福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

よくある質問シリーズその1

2007-10-31 | できごと

当院のホームページは私の手づくりなのですが、近々リニューアルを予定しています。そこで新しいコンテンツとして、「よくある質問」のページを新たに作成しようと考えています。FAQs(Frequently Asked Questions)などと呼ばれていますよね。スタッフが電話とかで受ける質問も含めて項目を考えました。
原稿を作成しましたので、その1を事前公開です。

Q:フッ素はいつ頃から塗れますか?
A:乳幼児の患者さんには歯ブラシにフッ素ジェルを付けて塗りますので、年齢に関係なく可能です。ただし、むし歯菌が感染をはじめむし歯リスクが高くなって来るのが1歳半以降くらいといわれていますので、通常この時期以降くらいから開始すれば良いでしょう。

Q:フッ素は保険がききますか?
A:低年齢でむし歯が多数あった場合は一部保険適用されますが、通常は私費の処置となります。当院では1回850円です。3~4か月に1回位の間隔で塗ってもらうのが理想的です。

Q:フッ素には副作用はないのですか?
A:歯科医院でのフッ素は高濃度ですが、多量に飲み込まないかぎり急性中毒などの副作用はありません。使用量はほぼ一定で安全量に定めていますので、副作用の問題はありません。また、自然界に存在し、水や食物中にも含まれているものですので、化学物質のようなアレルギーの問題もありません。

Q:大人はみてもらえますか?
A:インプラント、入れ歯、親知らずの抜歯などは近隣の専門医にご紹介していますが、通常のむし歯や歯周病の治療および予防、歯石除去、歯のクリーニング、ホワイトニングなど行っています。ご家族で来院いただいて結構です。 

Q:永久歯が出始めたのに乳歯が抜けていませんが、乳歯を抜いたほうがいいでしょうか?
A:いずれ乳歯は自然に抜け、横や裏側に位置していた永久歯はよい場所に移動していく場合がほとんどです。まずは乳歯を抜かず、経過を見る方針です。


当院の入口風景、最新版。文章とは直接は関係ありませんが・・・一応。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラジオとか携帯とか

2007-10-29 | できごと
以前ネットで購入して気に入っていたLEXONというメーカーの大きい消しゴムのようなラジオがあります。
ボリュームが変になって壊れたと思い、数か月間、院長室でそのままになっていました。試しに電池を交換したら復活する可能性もあるかもと思って交換したら、単純に復活。実は壊れていなかったようです。デザインが面白いだけでなくFM、AMとも感度良好で、自宅に持ち帰って例のNHK第1を主として聴いています。ちょっとこもった様な音がむしろうるさくない感じでOK。
さて、最近買い替えした薄型携帯はSDメモリーで音楽が聴けるそうで(最近は当り前ですが)、コンピュータに携帯附属の音楽転送ソフトを入れて試しに数枚のCDデータを転送しました。
最初に今は無き98 degrees、それから子ども達がi-podで聴いているコブクロ、スキマスイッチなど。いろいろいじっていたら、音質調整でイコライザーやサラウンド効果もあって、こりゃi-podに負けてないなと少しだけ感動。
ワンセグもそうですが、私自身多分真面目に携帯で音楽を聴かないとは思いますが、ちょっと遊んでみました。


テーマカラーはグリーンということで・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うらもと というお店

2007-10-29 | おすすめの店
週末は子ども達は家内の実家のほうに遊びに行っていましたので、夕食を家内と外食しました。
土曜日は全国歯学部同窓会の懇親会で一応食事はしていたのですが、我が家の近くの「うら本」というお店に行こうかということになりました。以前家内が職場関係で行ったことがあるお店で、大名界隈ではなかなかいい雰囲気だったそうです。
「うら」というくらいで、大名1丁目の隅の路地裏に、隠れ家的にある基本的に和風のお店です。和風の創作料理で盛り付けやお味もなかなか。それにも増して、お店の人の関わり方や料理の出てくるタイミングが良いですね。
通常のお店より50%高くらいとは思いますが、雰囲気とおもてなし料とすれば少人数でゆっくりしたい時にはいいのでは。
支店で、近くの警固町に小さいおでんやがあるそうで、こちらにも行きたくなりました。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歯学部同窓会

2007-10-29 | できごと
週末の土曜、日曜は全国の歯科大学、歯学部同窓会の役員が集まる懇話会、協議会が九州大学歯学部同窓会担当で催されました。場所は九州大学病院敷地内にあって、医学部100周年を記念して建てられた「百年記念講堂」。当然ながら、私も土曜日午後は休診にして運営側で参加することになりました。
懇話会は「若い歯科医師に今、何を伝えたら良いか」と題してのシンポジウムに続いて、懇親会が開かれました。全国30近くの大学から100名余りの関係者の参加がありました。

