門司港焼きカレー倶楽部

 一昨日にちょろりと書いた「焼きカレー」の話(See here)の続きである。門司港焼きカレー倶楽部発行のリーフレット(A3二つ折りの立派なもの)によれば、焼きカレーは半世紀もの歴史を誇っているとのこと。詳しくは上記のサイトをご覧頂くとして、郷秋<Gauche>と同行者が食した公認No.21「軽食・喫茶 リバー」で聞いた話は以下の通り。

 焼きカレーには特別な定義は無い。基本的には一昨日に書いたような食べ物及びそのバリエーションであればいいらしい。勿論どの飲食店でも焼きカレーをメニューに加えることは出来るが「門司港焼きカレー倶楽部」の公認を得るためには「門司港焼きカレー倶楽部」に入会しなければならないとの事。

 入会申請をして、審査の結果認められると「門司港焼きカレー倶楽部」に入会することが出来る。会費は年45,000円である。会員になりこの会費を納めると「門司港焼きカレー倶楽部公認」と書かれた幟旗を店先に出す事が出来る(きっと倶楽部で頒布しているんだろう)。そしてオフィシャルリーフレットにも店の紹介を掲載してもらえる。


 これがオフィシャルリーフレットの2ページ目。「焼きカレーMAP」が見開きで掲載されているのだが、その左側ページである。現在25店が加盟しているようだが(写真はその約半分)店によって随分とバリエーションがあるのがお判りいただけるだろうか。

 町おこしのための所謂「B級グルメ」である。郷秋<Gauche>のふるさと、福島県では喜多方市の「喜多方ラーメン」が全国区で有名であるが、お隣の会津若松は「ソースカツ丼」で頑張っている(「ソースカツ丼の会」加盟店が22店舗。しかしソースカツ丼は全国各地でB級グルメとして展開されているようである)。

 郷秋<Gauche>の(今の)地元、神奈川県では「小田原おでん」や「三崎のまぐろ」、厚木の「シロコロ・ホルモン」があるが、「三崎のまぐろ」以外はどれも人為的に作られたもので、まさに「食」が町おこしの為に使われている好例と云う事が出来るだろう。それでも「食」は人を呼ぶための大きな必要な要素の一つで、大仰に云えば新たな「観光資源」。景気の低迷からどの地域でも訪問者数が低迷していることから「観光資源」の発掘あるいは新たな創設に必死で取り組んでいる昨今である。

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