唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
ニコン、キヤノンが営業増益
今日の日経の記事によれば、好調な一眼レフの比率が高いニコン、キヤノン両社が共に出荷台数増加、営業増益となったのに対してコンパクトタイプ中心の富士フィルムとカシオが赤字続きとなっているようである。(2010年3月期、各社のデジタルカメラ部門)
オリンパスは前期が51億円の営業赤字であったものが今期は50億円の黒字と大幅な改善を果たしているが、この立役者が昨年夏以降に登場し大ヒットとなっているE-P1&2であることは容易に想像できる。コンパクトタイプが2~3万円なのに対してE-P1&2は8~12万円と単価が3倍以上なのだから黒字転換もうなづける。
先にも書いたカシオは販売価格が下落しているコンパクトタイプ中心の為に前期に続いて今期も110億円の営業赤字となるなど厳しい経営が続いている。カメラ大手8社の中では最も規模の小さなペンタックス(HOYA)は出荷台数が前期比11%増、営業収支も小幅な改善はあっても赤字脱却はできない様子。645Dの登場が近いことで話題を振りまいてはいるが、これによって利益が上がるとは考えられない。
なお、各メーカー(ブランド)別の販売台数は以下の通り。キヤノン2,570万台(以下同じ)、ソニー2,100、ニコン1,505、パンソニック1,000、オリンパス980、富士フィルム900、カシオ625、ペンタックス200。カシオとペンタックスの出荷台数がこんなに少ないとは、郷秋<Gauche>にはちょっと意外であった。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日に続いて今日も恩田の森に住む猫。これで何匹目になるだろう・・・。
オリンパスは前期が51億円の営業赤字であったものが今期は50億円の黒字と大幅な改善を果たしているが、この立役者が昨年夏以降に登場し大ヒットとなっているE-P1&2であることは容易に想像できる。コンパクトタイプが2~3万円なのに対してE-P1&2は8~12万円と単価が3倍以上なのだから黒字転換もうなづける。
先にも書いたカシオは販売価格が下落しているコンパクトタイプ中心の為に前期に続いて今期も110億円の営業赤字となるなど厳しい経営が続いている。カメラ大手8社の中では最も規模の小さなペンタックス(HOYA)は出荷台数が前期比11%増、営業収支も小幅な改善はあっても赤字脱却はできない様子。645Dの登場が近いことで話題を振りまいてはいるが、これによって利益が上がるとは考えられない。
なお、各メーカー(ブランド)別の販売台数は以下の通り。キヤノン2,570万台(以下同じ)、ソニー2,100、ニコン1,505、パンソニック1,000、オリンパス980、富士フィルム900、カシオ625、ペンタックス200。カシオとペンタックスの出荷台数がこんなに少ないとは、郷秋<Gauche>にはちょっと意外であった。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日に続いて今日も恩田の森に住む猫。これで何匹目になるだろう・・・。
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「こどもの国」が町田に?
blogを始めた当初は、何だか書く事がやたらに沢山あって楽しい。でも、一ヶ月も経つと「書くべき事がなくて困る」とは良く聞く「悩み」であるが、そう云う方には是非とも神奈川新聞を購読されることをお勧めする。神奈川新聞はblogネタの宝庫なのである。と云うわけで今日の話題はその神奈川新聞から。本日の神奈川新聞4面「自由の声」にこんな記事が掲載されていた。
(前略)先日の暖かい日、市ヶ尾から町田のこどもの国までを踏破した。(後略)
注:下線は郷秋<Gauche>が付した。
町田に「こどもの国」?そんなものがいつの間に出来たのかと、悩むまでの事もない。「こどもの国」は横浜市青葉区奈良町にある。開設以来移転したことも、町田市側に「分国」が開設されたこともない。多分。要するに「あの楽しい集いで生き方が一変」と云う記事を投稿された横浜市旭区のNさんの勘違いなのである。横浜市青葉区奈良町にあるこどもの国の正門から直線距離で500m、時間にして5分も歩けば町田市成瀬台ではあるが、こどもの国は間違いなく横浜市青葉区に所在している。断じて町田ではない。
旭区にお住まいのNさんが勘違いするのは止むを得ないとしても、この投書を掲載することにした神奈川新聞の担当者がどうして「町田」を「青葉区」に訂正(校正)しなかったのかが謎である。担当者自身がこどもの国が本当に町田市にあると思っていたのか、単なる見落としなのか。昨年末、天皇家ご一家がこどもの国で一日を過ごした事が神奈川新聞で大きく取り上げられていたが、それは勿論、神奈川県横浜市青葉区での出来事であったからに他ならない。
「てにをは」を直すだけじゃなくて、こう云う基本的な誤り(事実誤認)を正すのも記者・編集者の仕事でしょう。横浜から遠い、福島の山の中の出来事ならいざ知らず(差別に非ず。郷秋<Gauche>のふるさとのこと)、横浜市内のことなのに誤りに気付かないとは、「神奈川新聞としたことが」との謗りを免れることはできないだろうな。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森の猫たち。15日に「どうも最近、郷秋<Gauche>は猫たちに人気が出てきた気配である。行く先々で猫たちから熱い視線を送られているような気がするんだな(^^)」と書いたが、彼らの表情をよくよく見ると(良く見なくても、なのだが)、熱い視線じゃなくて、冷たい視線だ。「お前、暇だな。毎週毎週カメラ担いで散歩して」と云いたげだ(^^;
(前略)先日の暖かい日、市ヶ尾から町田のこどもの国までを踏破した。(後略)
注:下線は郷秋<Gauche>が付した。
町田に「こどもの国」?そんなものがいつの間に出来たのかと、悩むまでの事もない。「こどもの国」は横浜市青葉区奈良町にある。開設以来移転したことも、町田市側に「分国」が開設されたこともない。多分。要するに「あの楽しい集いで生き方が一変」と云う記事を投稿された横浜市旭区のNさんの勘違いなのである。横浜市青葉区奈良町にあるこどもの国の正門から直線距離で500m、時間にして5分も歩けば町田市成瀬台ではあるが、こどもの国は間違いなく横浜市青葉区に所在している。断じて町田ではない。
旭区にお住まいのNさんが勘違いするのは止むを得ないとしても、この投書を掲載することにした神奈川新聞の担当者がどうして「町田」を「青葉区」に訂正(校正)しなかったのかが謎である。担当者自身がこどもの国が本当に町田市にあると思っていたのか、単なる見落としなのか。昨年末、天皇家ご一家がこどもの国で一日を過ごした事が神奈川新聞で大きく取り上げられていたが、それは勿論、神奈川県横浜市青葉区での出来事であったからに他ならない。
「てにをは」を直すだけじゃなくて、こう云う基本的な誤り(事実誤認)を正すのも記者・編集者の仕事でしょう。横浜から遠い、福島の山の中の出来事ならいざ知らず(差別に非ず。郷秋<Gauche>のふるさとのこと)、横浜市内のことなのに誤りに気付かないとは、「神奈川新聞としたことが」との謗りを免れることはできないだろうな。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森の猫たち。15日に「どうも最近、郷秋<Gauche>は猫たちに人気が出てきた気配である。行く先々で猫たちから熱い視線を送られているような気がするんだな(^^)」と書いたが、彼らの表情をよくよく見ると(良く見なくても、なのだが)、熱い視線じゃなくて、冷たい視線だ。「お前、暇だな。毎週毎週カメラ担いで散歩して」と云いたげだ(^^;
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どうする、ウィルコム
「どうする、ウィルコム」と書いたけれど、「どうする」じゃなくて「どうなる」だよな。もう自分ではどうにかできる状態ではなく、今週内にも会社更生法の適用を申請。この申請を受け企業再生支援機構やソフトバンクによる支援が実施されることになりそうだ。
ここに来てPHS離れが更に進んでいるようだが、郷秋<Gauche>はこの時期に携帯電話に浮気することはしないと決めた。ささやかだが、郷秋<Gauche>の「ウィルコム支援策」である。がんばれ、ウィルコム!