日曜は、国立大学(現在は独立行政法人化していますので正しくは旧国立大学)同窓会の協議会が開かれ、歯科医師臨床研修制度についての講演と、各同窓会からの報告や協議がなされました。
運営側ということで何かと気を遣うことも多かった2日間でしたが、シンポジウムや講演会の内容が面白く、しっかりためになったということと、全国の同窓会の先生方と知り合って情報交換もできる機会が得られて有意義でした。

同窓会というのは基本的にボランティアで行っているわけですから、参加している人は、若い歯科医師のためにとか皆のためにはという仲間を大切にする人種なんだな~と再認識してしまいました。
ところで日曜に講演をして頂いた九大病院のH教授が、最近の研修医はEBM(Evidence Based Medicine)は当然、NBM(Narrative Based Medicine)を習得する必要がありますと話され、なるほどそこまで要求されるようになってきたんだと思いましたが、意味わかりますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クロノグラフ

2007-10-26 | できごと
電池切れで、電池交換を依頼していた時計を昼休に受け取りに行きました。Hamilton とWenger のクロノグラフです。
Hamiltonといえば、アメリカ製と勝手に思っていたのですが、実はスイスメイド。Wengerもこれは「海猿」モデルで同じくスイスメイド。クロノグラフとか100M防水とかが実際的に役に立つかというと、クロノは先日少年サッカー大会のタイムキーパー、防水はシュノーケリングでせいぜい1、2M。
ダイバーズやらクロノは大いにファッション的ということになりますが、自分の持っている時計はダイバーズand/or クロノが多いんですよね。そういえば、先日テレビで特集していた「踊る大走査線」の青島刑事モデルもWengerでしたね。
クロノも機械式ですとやや分厚く存在感がありますが、この2つはクオーツですので値段も雰囲気も程々というところです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長いお別れ・ロンググッドバイ

2007-10-24 | できごと
我が家は、テレビは観たい番組限定であまり観ていません。その代わり、NHK第1ラジオが結構ONになっています。単なる習慣で、しいて言えば民放と比べて騒がしくないし、ニュースやトークがある種のながらで聴けるという理由でしょうか。
朝の目覚めもアラームにNHK第1をセットして起き上がるまでニュースを聴いていたりします。おかげで(?)、我が家は子どももニュース好きなんです。
昨夜、ラジオ深夜便という(多分)オールナイト番組を聴いていると、小説の中に出てくるお酒についてのトークがありました。その日の小説はレイモンド・チャンドラーのハードボイルド「長いお別れ」でした。彼の小説はかつて映画化されたものも多く、ハンフリー・ボガードが主役のフィリップ・マーローを演じたイメージもあって、マーローは本当にタフで渋い男のイメージがありますね。
酒好きのマーローですが、「長いお別れ」で登場するカクテルはギムレットでした。私も随分前にチャンドラーの小説を次から次に読んだ覚えはあるのですが、ギムレットは覚えていませんでした。
ギムレットと言えば、私の友人のカクテル通Wくんが今はない「デュラン」という大名の人気のバーで「お奨めはこれだよ」といってオーダーしてくれたのがギムレットでした。私的には少し甘すぎるかなと思って、他のいくつかの行きつけで試してみて気に入ったのが「エッジ」のものでした。 

「長いお別れ」は「ロンググッドバイ」というタイトルで村上春樹訳で新刊されているとのこと。彼があえて再訳を試みたというだけでも興味が引かれませんか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子どもの目線

2007-10-24 | 子どもとの付合い
昨日ですが、福岡市中央区子ども会育成連合会主催の指導者研修会がありました。我が大名校区からも私を含め子ども会育成会メンバー4名が参加しました。
講師のF氏は、かつては大企業に勤務して、そこでの研修制度のノウハウがある人で、現在は西区の子ども会育成連合会の研修部長をされています。
私達も子ども達が参加する行事、キャンプ、ウォークラリー、球技大会などにほぼ1年中何かと関わっていますが、子ども達の集団をいかに指導するかということがテーマでした。
指導指導といっても、最近はいわゆるトップダウン的ではなくコーチング的要素も取り入れなければとか言われますが、F氏も、大人は子どもから信用を得るような一貫性が必要ということ、子どもの目線でよく話を聴く姿勢が必要であると述べられました。話の内容は自分の子育て、職場での教育、そして歯科でも患者さんへのアドバイスや歯みがき指導などの場面でも共通のことではないかと感じました。
講演のなかで、性格分類の表があって、特徴や指導する際の着目点が箇条書きにされていました。気軽型、のんき型、感情的、気が弱い型、にぎやか型、ゆううつ型、神経質、じっくりしていない型、じっくり型、孤独が強い型の10タイプです。
この中でどうも最も指導が難しいのが「じっくりしていない型」で、自己反省が無いため、指導困難。敬遠・無視・対抗的にならずに好意的な厳格さで接する、だそうです。我が家の家族やスタッフにどのタイプか選んでもらいたい気がしています。
ちなみに私は、のんき型+気軽型かな?と自己分析です。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の子どものむし歯

