オリンパスPEN着せ替えサービス

 722日に、「オリンパスが『PEN着せ替えサービス』を開始」と云う記事を書いた(see here。すぐにやってみようと思いながらも忙しさに紛れてなかなかできないまま8月も中旬になってしまったが、ようやく意を決してオリンパスに電話をして、ピックアップサービスを依頼した。ところが、ピックアップを頼んだ途端にオリンパスが夏休み。

 

ようやく夏休みが終わったその日に電話があり、工賃の見積額と共に、明日返送しますとのこと。今度は郷秋<Gauche>のオフィスが休みになるので、仕方がなく今日受け取ることが出来るように発送をお願いした。夏休みやら何やらが無ければ、宅配の往復を含めて5日もあると戻ってくるようである。意外と、と云うより、相当早いサービスである。

 

 さて、郷秋<Gauche>のE-P2はこのblogでも何度かご覧いただいた通り、ブラックのボディであるが(直近では、722日の記事を参照頂きたい)、「着せ替え」はこれを既存のブラック、シルバー、ホワイトの5つの外装パーツ、つまりグリップ、トップカバー、ボトムカバー、フロントカバー、リアカバーを自由な組み合わせで変更することが出来るサービスである。

 

 個性豊かな方からは、つまらないとの誹りを頂くかも知れないが、郷秋<Gauche>はクラシカルなスタイルへの変更を目指し、極オーソドックスに、トップカバー、ボトムカバーをシルバーに変更してもらった。

 

 

 勿論、既述の範囲であれば希望の通りに「着せ替え」てくれるから、奇を衒って、トップとボトム、あるいはフロントをリアのカバーを色違いにすることも可能だし、黒のフロントカバーにベージュもしくはブラウンのグリップと云う組み合わせも、(それが美しいかどうかは別にして)勿論可能だ。

 

 オリンパスのこちらのページをご覧いただくと費用もおおよその事がお分かり頂けるが、郷秋<Gauche>の「着せ替え」の場合の費用を参考までに記しておく。

 

上メタルユニット 900

Xシュー台SL 100

パワーボタン 100

Rボタン# 100

プラマイボタン 100

下メタルユニット 700

バッテリ蓋ユニット 200

以上、部品代小計2,200

修理代(要するに手間賃だな) 7,000

往復の送料 500

 

これに消費税485円が加わり、締めて10,185円であった。勿論、この「着せ替え」によって、撮った写真が特別良くなるなど、機能面での変更はまったく無い。まったく、見た目だけの問題である。見た目だけのために、これだけの費用をかけるかどうかは、その方の価値観によって変わって来ることだろ。

 

 ちなみに、E-P2は最近発売になった外付け電子ビューファインダーVF-3対応のためにファームウェアがVer1.2に変更になっている。「着せ替え」から戻ってきたらバージョンアップしなければと思っていたら、この作業も済ませたうえで戻ってきたので、ひと手間省くことが出来た。勿論この作業はサービスである。

 

 しかしオリンパス、新製品E-P3が登場しても、過去のモデルを長く愛用してもらうためにこんなサービスをするとは、なかなか気の利いたメーカーではないか。すぐには新製品が売れないかも知れないけれど、自社のファンを増やし、そしていつまでも離さない、一見遠回りでではあっても、もっとも正しく優れた営業手法を展開しているオリンパス。まったく、憎めないぞ。

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