支持しない、に一票

 小宮山洋子厚生労働大臣が、「日本のたばこの価格は非常に低い」として、毎年100円ずつ値上げして、3年後をめどに1700円台にしたいと発言したとか。また、「もともと税収を上げるためでなく、健康を守るためにやるんでしょ? そもそもたばこ事業法の所管が財務省なのは、おかしい。厚労省に見直す方向で、関係者としっかり協議をしていきたい」とも述べたとか。いいじゃないですか。

 

 「いいじゃないですか」と云っておきながらなんですが、郷秋<Gauche>としてはタバコが700円になろうと1000円になろうと、郷秋<Gauche>を含めた非喫煙者が、タバコの煙の悪臭とそれによる健康被害に晒されなければそれでいいんです。高くても安くても、吸いたい方は吸うでしょう。極論すれば、私の前でタバコの煙を吐かれることさえなければどうでもいいんです。だってそうでしょう。タバコによる健康被害がこれほど云われているのに、それでも吸っている人の事を、郷秋<Gauche>が心配することはない。

 

ところで、小宮山洋子厚生大臣は「意欲的」だけれど、新(現)内閣では余り期待できないでしょうね。だって、野田総理大臣が喫煙者だそうじゃないですか。財務大臣当時(今年7月のこと)には、東日本大震災の復興財源のためのたばこ増税案について「(税率を上げるのは)たばこもお酒も、税制を通じた“オヤジ狩り”みたいなもので、そんなことやっていいのかという議論もあります」と発言している。「(そう云う)議論もあります」じゃなくて、野田さん個人がそう思っていると云う事でしょう。

 

新(現)内閣の支持率は新内閣の支持率は65%で、1978年の大平内閣以降の、発足直後の調査としては5番目に高いと云う事だけれど、喫煙者が代表を務める内閣じゃぁね。今では禁煙治療は健康保険で受けることが出来る。と云う事は、喫煙は病気でしょう。喫煙と云う、自分の病気を治療もせずに放っておいて平気な人に、日本の今と未来を任せられますか。我が国の「病気」を治療もせず、放っておくのではないかと、郷秋<Gauche>は心配ですよ。と、云うわけで郷秋<Gauche>は、「新(現)内閣を支持しない」に一票、入れておきます。

 

 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、暑い暑いと云っても、「もう秋なん」だと思わせる、秋海棠(しゅうかいどう)。ベゴニアとの近似性は一目でわかるが、江戸時代初期に渡来したと聞くからか、もうすっかり日本の花のように見えてならない。

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