福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

仕上げ磨きはいつまで?

2006-06-16 | 歯みがきのこと
子どもが小学校に入ると「仕上げ磨きは最近子どもも嫌がるし、最近はあまりやってません」という保護者も結構いらっしゃいます。そのくせ、「歯みがきはチャチャチャで本当にあっという間です」とのコメント。そういう子どもの口の中の典型は、生えはじめの永久歯前歯と一番奥の永久歯(第1大臼歯)に歯垢がバリバリ、程ほどでいい乳歯は割りと磨けている(ここは場所的に磨きやすいということがあります)。
6歳臼歯とも言われる第1大臼歯は5歳終わり~6歳で生えてきて、生えてから3年間位が最もむし歯リスクが高い状態です。また他の永久歯と比較しても、第2大臼歯(12歳臼歯といわれています)と並んで、最もむし歯になりやすい。子どもは磨く能力は高くなっていますが、肝心の磨きにくい永久歯は不十分な訳です。毎日とは言いませんが、小学校3年生くらいまではチェック+仕上げ磨きをして頂きたいですね。
永久歯前歯は第1大臼歯ほどリスクは高くないのですが、さぼっていると早くて10歳頃から上の前歯間にむし歯が発生して来ます。小学校高学年位になるといよいよ親から離れていきますが、歯磨きサボりは変わりません。前歯そして第2大臼歯の予防のための、子ども達の意識向上です。家での影響力は残念ながらあまり期待できませんので、当院では、担当歯科衛生士制でマンツーマンで定期的歯磨き指導を受けている小学校中~高学年の子どもたちが増えつつあります。
コメント (3)
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