パンダの赤ちゃんは「男の子」?!

 「パンダの赤ちゃんは男の子!」(産経新聞)。「男の子」って、いったい何時からパンダは人間になったんだ? さすがに記事本文には「オス」と書いてあったけれど、産経新聞の見識が問われるぞ。

 もっとも、動物、特に愛玩動物を人間並みに見立てての言葉遣い(敬語)はもう暫らく前からの事で、「○○○ちゃんに「ごはん」あげたの?」なんてのは朝飯前で、「○○○ちゃんのママ」なる奇怪な云い回しさえ今では日常的である。いったい何時から犬の餌が「ごはん」になり、「(さし)あげる」になり、いったい何時から人間が犬を生むようになったのか。

 言葉は生き物で時代と共に変わるものあることを承知の上でも、犬に「上げる」、犬の「ママ」は何とも理解し難い郷秋<Gauche>であるぞ。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、今どき道端や土手・空き地などで見かけることが多いルドベキア、別名大反魂草(おおはんごんそう)。北米原産で日本には明治中期に渡来、1950年代には野生化している。現在では外来生物法により特定外来生物(第二次指定種)に指定されており、許可なく栽培・保管・運搬・輸入・譲渡しを行うことは禁止されているようだ。

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