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ここに来てPHS離れが更に進んでいるようだが、郷秋<Gauche>はこの時期に携帯電話に浮気することはしないと決めた。ささやかだが、郷秋<Gauche>の「ウィルコム支援策」である。がんばれ、ウィルコム!
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ニコンの(型落ち)標準ズーム3本
右からAi AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)、AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)、AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)そして比較のための登場してもらったAi Nikkor 50mm F1.4Sである。
D200と共に登場した18-200mmは最近VRIIに進化したが基本的なディメンションに変更はない。AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)はD70と共に登場した新世代の標準ズームであったが、この記事を書くためにNikon(ニコン)のサイトで確認をしたら「本製品の生産は完了しました」との表示があり、ちょっとショック。
さて、問題は右端のやたらとでかいレンズである。これは既にAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDに取って代わられたひと世代前、つまりフィルム時代最後期の大口径標準ズームレンズである。今月10日に「現在Nikon FXフォーマットへの移行に向けて準備を進めているところである。その準備の具体的な内容は遠からずご報告できるものと思う」と書いたのは、実はこのレンズのことである。
フィルム時代最後期からデジタル創世期にかけて、このレンジでは最高峰と云われたレンズだが、最新のDSLRで使うと逆光に弱いなど画質の「あら」が目立つと云われてはいるが、「形から入る」郷秋<Gauche>としては、何だかひょろりとして頼りない現行の24-70 F2.8Gよりもデザインバランスがいいし、最新のAF-S NIKKOR 16-35mm F4G EDにVRが導入されたことを考えると早晩24-70 F2.8GにもVRが導入され、現行の24-70 F2.8Gは「型落ち」になるだろうと踏んで、それならばと、「美しくかつ逞しい」28~70mm F2.8Dの中古購入となった次第である。
それにしても28~70mm F2.8Dはデカイ。Ai Nikkor 50mm F1.4Sが余りにも小さく見えるのだが、これとてMF時代のレンズとしてはごく標準的な大きさのレンズであり、現在のレンズが肥大化し過ぎていると云うのが正しいと、郷秋<Gauche>は思っている。
そうは云ってもこの写真の右3本が現実でありこれを否定することはできない。先にも書いた通りAF-S DX 18-70mm F3.5-4.5GはDSLR普及の立役者、D70の標準ズームレンズとして登場した、今としてはまったく標準的なサイズのレンズであるが、D70よりも小柄なD40、D60に装着すると多少大きくも見える。その18-70mm F3.5-4.5Gと比べると一回り以上大きなAF-S DX VR 18-200mm F3.5-5.6Gであるが、右隣なりの28-70mm F2.8Dと比べるとまるで赤子のように見える。と云うか、やはり28~70mm F2.8Dが巨大過ぎるのである。
28-70mm F2.8Dを試しにD40Xに着けてみた。AF駆動モーターを持たないD40Xだが、AF-Sタイプの28~70mmは勿論何の問題も無く使える。しかし、このレンズを着けたD40Xはカメラを構えると云うよりはレンズを持っている云った具合で重量バランスが悪いが、MB-D10(マルチパワーバッテリーパック)を装着したD300に着けると総計2000gは超えようと云う重量級ながら重量バランスがよいことからさほど重さを感じないから不思議である。
28-70mm F2.8DをD300に装着するとフルサイズ42-105mm相当の画角となる。望遠側はともかく、広角側の42mm相当は物足りないので、このレンズが本領を発揮するのはやはりD700の後継機、D900に装着した時と云うことになるな。早く出ないかなぁ、D900。
追記:18-200のズーム環のところにゴーストが出ていますね。撮影用レンズのすぐ近くに照明光源があったためですが、最新のレンズならこんなことは起こらなかったものと思われます。たまには使ってあげようかと思って取り出したのが30年年以上前のSeries Eの50mm F1.8だったことがこのような無様な写真をご覧いただくことになった原因です。MFのボディに着けていれば当然自分でピントを合わせようとするのですが、D300につけていると、シャーターボタンを半押し、「あれっ、AF効かない!」と思ってしまうのが情けないところです(^^;
D200と共に登場した18-200mmは最近VRIIに進化したが基本的なディメンションに変更はない。AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)はD70と共に登場した新世代の標準ズームであったが、この記事を書くためにNikon(ニコン)のサイトで確認をしたら「本製品の生産は完了しました」との表示があり、ちょっとショック。
さて、問題は右端のやたらとでかいレンズである。これは既にAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDに取って代わられたひと世代前、つまりフィルム時代最後期の大口径標準ズームレンズである。今月10日に「現在Nikon FXフォーマットへの移行に向けて準備を進めているところである。その準備の具体的な内容は遠からずご報告できるものと思う」と書いたのは、実はこのレンズのことである。
フィルム時代最後期からデジタル創世期にかけて、このレンジでは最高峰と云われたレンズだが、最新のDSLRで使うと逆光に弱いなど画質の「あら」が目立つと云われてはいるが、「形から入る」郷秋<Gauche>としては、何だかひょろりとして頼りない現行の24-70 F2.8Gよりもデザインバランスがいいし、最新のAF-S NIKKOR 16-35mm F4G EDにVRが導入されたことを考えると早晩24-70 F2.8GにもVRが導入され、現行の24-70 F2.8Gは「型落ち」になるだろうと踏んで、それならばと、「美しくかつ逞しい」28~70mm F2.8Dの中古購入となった次第である。
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それにしても28~70mm F2.8Dはデカイ。Ai Nikkor 50mm F1.4Sが余りにも小さく見えるのだが、これとてMF時代のレンズとしてはごく標準的な大きさのレンズであり、現在のレンズが肥大化し過ぎていると云うのが正しいと、郷秋<Gauche>は思っている。
そうは云ってもこの写真の右3本が現実でありこれを否定することはできない。先にも書いた通りAF-S DX 18-70mm F3.5-4.5GはDSLR普及の立役者、D70の標準ズームレンズとして登場した、今としてはまったく標準的なサイズのレンズであるが、D70よりも小柄なD40、D60に装着すると多少大きくも見える。その18-70mm F3.5-4.5Gと比べると一回り以上大きなAF-S DX VR 18-200mm F3.5-5.6Gであるが、右隣なりの28-70mm F2.8Dと比べるとまるで赤子のように見える。と云うか、やはり28~70mm F2.8Dが巨大過ぎるのである。
28-70mm F2.8Dを試しにD40Xに着けてみた。AF駆動モーターを持たないD40Xだが、AF-Sタイプの28~70mmは勿論何の問題も無く使える。しかし、このレンズを着けたD40Xはカメラを構えると云うよりはレンズを持っている云った具合で重量バランスが悪いが、MB-D10(マルチパワーバッテリーパック)を装着したD300に着けると総計2000gは超えようと云う重量級ながら重量バランスがよいことからさほど重さを感じないから不思議である。
28-70mm F2.8DをD300に装着するとフルサイズ42-105mm相当の画角となる。望遠側はともかく、広角側の42mm相当は物足りないので、このレンズが本領を発揮するのはやはりD700の後継機、D900に装着した時と云うことになるな。早く出ないかなぁ、D900。
追記:18-200のズーム環のところにゴーストが出ていますね。撮影用レンズのすぐ近くに照明光源があったためですが、最新のレンズならこんなことは起こらなかったものと思われます。たまには使ってあげようかと思って取り出したのが30年年以上前のSeries Eの50mm F1.8だったことがこのような無様な写真をご覧いただくことになった原因です。MFのボディに着けていれば当然自分でピントを合わせようとするのですが、D300につけていると、シャーターボタンを半押し、「あれっ、AF効かない!」と思ってしまうのが情けないところです(^^;
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ヴァージン・レーシングは風洞実験なし!?
