、それよりも気になったのは前所属の「新疆天山雪豹」というクラブ。新疆ということはウイグル自治区かと思い、調べてみるとスーパーリーグの下の甲級という2部リーグに所属しているようだ。リーグの所属クラブを見てみるとソウルの対岸くらいに位置する青島から、もうほとんど中央アジアの新疆までとエリアが驚くほど広い。札幌から長崎までとJ2もなかなか広いけど、陸続きでそれよりも広い中国という国の広大さに改めて驚かされる。チーム創設の翌年には早速資金難に陥っているようで、中国っぽいアバウトさだなと思いながらも、移動費用だけでも大変だろうなとは思う。1ヶ月前まで新疆で生活していたブラジル人が今は京都に住んでいる。サッカーというスポーツの奥深さを垣間見るような移籍だなと感じた。
先月のヴェルディ戦を最後に来月の岐阜戦まで2ヶ月以上スタジアム参戦の予定がないので、ここで書くことも何となくぼやけている気がしないでもないけど、まぁ継続することが何よりも大事ということで、まずは書き続ける。