唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
ドメーヌ・シュヴロ 2009
2007年12月に、ドメーヌ・シュヴロの若き当主、パブロ・シュヴロとかおりさんご夫妻の来日、それに合わせて開かれたシュヴロのワインの数々を楽しむ会の事を書きましたが、今年もまたシュヴロご夫妻のお話を聞きながらワインを楽しむ会が開かれました。場所は前回と同じ横浜市緑区のワイン専門店平野弥さんの店内のレストラン・ル・ヴァン・ノーブルでした。平野弥さんが移転するため、現在のお店でのイベントはこれが最後とのことでした。
ワインと食事の前には1時間程パブロの講義がありました。今回のテーマは「環境に優しいブドウ栽培」で、大量の化学合成農薬が使われることの危険性とドメーヌ・シュヴロにおける有機栽培の方法などが判り易く説明されました。特に印象的だったのは、除草剤を使うのではなく種々の雑草を掘り起こし土の中に漉き込むことで雑草の持つ多様性がアロマとしてブドウそしてワインに取り込まれるという話。
良いブドウを作るためには畑に多様性が必要だというパブロの主張。そのためには化学合成剤を(大量に)使わないこと、労働を惜しまないこと、天敵を上手に利用することが必要なのだと。確かに、生物学的多様性の無い温室で一年中つくられるトマトやきゅうりは、夏の間、路地で栽培されるものと比べると味が単純で旨みがない。同じことがブドウとワインにも言えるというわけです。この多様性の問題は、ブドウだけではなく人間社会にも当てはまりそうですね。
今日の一枚は、只今講義中。ワインと食事はしばらく「お預け」の図。
2007年に書いたドメーヌ・シュヴロについて記事はこちらをご覧ください。
「ドメーヌ・シュヴロ」関連サイト
ドメーヌ・シュヴロの日本語オフィシャルサイト
http://www.domainechevrot.com/
シュヴロの輸入代理店「平野弥」さんのサイト
http://www.hiranoya.net/index.html
ワインと食事の前には1時間程パブロの講義がありました。今回のテーマは「環境に優しいブドウ栽培」で、大量の化学合成農薬が使われることの危険性とドメーヌ・シュヴロにおける有機栽培の方法などが判り易く説明されました。特に印象的だったのは、除草剤を使うのではなく種々の雑草を掘り起こし土の中に漉き込むことで雑草の持つ多様性がアロマとしてブドウそしてワインに取り込まれるという話。
良いブドウを作るためには畑に多様性が必要だというパブロの主張。そのためには化学合成剤を(大量に)使わないこと、労働を惜しまないこと、天敵を上手に利用することが必要なのだと。確かに、生物学的多様性の無い温室で一年中つくられるトマトやきゅうりは、夏の間、路地で栽培されるものと比べると味が単純で旨みがない。同じことがブドウとワインにも言えるというわけです。この多様性の問題は、ブドウだけではなく人間社会にも当てはまりそうですね。
今日の一枚は、只今講義中。ワインと食事はしばらく「お預け」の図。
2007年に書いたドメーヌ・シュヴロについて記事はこちらをご覧ください。
「ドメーヌ・シュヴロ」関連サイト
ドメーヌ・シュヴロの日本語オフィシャルサイト
http://www.domainechevrot.com/
シュヴロの輸入代理店「平野弥」さんのサイト
http://www.hiranoya.net/index.html
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