2010年のF1も開幕まで一ヶ月を切った。2009年シーズン終了後の4ヶ月間は新チームの誕生やら、なかなか決まらないドライバーやらで、珍しく退屈しないオフとなったけれど、果たして予定されているすべてのチームのマシンが開幕戦のスターティンググリッドに並ぶのかどうか怪しい状況。ドライバーも含め開幕戦までにはまだまだ動きがありそうな2010年のF1である。
まず怪しいのは「カンポス」。ダッラーラにシャーシの開発・製造を依頼したのはいいが、その支払いができないということで、参戦が危ぶまれている。ダッラーラが持つカンポスに対する債権を、ステファンGPが買い取っていると噂される。これが事実だとすればカンポスの今後は、事実上ステファンGPに握られているということになるな。
そのステファンGPはと云えば、2010年のF1参戦が認められていないにも関わらず、緒戦開催地に参戦のための荷物を送っているというからややこしい。もっともマシンを送っているわけではないらしく、ひょっとすると「こけおどし」に空のコンテナを送っているだけかも知れない。
しかし、ステファンGPはトヨタのF1資産を買い取り、2011年の参戦に向けた準備が進められているというから、カンポスが参戦できないとなったときには、代わってマシンを並べる可能性もないではないが、果たして実際に走れるマシンがあるのかどうかは現時点では不明。参戦するとなればドライバーのひとりには中嶋一貴が起用されるともっぱら噂されており、日本のファンには嬉しい話ではあるが、それとてFIAがステファンGPの参戦を認めればと云うことである。
前置きが長くなったが、今日の本題。カンポス同様2010年が初参戦となるヴァージン・レーシングが、経費の嵩む風洞実験を行わず、コンピュータによる計算のみで設計・開発したVR-01でテスト走行を実施したのだと云う。風洞事件なしとの因果関係は不明だが、ヘレスでのテストではフロントウイングが破損・脱落し、交換用のパーツが無い為にテストを継続する事が出来なかった事が報じられている。
世界の大手自動車メーカーが、スーパーコンピュータを駆使して開発したクルマであっても、巨大な風洞での実験を繰り返していることを考えると、市販車とは比較できないほど空力性能がものを云うF1において実際に風洞を使わずに、コンピュータによるシミュレーションだけで競争力のあるマシンを作れるとはちょっと考えにくいな。もっともスーパーコンピュータを幾台も使って演算すれば風洞実験並みの染むレーションが可能なのかも知れないけれど、こちらも費用がべらぼうにかかることだろう。1/1が無理でも1/2とか1/4の風洞で実験し、その結果をコンピュータで解析するのが一番現実的な気がするけれど、どうなんだろう。
先にも書きましたが、2010年開幕戦、バーレーンGP開幕まであと25日となりました。今日は久々のF1ネタとなりました。オフシーズンの間、まったくカメラ専科となっていた「郷秋<Gauche>の独り言」もそろそろ「カメラ+F1 blog」に衣替えの時期が近づいてきました。相変わらず音楽と本の話題が乏しくblog開始時の趣旨とは様変わりではありますが、懲りずにお付き合いいただければ幸いです。
そうそう、一昨日(2月13日)、blog開設1760日目にしてページビュー(閲覧数)が100万を突破し、1,000,334となりしました。ちなみにIP(訪問者数)は365,831となっています。「独り言」とは云え、やはりご覧下さる方あってこそのblogですので励みになります。ご覧下さっている皆様にお礼を申し上げます。
ありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いいたします。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、郷秋<Gauche>を見つめる「猫」。どうも最近、郷秋<Gauche>は猫たちに人気が出てきた気配である。行く先々で猫たちから熱い視線を送られているような気がするんだな(^^)。
まず怪しいのは「カンポス」。ダッラーラにシャーシの開発・製造を依頼したのはいいが、その支払いができないということで、参戦が危ぶまれている。ダッラーラが持つカンポスに対する債権を、ステファンGPが買い取っていると噂される。これが事実だとすればカンポスの今後は、事実上ステファンGPに握られているということになるな。
そのステファンGPはと云えば、2010年のF1参戦が認められていないにも関わらず、緒戦開催地に参戦のための荷物を送っているというからややこしい。もっともマシンを送っているわけではないらしく、ひょっとすると「こけおどし」に空のコンテナを送っているだけかも知れない。
しかし、ステファンGPはトヨタのF1資産を買い取り、2011年の参戦に向けた準備が進められているというから、カンポスが参戦できないとなったときには、代わってマシンを並べる可能性もないではないが、果たして実際に走れるマシンがあるのかどうかは現時点では不明。参戦するとなればドライバーのひとりには中嶋一貴が起用されるともっぱら噂されており、日本のファンには嬉しい話ではあるが、それとてFIAがステファンGPの参戦を認めればと云うことである。
前置きが長くなったが、今日の本題。カンポス同様2010年が初参戦となるヴァージン・レーシングが、経費の嵩む風洞実験を行わず、コンピュータによる計算のみで設計・開発したVR-01でテスト走行を実施したのだと云う。風洞事件なしとの因果関係は不明だが、ヘレスでのテストではフロントウイングが破損・脱落し、交換用のパーツが無い為にテストを継続する事が出来なかった事が報じられている。
世界の大手自動車メーカーが、スーパーコンピュータを駆使して開発したクルマであっても、巨大な風洞での実験を繰り返していることを考えると、市販車とは比較できないほど空力性能がものを云うF1において実際に風洞を使わずに、コンピュータによるシミュレーションだけで競争力のあるマシンを作れるとはちょっと考えにくいな。もっともスーパーコンピュータを幾台も使って演算すれば風洞実験並みの染むレーションが可能なのかも知れないけれど、こちらも費用がべらぼうにかかることだろう。1/1が無理でも1/2とか1/4の風洞で実験し、その結果をコンピュータで解析するのが一番現実的な気がするけれど、どうなんだろう。
先にも書きましたが、2010年開幕戦、バーレーンGP開幕まであと25日となりました。今日は久々のF1ネタとなりました。オフシーズンの間、まったくカメラ専科となっていた「郷秋<Gauche>の独り言」もそろそろ「カメラ+F1 blog」に衣替えの時期が近づいてきました。相変わらず音楽と本の話題が乏しくblog開始時の趣旨とは様変わりではありますが、懲りずにお付き合いいただければ幸いです。
そうそう、一昨日(2月13日)、blog開設1760日目にしてページビュー(閲覧数)が100万を突破し、1,000,334となりしました。ちなみにIP(訪問者数)は365,831となっています。「独り言」とは云え、やはりご覧下さる方あってこそのblogですので励みになります。ご覧下さっている皆様にお礼を申し上げます。
ありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いいたします。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、郷秋<Gauche>を見つめる「猫」。どうも最近、郷秋<Gauche>は猫たちに人気が出てきた気配である。行く先々で猫たちから熱い視線を送られているような気がするんだな(^^)。
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止めにしてはいかがですか?
