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日本とはどういう国か

 「日本とはどういう国か」を、ここで論じようと云うわけでは勿論無い。今日の神奈川新聞5面の「木もれ日」というコーナーに保坂和志氏が「日本とはどういう国か」というタイトルで小文を書かれていたのである。

 原稿用紙僅か二枚程の分量では一国を論じようにも無いわけだが、「日本とはどういう国か」というタイトルは勿論保坂氏自身がつけたのであろう。随分と大上段に構えてものだが、書かれたことは、なかなか小気味良い。

 「小泉時代の『改革』の名のもとに格差がどんどん広がり、新しい弱者が日々作り出されて、その人たちが救われる道筋がいっこうに見えず、その後の首相といったら、歴史に残る無能な首相が取っかえ引っかえ。中でも安部晋三、麻生太郎の頭の悪さは際立ち、この二人は、一般企業の部長をやったとしても、『なんであんな人が部長になったんだ』と言われるレベルであることは間違いない」(神奈川新聞から引用)

 そうか、今の日本は、一般企業の部長さえ務まらないほどの無能者が首相を務めているのか。郷秋<Gauche>がそう思って書いたのではなく、そう思って書いたのは、保坂和志氏である。でも、説得力はあるな。う~~ん、こんな部長いや、首相じゃ確かにやってられないぞ。

 郷秋<Gauche>はつい15分程前まで保坂和志氏という芥川賞受賞作家をまったく知らなかった。氏が今日の神奈川新聞に書いた小文のすべてに共感しているわけではないが、上に紹介した部分については実に思い切った云いっぷりで、誰憚ることも無くこんなことを書く自由があるのもまた今の日本であるとの思いを強くした次第である。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、今日撮影の白木蓮(はくもくれん)。先週の土曜日にはまだ開花していませんでしたが、4、5日前が見頃だったようで今日はもう満開を過ぎていました。

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 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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