第52回わんこそば全日本大会が11日に花巻市で開催され、別府市在住の青木貴孝さんが規定の5分間(?)で254杯を平らげて大会三連覇を果たしたことを報じる新聞記事。
食事を楽しむのは文化だ。その国、その地方にそれぞれの食と酒の文化がある。食べる楽しみの中に「沢山食べる」ことも含まれるのかどうか、郷秋<Gauche>にはわからないがしかし、わんこそばを何杯食べたかを競う「大会」は食事ではなくお遊びであることは間違いない。遊びは大切だが、その遊びの道具が食べ物のだとすると話が違ってくるのではないかと、郷秋<Gauche>は思うぞ。
今、地球上では日々の食事に事欠く人が何億人もいるというのに、空腹を満たし栄養を取るためではなく、ただ食べた量を競うためだけに食べる、いや胃の中に捨てることが許されるんだろうか。
件のわんこそばは一杯が10グラムだという。20杯で普通のそば一杯分だと仮定するとわんこそば一杯は40円。それを254杯食べたのなら総額10,160円分である。何人が参加したのか知らないが参加者全員が、自分が食べた分の代金を食糧支援の為に寄付をしてはいかがだろうか。より沢山食べることでより多くの食料支援が出来ることになる。なかなか良いアイデアではないかと自画自賛の郷秋<Gauche>である。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森の猫。1月27日にも登場してもらった猫である(See here)。
食事を楽しむのは文化だ。その国、その地方にそれぞれの食と酒の文化がある。食べる楽しみの中に「沢山食べる」ことも含まれるのかどうか、郷秋<Gauche>にはわからないがしかし、わんこそばを何杯食べたかを競う「大会」は食事ではなくお遊びであることは間違いない。遊びは大切だが、その遊びの道具が食べ物のだとすると話が違ってくるのではないかと、郷秋<Gauche>は思うぞ。
今、地球上では日々の食事に事欠く人が何億人もいるというのに、空腹を満たし栄養を取るためではなく、ただ食べた量を競うためだけに食べる、いや胃の中に捨てることが許されるんだろうか。
件のわんこそばは一杯が10グラムだという。20杯で普通のそば一杯分だと仮定するとわんこそば一杯は40円。それを254杯食べたのなら総額10,160円分である。何人が参加したのか知らないが参加者全員が、自分が食べた分の代金を食糧支援の為に寄付をしてはいかがだろうか。より沢山食べることでより多くの食料支援が出来ることになる。なかなか良いアイデアではないかと自画自賛の郷秋<Gauche>である。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森の猫。1月27日にも登場してもらった猫である(See here)。
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やはり登場するNikkorのF4トリオ?
郷秋<Gauche>は9日に「Nikon(ニコン)は16-200mmを3本のF4通しのレンズでカバーするラインナップを考えているのかも知れないな。つまり、16-35mm f/4Gの後に24-135mm f/4G、そして70-200mm f/4Gが追って登場すると云うシナリオだ。F2.8トリオの広角側2本にはVRが搭載されていないがF4トリオにはすべてVRが搭載されることになり、価格は総額40万円と云うところか」(詳しくはこちら)と書いたばかりだが、郷秋<Gauche>の憶測を裏付けるかのような記事がNikon Rumorsに掲載された。
写真は明らかに”Photoshoped”だが、Nikon Rumorsも郷秋<Gauche>同様、遠からずAF-S 70-200mm f/4G ED VRが登場するだろうと考えているようだ。超音波モーター駆動、手振れ補正機構付きの70-200mm F2.8のレンズはニコン、キヤノンともにラインナップしているが、同F4のレンズはキヤノンにはあるがニコンには無いのだから、マーケティング戦略上、ニコンがラインナップしても何の不思議もないレンズなのである。
F2.8からF4へと絞り1段分暗くなっただけで重さ半分、値段半分だから登場すればあっという間にベストセラーレンズとなること請け合いである。と云うか、もしニコンがFXフォーマットのボディラインナップを増やそうと考えているのならば、必須のレンズと云えるだろうな。勿論FX用のレンズと云うことだが、標準・広角系のレンズとは違いAPS-Cのボディに装着すると105-300mm相当の画角となるからAPS-Cユーザーにも大いに歓迎されることだろう。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、10日にご覧頂いた梅の木に咲いている花のUp。
写真は明らかに”Photoshoped”だが、Nikon Rumorsも郷秋<Gauche>同様、遠からずAF-S 70-200mm f/4G ED VRが登場するだろうと考えているようだ。超音波モーター駆動、手振れ補正機構付きの70-200mm F2.8のレンズはニコン、キヤノンともにラインナップしているが、同F4のレンズはキヤノンにはあるがニコンには無いのだから、マーケティング戦略上、ニコンがラインナップしても何の不思議もないレンズなのである。
F2.8からF4へと絞り1段分暗くなっただけで重さ半分、値段半分だから登場すればあっという間にベストセラーレンズとなること請け合いである。と云うか、もしニコンがFXフォーマットのボディラインナップを増やそうと考えているのならば、必須のレンズと云えるだろうな。勿論FX用のレンズと云うことだが、標準・広角系のレンズとは違いAPS-Cのボディに装着すると105-300mm相当の画角となるからAPS-Cユーザーにも大いに歓迎されることだろう。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、10日にご覧頂いた梅の木に咲いている花のUp。
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ちょっといい話
ちょっといい話、その一:巡査長、お手柄 消火に尽力
今年一月に神奈川大学(横浜市神奈川区六角橋)近くの定食屋で火事があり、たまたま通りかかった神奈川署交通機動係(つまり白バイ隊のことだな)の前原信也巡査長が、火事場の“現場指揮”と消火活動に獅子奮迅し、家族の安全確保と隣家への延焼を防いだ。
と、ここまでは、消防官ではなくても、特に市民の安全を守る警察官なら当然のこととも云えるが、良い話はこの先に待っていた。出火した定食屋「ダックス」を営む北崎誠一、久子さん夫妻が8日に神奈川署を訪ね、前原信也巡査長に自前で作った感謝状を贈ったと云うことである。
「ありがとう」の言葉さえも忘れがちな昨今、お礼の気持ちを託し自前で作った感謝状を届けに行った北崎さんご夫妻、素敵じゃありませんか。
このいい話から得る教訓:油の入った鍋を火にかけたまま買い物に行ってはいけません。
ちょっといい話、その二:ヒッチハイクで高校合格
これまた先月、埼玉県の女子中学生Aさんが、日本航空石川高等学校を受験する為に母親と共に石川県輪島市に向かう途中、大雪による列車運休で足止めされながらも、300kmあまりをヒッチハイクして試験会場にたどり着き、無事に合格する事が出来た。
二人はJR長岡駅で新幹線から夜行列車に乗り換え輪島市に向かう予定だったが、この列車が大雪の為に運休。困った母子はガソリンスタンドで給油中のトラック運転手らに声をかけて輪島市までヒッチハイク。当初金沢市までの約束だった運転手が「うちにも同じ年の受験生の娘がいる」と高校正門まで送ってくれたのこと。
この女子生徒は航空自衛隊のパイロットを目指して同校を志願したとのこと。防衛大学校に進学するのではなく、こういう選択肢もあるんだなぁ。
このいい話から得る教訓:絶対に外せない用件がある時には、前日夕刻までには現地入りしておきましょう。
追記:上記の元ネタは2月11日付けの神奈川新聞である事を明記しておきます。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、先週土曜日に撮影したすみよしの森の農家の庭の梅。
今年一月に神奈川大学(横浜市神奈川区六角橋)近くの定食屋で火事があり、たまたま通りかかった神奈川署交通機動係(つまり白バイ隊のことだな)の前原信也巡査長が、火事場の“現場指揮”と消火活動に獅子奮迅し、家族の安全確保と隣家への延焼を防いだ。
と、ここまでは、消防官ではなくても、特に市民の安全を守る警察官なら当然のこととも云えるが、良い話はこの先に待っていた。出火した定食屋「ダックス」を営む北崎誠一、久子さん夫妻が8日に神奈川署を訪ね、前原信也巡査長に自前で作った感謝状を贈ったと云うことである。
「ありがとう」の言葉さえも忘れがちな昨今、お礼の気持ちを託し自前で作った感謝状を届けに行った北崎さんご夫妻、素敵じゃありませんか。
このいい話から得る教訓:油の入った鍋を火にかけたまま買い物に行ってはいけません。
ちょっといい話、その二:ヒッチハイクで高校合格
これまた先月、埼玉県の女子中学生Aさんが、日本航空石川高等学校を受験する為に母親と共に石川県輪島市に向かう途中、大雪による列車運休で足止めされながらも、300kmあまりをヒッチハイクして試験会場にたどり着き、無事に合格する事が出来た。
二人はJR長岡駅で新幹線から夜行列車に乗り換え輪島市に向かう予定だったが、この列車が大雪の為に運休。困った母子はガソリンスタンドで給油中のトラック運転手らに声をかけて輪島市までヒッチハイク。当初金沢市までの約束だった運転手が「うちにも同じ年の受験生の娘がいる」と高校正門まで送ってくれたのこと。
この女子生徒は航空自衛隊のパイロットを目指して同校を志願したとのこと。防衛大学校に進学するのではなく、こういう選択肢もあるんだなぁ。
このいい話から得る教訓:絶対に外せない用件がある時には、前日夕刻までには現地入りしておきましょう。
追記:上記の元ネタは2月11日付けの神奈川新聞である事を明記しておきます。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、先週土曜日に撮影したすみよしの森の農家の庭の梅。
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「Nikon DSLRの系譜」 2010年2月版
昨年の4月17日に「Nikon DSLRの系譜」(Click here)と云う記事を書き、その中に系譜を図示したもの(系譜とは血縁関係を示した「図」を指す場合もある)を掲載したが、10ヶ月が経ちその間に3機種が登場し、更に年も変わったことから「D900よ、早く出でよ!」という思いも込めて2010年のカレンダーを追加した「Nikon DSLRの系譜2010」を作成してみた。
下に見えているのはJPEGの画像であるが、クリックして立ち上がる大きなファイルはPDFファイルである。
2009年4月版からの変更点は、新たにD3000、D300S、D3Sを追加した事と中級機カテゴリとしていたD100を上級機に移したこと。2009年4月版作成時に、D100を中級機とすべきか上級機とすべきか悩んだ末に、その性能からD70の前身であるとして中級機カテゴリとしたものだが、D3桁の初号機であること、当時のラインナップではプロ機であるD1Xの直下に来るモデルであることなどを勘案し上級機カテゴリに変更した。
さて、この「Nikon DSLRの系譜図」をじっくりと眺めてみると、Nikonの今後のラインナップ展開も見えてくる。
まず、入門機カテゴリでは今年の夏から秋にかけてD3000、D5000の後継機種が登場するだろう。中級機カテゴリではD90の後継機種が年末に登場するだろうが、上級機カテゴリのD300Sの後継機種の登場は来年まで持ち越しとなる可能性がある。また同じ上級機カテゴリだがFXフォーマットであるD700の後継機種は夏頃の登場と云うのが妥当な読み取りとなる。
「D900」と郷秋<Gauche>が度々書いているD700の後継機種登場の時期は、自分が作成した系譜図上で、主として次の機種登場までのスパンを基準に読むと、今年夏頃の登場となる。これまで「2/21~23開催のPMA2010、遅くとも3/11~14開催CP+で発表、4月に発売」と書いてきたが、D900の登場は夏まで待たなければならないということになるのかな。
注1:「釈迦に説法」かも知れませんが、著作権者(郷秋<Gauche>のこと)の許諾なく複写、転載、改変等することは著作権法により禁じられていることを明記しておきます。
注2:D1登場の2年前に「E3」と云うDSLRが登場していますが郷秋<Gauche>はこれをNikon DSLRの「前史」と捕らえ、あえてD1登場の1999年を「DSLR元年」としています。
注3:PDFファイルをご覧になるには、無償配布のAdobe Readerが必要です。下のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。

下に見えているのはJPEGの画像であるが、クリックして立ち上がる大きなファイルはPDFファイルである。
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2009年4月版からの変更点は、新たにD3000、D300S、D3Sを追加した事と中級機カテゴリとしていたD100を上級機に移したこと。2009年4月版作成時に、D100を中級機とすべきか上級機とすべきか悩んだ末に、その性能からD70の前身であるとして中級機カテゴリとしたものだが、D3桁の初号機であること、当時のラインナップではプロ機であるD1Xの直下に来るモデルであることなどを勘案し上級機カテゴリに変更した。
さて、この「Nikon DSLRの系譜図」をじっくりと眺めてみると、Nikonの今後のラインナップ展開も見えてくる。
まず、入門機カテゴリでは今年の夏から秋にかけてD3000、D5000の後継機種が登場するだろう。中級機カテゴリではD90の後継機種が年末に登場するだろうが、上級機カテゴリのD300Sの後継機種の登場は来年まで持ち越しとなる可能性がある。また同じ上級機カテゴリだがFXフォーマットであるD700の後継機種は夏頃の登場と云うのが妥当な読み取りとなる。
「D900」と郷秋<Gauche>が度々書いているD700の後継機種登場の時期は、自分が作成した系譜図上で、主として次の機種登場までのスパンを基準に読むと、今年夏頃の登場となる。これまで「2/21~23開催のPMA2010、遅くとも3/11~14開催CP+で発表、4月に発売」と書いてきたが、D900の登場は夏まで待たなければならないということになるのかな。
注1:「釈迦に説法」かも知れませんが、著作権者(郷秋<Gauche>のこと)の許諾なく複写、転載、改変等することは著作権法により禁じられていることを明記しておきます。
注2:D1登場の2年前に「E3」と云うDSLRが登場していますが郷秋<Gauche>はこれをNikon DSLRの「前史」と捕らえ、あえてD1登場の1999年を「DSLR元年」としています。
注3:PDFファイルをご覧になるには、無償配布のAdobe Readerが必要です。下のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。

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中判もデジタルの時代へ
中盤や中版ではなく「中判」。「ちゅうばん」と呼ばれるのは、35mmフィルムを使う小型と、4×5(しのご)、8×10(エイト・バイ・テン)と呼ばれる大判(シートフィルム。大きさを示す数字の単位はインチ)の中間サイズのブロニー(120、220)と呼ばれるフィルムとそのフィルムを使うカメラのこと。ただし、一言でブロニーと云っても6×9(ろくきゅう)、6×7(ろくなな)、6×6(ろくろく)そして一番小さい6×4.5(ろくよんご。大きさを示す数字の単位はいずれもセンチメートル)といろいろある。
中判のデジタルではマミヤやハッセルブラッドなどがプロユースのカメラを既に発売しているが、今日からティザー広告か開始されたPENTAX(ペンタックス) 645Dは、アマチュアが使える価格で登場する初めての中判デジタルカメラとなるかも知れない。645Dの構想はPENTAX がHOYAに買収される前からあったのだが、買収によりその登場が危ぶまれていたものである。厳しい経済環境下でPENTAX 645D を世に送り出そうというHOYAの英断には拍手を送りたい。
がしかし、いったいどんなユーザーがPENTAX 645Dを購入するのかと云えば、郷秋<Gauche>は首を傾げざるを得ないのだが、ここから先は郷秋<Gauche>の偏見と独断に満ちた仮説なので、反論は予めお断りしておく。
1999年のNikon(ニコン)D1の登場から11年、「DSLR普及元年」と云われる2004年(ニコンD70登場の年だ)から数えても6年を経た現在、画像処理のためのPCを使うことの出来る写真愛好家は、事実上すべてデジタルに移行している。いまだフィルムでの撮影を続けているのは、デジタルを使いこなすことが出来ながらもフィルムの良さにこだわる極一部の愛好家、あるいは「フィルムに留まざるを得ない」、PCを使うことの出来ない、主として中高年の愛好家たちである。
果たして郷秋<Gauche>の仮説が当たっているとすれば、HOYAの大英断によって世に出るPENTAX 645Dも、買うべき愛好家がいないと云う事になってしまう。もしHOYAがPENTAX 645Dを本気で売ろうとするならば、風景写真にも十二分な2,450万画素を持ちながら、70万円以上と飛び切り高価なニコンD3Xの半額以下であることが絶対条件となるだろう。そうでなければ35mmフルサイズのDSLRに比し取り回しが厄介で、かつレンズラインナップにおいて見劣りのする中判を積極的に選ぶ理由を見出す事が出来ないからである。
かく云う郷秋<Gauche>は、現在愛用しているAPS-C(D300)から中判ではなく、35mmフルサイズ(Nikon FXフォーマット!)への移行に向けて準備を進めているところである。その準備の具体的な内容は遠からずご報告できるものと思うが、FXフォーマット移行の絶対条件はD900の登場。既に幾度も書いているが、早ければ2/21~23開催のPMA2010に合わせて、遅くとも3/11~14に開催されるCP+までには発表されるものと大いに期待しているのだが、さて如何に。
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、先週土曜日に撮影したなるせの森の一本梅。開花状況からは今週末が絶好の撮影日となりそうだが、お誂えの青い空と白い雲があるかどうかは神のみぞ知る、と云うところだろうか。
中判のデジタルではマミヤやハッセルブラッドなどがプロユースのカメラを既に発売しているが、今日からティザー広告か開始されたPENTAX(ペンタックス) 645Dは、アマチュアが使える価格で登場する初めての中判デジタルカメラとなるかも知れない。645Dの構想はPENTAX がHOYAに買収される前からあったのだが、買収によりその登場が危ぶまれていたものである。厳しい経済環境下でPENTAX 645D を世に送り出そうというHOYAの英断には拍手を送りたい。
がしかし、いったいどんなユーザーがPENTAX 645Dを購入するのかと云えば、郷秋<Gauche>は首を傾げざるを得ないのだが、ここから先は郷秋<Gauche>の偏見と独断に満ちた仮説なので、反論は予めお断りしておく。
1999年のNikon(ニコン)D1の登場から11年、「DSLR普及元年」と云われる2004年(ニコンD70登場の年だ)から数えても6年を経た現在、画像処理のためのPCを使うことの出来る写真愛好家は、事実上すべてデジタルに移行している。いまだフィルムでの撮影を続けているのは、デジタルを使いこなすことが出来ながらもフィルムの良さにこだわる極一部の愛好家、あるいは「フィルムに留まざるを得ない」、PCを使うことの出来ない、主として中高年の愛好家たちである。
果たして郷秋<Gauche>の仮説が当たっているとすれば、HOYAの大英断によって世に出るPENTAX 645Dも、買うべき愛好家がいないと云う事になってしまう。もしHOYAがPENTAX 645Dを本気で売ろうとするならば、風景写真にも十二分な2,450万画素を持ちながら、70万円以上と飛び切り高価なニコンD3Xの半額以下であることが絶対条件となるだろう。そうでなければ35mmフルサイズのDSLRに比し取り回しが厄介で、かつレンズラインナップにおいて見劣りのする中判を積極的に選ぶ理由を見出す事が出来ないからである。
かく云う郷秋<Gauche>は、現在愛用しているAPS-C(D300)から中判ではなく、35mmフルサイズ(Nikon FXフォーマット!)への移行に向けて準備を進めているところである。その準備の具体的な内容は遠からずご報告できるものと思うが、FXフォーマット移行の絶対条件はD900の登場。既に幾度も書いているが、早ければ2/21~23開催のPMA2010に合わせて、遅くとも3/11~14に開催されるCP+までには発表されるものと大いに期待しているのだが、さて如何に。
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、先週土曜日に撮影したなるせの森の一本梅。開花状況からは今週末が絶好の撮影日となりそうだが、お誂えの青い空と白い雲があるかどうかは神のみぞ知る、と云うところだろうか。
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ニコンから新レンズ登場
今月3日に登場するのではないかと云われていた2本のレンズがようやく今日、発表された。Nikon Rumorsで"Probably Tuesday, February 9th @ midnight." と云われていたレンズである。
発表されたのは、既にかなり具体的なスペックまでもが噂になっていたAF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRとAF-S NIKKOR 24mm f/1.4G EDである。FXフォーマット用の新世代広角ズームとしては既にAF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G EDがあるがこれはいかにも巨大(1,00g)かつ高価(税込285,600円)。16-35mm f/4Gはこれの廉価版とも云えるかもしれないが、それでも161,700円(税込)と云う希望小売価格は決して安くないし、それなりに大振りである。
Nikon(ニコン)は14-24mm F2.8G、24-70mm F2.8、70-200mm F2.8と云う3本の大口径、高級&高価格ズームで14-200mmをカバーしているが(総額70万円!)、16-35mm f/4Gが登場したことにより、16-200mmを3本のF4通しでカバーするラインナップを考えているのかも知れないな。つまり、16-35mm f/4Gの後に24-135mm f/4G、そして70-200mm f/4Gが追って登場すると云うシナリオだ。F2.8トリオの広角側2本にはVRが搭載されていないがF4トリオにはすべてVRが搭載されることになり、価格は総額40万円と云うところか。
AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G EDは久々に登場する大口径単焦点レンズである。待っていた人も多いかも知れないが、スペックと共に価格も超弩級である。郷秋<Gauche>的にはこんなに明るい、同時に高価なレンズはいらない。MF時代に20mmから180mmまでF2.8のレンズをぞっくりと揃えたように(Ai AFでもあるけれど郷秋<Gauche>的にはなんかピンと来ない)、AF-S Gタイプf/2.8シリーズを展開してもらいたいものである。「G」は止めてくれと云うファンも多いかも知れないけれど。
f/2.8シリーズと書いたけれど、実際には重さや価格とのバランスを考えるとこんな感じになるのかな。20mm f/2.8G、24mm f/2.8G、28mm f/2.8G、35mm f/1.8G(FX用のだ)、50mm f/1.4G(これは既に出ている)、85mm f/2G、105mm f/2G、135mm f/2.8G、180mm f/2.8G。ズームレンズ全盛の昨今、こんなに沢山の短焦点レンズが必要だとは思わないけれど、24mm f/2.8G、35mm f/1.8G、85mm f/2Gくらいは欲しいかな。パンケーキの40mm f/2.8Gがあったら郷秋<Gauche>は嬉しいぞ。
さて、ここまでお読みいただいてレンズの型番の焦点距離の後の標記の仕方が変わったことにお気付になられただろうか。これまでは「F2.8G」と書かれていたものが、これからは「f/2.8G」と標記されるらしい。まっ、だからどうしたと云うほどのことではないけれど。
興味の無い方には同じようなものが佃煮のように並んでいるとしか思えないかも知れませんが、それなりの時間と費用をかけて集めた郷秋<Gauche>としては、それぞれ大切なレンズたちです。ちなみにいずれもAi-Sの20mm F2.8、24mm F2.8、28mm F2.8、35mm F2.0、50mm F1.4、85mm F2.0です。
発表されたのは、既にかなり具体的なスペックまでもが噂になっていたAF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRとAF-S NIKKOR 24mm f/1.4G EDである。FXフォーマット用の新世代広角ズームとしては既にAF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G EDがあるがこれはいかにも巨大(1,00g)かつ高価(税込285,600円)。16-35mm f/4Gはこれの廉価版とも云えるかもしれないが、それでも161,700円(税込)と云う希望小売価格は決して安くないし、それなりに大振りである。
Nikon(ニコン)は14-24mm F2.8G、24-70mm F2.8、70-200mm F2.8と云う3本の大口径、高級&高価格ズームで14-200mmをカバーしているが(総額70万円!)、16-35mm f/4Gが登場したことにより、16-200mmを3本のF4通しでカバーするラインナップを考えているのかも知れないな。つまり、16-35mm f/4Gの後に24-135mm f/4G、そして70-200mm f/4Gが追って登場すると云うシナリオだ。F2.8トリオの広角側2本にはVRが搭載されていないがF4トリオにはすべてVRが搭載されることになり、価格は総額40万円と云うところか。
AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G EDは久々に登場する大口径単焦点レンズである。待っていた人も多いかも知れないが、スペックと共に価格も超弩級である。郷秋<Gauche>的にはこんなに明るい、同時に高価なレンズはいらない。MF時代に20mmから180mmまでF2.8のレンズをぞっくりと揃えたように(Ai AFでもあるけれど郷秋<Gauche>的にはなんかピンと来ない)、AF-S Gタイプf/2.8シリーズを展開してもらいたいものである。「G」は止めてくれと云うファンも多いかも知れないけれど。
f/2.8シリーズと書いたけれど、実際には重さや価格とのバランスを考えるとこんな感じになるのかな。20mm f/2.8G、24mm f/2.8G、28mm f/2.8G、35mm f/1.8G(FX用のだ)、50mm f/1.4G(これは既に出ている)、85mm f/2G、105mm f/2G、135mm f/2.8G、180mm f/2.8G。ズームレンズ全盛の昨今、こんなに沢山の短焦点レンズが必要だとは思わないけれど、24mm f/2.8G、35mm f/1.8G、85mm f/2Gくらいは欲しいかな。パンケーキの40mm f/2.8Gがあったら郷秋<Gauche>は嬉しいぞ。
さて、ここまでお読みいただいてレンズの型番の焦点距離の後の標記の仕方が変わったことにお気付になられただろうか。これまでは「F2.8G」と書かれていたものが、これからは「f/2.8G」と標記されるらしい。まっ、だからどうしたと云うほどのことではないけれど。
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興味の無い方には同じようなものが佃煮のように並んでいるとしか思えないかも知れませんが、それなりの時間と費用をかけて集めた郷秋<Gauche>としては、それぞれ大切なレンズたちです。ちなみにいずれもAi-Sの20mm F2.8、24mm F2.8、28mm F2.8、35mm F2.0、50mm F1.4、85mm F2.0です。
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E-P2用のフード
昨日、OLYMPUS(オリンパス)E-P2用に四角いフードが欲しいと書いた。でも、E-P2の標準レンズたるM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8のフィルター径は37mmで、今どきスティルカメラ用のレンズでこんな小さなフィルター径を持つレンズはないから、フィルター枠にねじ込めるようなフードは四角いフードどころか一般的な丸いフードでもめったにない。
そこで登場するのが「ステップアップリング」である。半年前の常識では、37mm-52mmのステップアップリングは家庭用のビデオカメラにスティルカメラ用のフィルターを着ける時に使うものであったが、E-P1&2登場以降は、M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8に一般的なスティルカメラ用フードを着けるニーズが多いらしく、町田のヨドバシカメラにもちゃんと在庫があった(marumi製、420円!)。
ステップアップした52mmは、お気づきの通りNikon(ニコン)の準広角から準望遠に至る多くのレンズで使われているフィルター径である。と云う事は、52mmへのステップアップリングがあればM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8にほとんどのNikon純正フードを装着することが出来ると云うことなのである。で、最初に着けてみたのがこれ。
Ai Nikkor 45mm F2.8P用の純正ドーム型フード、HN-35である。Ai Nikkor 45mm F2.8PはM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8よりも一回り大きい(OLYMPUSの外形57mmに対してNikonは63mm)が、そのスタイルも設計思想も同じタイプのレンズなので、Ai Nikkor 45mm F2.8P専用のフードはM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8に装着しても実に良く似合っている。と思う。
郷秋<Gauche>が持っている、Ai Nikkor 45mm F2.8Pはシルバーなので同じ色のM.ZUIKOには事の他似合っている。「Nikkor 45mm F2.8P」の刻印にさえ目をつぶればまるでOLYMPUS純正のようであるが、問題がないわけではない。それはわずか数ミリずつではあるが、ステップアップリングやフード、キャップの厚み。
marumi製のステップアップリングの厚みが3.8mm、Nikkor 45mm F2.8P純正のNCフィルターが3.9mm、フードが3.6mmそしてキャップが5.1mm。全部合わせると16.4mmにもなり、これでは薄さ22mmを誇る「パンケーキ」も台無しになってしまう(厚みはいずれも郷秋<Gauche>の実測)。
巷ではE-P1&2にマウントアダプタを介してライカMマウントやツァイスLマウントのレンズを着ける遊びが流行っているようだが、郷秋<Gauche>はこの種の遊びには与しない。AF(オートフォーカス)が使えるならいざ知らず、E-P1&2のようなカメラでMF(マニュアルフォーカス)はまったく現実的ではないと思うからである。まっ、MF派の皆様には、ピントの甘い写真が出来上がったとしても他の誰に迷惑をかけるわけでもないのだから、「どうぞ存分にお楽しみください」と云うまでである。
そこで登場するのが「ステップアップリング」である。半年前の常識では、37mm-52mmのステップアップリングは家庭用のビデオカメラにスティルカメラ用のフィルターを着ける時に使うものであったが、E-P1&2登場以降は、M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8に一般的なスティルカメラ用フードを着けるニーズが多いらしく、町田のヨドバシカメラにもちゃんと在庫があった(marumi製、420円!)。
ステップアップした52mmは、お気づきの通りNikon(ニコン)の準広角から準望遠に至る多くのレンズで使われているフィルター径である。と云う事は、52mmへのステップアップリングがあればM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8にほとんどのNikon純正フードを装着することが出来ると云うことなのである。で、最初に着けてみたのがこれ。
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Ai Nikkor 45mm F2.8P用の純正ドーム型フード、HN-35である。Ai Nikkor 45mm F2.8PはM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8よりも一回り大きい(OLYMPUSの外形57mmに対してNikonは63mm)が、そのスタイルも設計思想も同じタイプのレンズなので、Ai Nikkor 45mm F2.8P専用のフードはM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8に装着しても実に良く似合っている。と思う。
郷秋<Gauche>が持っている、Ai Nikkor 45mm F2.8Pはシルバーなので同じ色のM.ZUIKOには事の他似合っている。「Nikkor 45mm F2.8P」の刻印にさえ目をつぶればまるでOLYMPUS純正のようであるが、問題がないわけではない。それはわずか数ミリずつではあるが、ステップアップリングやフード、キャップの厚み。
marumi製のステップアップリングの厚みが3.8mm、Nikkor 45mm F2.8P純正のNCフィルターが3.9mm、フードが3.6mmそしてキャップが5.1mm。全部合わせると16.4mmにもなり、これでは薄さ22mmを誇る「パンケーキ」も台無しになってしまう(厚みはいずれも郷秋<Gauche>の実測)。
巷ではE-P1&2にマウントアダプタを介してライカMマウントやツァイスLマウントのレンズを着ける遊びが流行っているようだが、郷秋<Gauche>はこの種の遊びには与しない。AF(オートフォーカス)が使えるならいざ知らず、E-P1&2のようなカメラでMF(マニュアルフォーカス)はまったく現実的ではないと思うからである。まっ、MF派の皆様には、ピントの甘い写真が出来上がったとしても他の誰に迷惑をかけるわけでもないのだから、「どうぞ存分にお楽しみください」と云うまでである。
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四角いフードが欲しい
E-P2にフードを付けてみた。実は郷秋<Gauche>はフードが好きなのである。って、別にフードだけが好きなのではなく、レンズの造形美はフード付きで語られるべきだと思っていると云うことだ。例えばNikon(ニコン)のカメラのカタログにはよくフードなしのAi AF Nikkor 85mm F1.4Dが登場する。ルックスが良いからであるが、特に大柄なボディのD3などに着けると迫力満点で格好いい。
でも、撮影の時にはフードが必備である。レンズ単体でいくら格好が良くても実際に使うとき、つまり撮影の時にはフードが着いた状態であるのだからフードが着いた状態で格好が良くないと意味が無いのである。高性能のレンズは美しい。それは速いF1マシンが美しいのと同じだ。美しいレンズには美しいフードが必要なのだ。
既に旧型になってしまったけれど、AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRは郷秋<Gauche>お気に入りのレンズでなかなかの性能も良いのだが、鏡胴(レンズの筒の部分のことだ)がボディ側に行くに従って細くなり、レンズ単体では手放しで美しいとは云いにく。しかし、大振りのフードをカッチンと着けると俄然美しくなり、撮る側の気持ちも引き締まる。実は素性の悪くない女性が、素敵な服を纏った途端に輝くのと同じことか。
前置きが長くなったが、だから郷秋<Gauche>はE-P2に専用のフードの用意がないのが不満だった。そんな折にヨドバシカメラをのぞいたらなかなか良さそうなフードがあったのでさっそく購入したのがこれである。
OLYMPUS(オリンパス)からは純正のフードが出されていないから、当然社外品だがE-P1&2専用のアルミ製で作り・質感共に悪くない。でもだ、悪くはないけれど、なんかピント来ないと云うのか・・・。そうだ、E-P2には四角いフードが似合うのだ!と思い当たった。四角いフードだ。今どきこう云うフードはなかなか手に入らないだろう。ニコンは勿論、キヤノンもペンタックスもオリンパスも、多分作っていない。でも昔は結構あった。
これはペンタックスのスーパータクマー28mm F3.5に純正のフードを着けたところだ。カメラ本体はペンタックスSL。SPとSLの外観上の違いは右手中指で隠れている辺りにSPOTMATICと書かれているのがSPで、ないのがSL。見えないのに何故判るかと云えば、上の写真のカメラが郷秋<Gauche>のものであり、カメラを構えているのも郷秋<Gauche>だからである。
学生時代の写真仲間が撮ってくれた(勿論、大昔に)もので、最近仲間内のサイトに掲載されているのを発見したものである。郷秋<Gauche>は当時ペンタックスのSPとSL、レンズは28mm、50mm、135mmを使っていた。ボディはSPがブラックでSLがシルバーだったから、上のカメラはSLであると断言できるのである。
こんな四角いフードをE-P2(正しくはM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8に、だな)に着けたらきっと似合うだろうけれど、物は中古(大古?)を探して、ステップアップリング(フィルター取付枠径変換アダプタ)を介して取り付けることになるんだろうな。しかし、四角いフードを正しい角度で装着するのは難しそうだ。
スーパータクマー28mm F3.5の純正のフードは勿論ねじ込み式ではなくレンズ鏡胴先端に差し込んでリングを回して締め付ける方式だった。そこそこ止まるんだけれど、肩からぶら下げている間にずれてしまうこともあったように記憶している。四角いフードはバヨネット式じゃないと難しいかな?
でも、撮影の時にはフードが必備である。レンズ単体でいくら格好が良くても実際に使うとき、つまり撮影の時にはフードが着いた状態であるのだからフードが着いた状態で格好が良くないと意味が無いのである。高性能のレンズは美しい。それは速いF1マシンが美しいのと同じだ。美しいレンズには美しいフードが必要なのだ。
既に旧型になってしまったけれど、AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRは郷秋<Gauche>お気に入りのレンズでなかなかの性能も良いのだが、鏡胴(レンズの筒の部分のことだ)がボディ側に行くに従って細くなり、レンズ単体では手放しで美しいとは云いにく。しかし、大振りのフードをカッチンと着けると俄然美しくなり、撮る側の気持ちも引き締まる。実は素性の悪くない女性が、素敵な服を纏った途端に輝くのと同じことか。
前置きが長くなったが、だから郷秋<Gauche>はE-P2に専用のフードの用意がないのが不満だった。そんな折にヨドバシカメラをのぞいたらなかなか良さそうなフードがあったのでさっそく購入したのがこれである。
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OLYMPUS(オリンパス)からは純正のフードが出されていないから、当然社外品だがE-P1&2専用のアルミ製で作り・質感共に悪くない。でもだ、悪くはないけれど、なんかピント来ないと云うのか・・・。そうだ、E-P2には四角いフードが似合うのだ!と思い当たった。四角いフードだ。今どきこう云うフードはなかなか手に入らないだろう。ニコンは勿論、キヤノンもペンタックスもオリンパスも、多分作っていない。でも昔は結構あった。
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これはペンタックスのスーパータクマー28mm F3.5に純正のフードを着けたところだ。カメラ本体はペンタックスSL。SPとSLの外観上の違いは右手中指で隠れている辺りにSPOTMATICと書かれているのがSPで、ないのがSL。見えないのに何故判るかと云えば、上の写真のカメラが郷秋<Gauche>のものであり、カメラを構えているのも郷秋<Gauche>だからである。
学生時代の写真仲間が撮ってくれた(勿論、大昔に)もので、最近仲間内のサイトに掲載されているのを発見したものである。郷秋<Gauche>は当時ペンタックスのSPとSL、レンズは28mm、50mm、135mmを使っていた。ボディはSPがブラックでSLがシルバーだったから、上のカメラはSLであると断言できるのである。
こんな四角いフードをE-P2(正しくはM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8に、だな)に着けたらきっと似合うだろうけれど、物は中古(大古?)を探して、ステップアップリング(フィルター取付枠径変換アダプタ)を介して取り付けることになるんだろうな。しかし、四角いフードを正しい角度で装着するのは難しそうだ。
スーパータクマー28mm F3.5の純正のフードは勿論ねじ込み式ではなくレンズ鏡胴先端に差し込んでリングを回して締め付ける方式だった。そこそこ止まるんだけれど、肩からぶら下げている間にずれてしまうこともあったように記憶している。四角いフードはバヨネット式じゃないと難しいかな?
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Nikon makes its next announcement.
Probably Tuesday, February 9th @ midnight.
大いに期待していた3日には残念ながらCOOLPIXしか発表されなかったが、Nikon Rumorsによれば2月9日深夜、と云うことは日本時間8日月曜10日水曜日にニコンから更なる発表があるらしい。いつもなら、月曜日は来ないで欲しいと思うところだが、今週末に限っては月曜日が待ち遠しい郷秋<Gauche>である。
注:日にちが間違っていましたので訂正しました。USAの2月9日深夜は日本時間の10日水曜日ですね(^^;
例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森の紅梅。
☆☆☆
本日、恩田の森で撮影いたした写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now
大いに期待していた3日には残念ながらCOOLPIXしか発表されなかったが、Nikon Rumorsによれば2月9日深夜、と云うことは日本時間
注:日にちが間違っていましたので訂正しました。USAの2月9日深夜は日本時間の10日水曜日ですね(^^;
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例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森の紅梅。
本日、恩田の森で撮影いたした写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now

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