2007-10-23 | むし歯予防の話
WHO(世界保健機構)の歯科関係の統計をみると、むし歯の数について各国間の比較をしたデータがあります。ひとつの比較基準ですが、12歳児のむし歯数、すなわちDMFTといって、永久歯でむし歯がある歯+抜かれて無くなった歯+治療を受けている歯の一人当たりの合計数を比較するものがあります。
日本は世界的にはどのあたりでしょう?むし歯は多い国それとも少ない国? 1990年代半ばくらいまではむし歯予防に関しては先進国ではありませんでした。すなわち、いわゆる先進国といわれる欧米諸国に取り残されていました。しかし、ここ10年くらいで割りと減ってきて、先進国の隅っこあたりに入れてもらえる状況になってきました。12歳児のDMFTが2本位に減ったわけです。親の世代と比較すると半分以下になっているでしょう。
12歳と言えば6歳臼歯が出て以降、乳歯が全部永久歯に生え変わったくらいの時期です。小学生の時期でむし歯になりやすいのは、何と言っても6歳前後に出てくる奥歯、第1大臼歯ですから、このDMFTを減らすためには第1大臼歯をターゲットとして予防を考えれば良いわけです。
健康日本21の歯科分野で、福岡市でどのような目標やプロジェクトを持って2010年の評価を迎えるかというようなミーティングが持たれて私もメンバーとして参加したのですが、やはり目標達成のターゲットは第1大臼歯のむし歯予防でした。
北欧のような学校歯科システムが実質的には無く、アメリカのように水道水にフッ素が入っていない日本では、どうしても個別に歯科医院でのケアや指導が必要になってしまうのでは。特別なことではありません。歯磨き指導とクリーニング、フッ素塗布、シーラントです。
この問題点は、むし歯リスクが高い人が必ずしも歯科医院に受診しないということです。
ちなみに12歳児でむし歯が少なくても、それ以降の青少年期は12歳前後に出てくる第2大臼歯、そして他の永久歯の歯間むし歯などが発生しやすい時期ですので、統計比較はされていませんが実は最も気をつけるべき、そして予防が重要な時期です。



歯科医院用のパンフを見ていたら、虫歯の国際比較がされていましたので、久しぶりに思い出してこのブログを書いてみました。
今やむし歯が世界的に少ない北欧諸国は、以前は日本以上にむし歯大国だったんです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小児歯科での患者さんとの対応

2007-10-20 | 子どもとの付合い

「他院でいやがって治療ができないので、小児歯科専門はどうかと思って来ました」というような保護者&小児患者さんが結構来院されます。
そのような患者さんが続くと「ここは、他の歯医者でできない子どもが来るところ~?」と一瞬思うのですが、「小児歯科だから当たり前なんだ、専門性を認めていただいて実は有り難い」と思い直します。
当院で診療してみて、そのような全ての子ども達がドラマチックにお利口にできるかというとそうでもないのですが、かなりリラックスして、歯科の環境に慣れてくる場合が多いように思います。
他の歯科医院が、小児患者さんにどのような対応をしているかは保護者の方の話の範囲でしかないのですが、どうも、むし歯と見たらどの患者さんも原則どおり治療を試みるのではないかな~?と思うことがあります。そこで嫌がって抵抗することに対して体を押えて治療することになり、歯医者側からすると治療ができません、子ども側からすると極端に歯科を怖がるという悪循環が出来てくるのではないでしょうか。
私自身のスタンスなのですが、1、2歳の乳児はさておいて、ある程度物事を理解して協力する能力を持つ3歳後半以上の年齢では、診査や処置を急がず、ある程度時間をとって説明やトレーニングを行う余裕を歯科医&スタッフが持つということです。もちろん保護者の方の余裕と同意が必要ではあります。
子どものある程度の納得なしに性急に進めると、子どもとしては「少し待ってくれたら自分で頑張れたのに」 というような不本意な気持ちを持つように思います。一方で子どものペースのみですとなかなか処置が進まない場合もありますので、若干気長に、でも飽くまでも歯科医側が主体で、子どもが出来た事柄を褒めて勇気づけたりして処置を進めるやり方が無理がないようです。
また治療内容ですが、特に乳幼児ではむし歯=治療ではなくてむし歯=ストップ&予防という考えで、定期的健診を前提に、一気に治療せずとも段階的処置で問題ないことも多々あります。この場合、お口全体の虫歯予防も含め、家庭でのハミガキ、フロスや家庭用フッ素を使った予防ケアを実行してもらうことも重要と考えています。
歯のみ見ると治療だ~ということになりますが、時間軸のなかで子どもの変化、予防計画や処置の経過を観察していくと、広がりのある治療選択ができます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シンプリーレッドのシンプリファイド

2007-10-19 | できごと

自宅でもわりと音楽を聴いているほうだと思います。我が家は、食事中はテレビを観ない、観たい番組を前もって決めておくという方針ですので、基本的に何気にテレビがついていることがないのも理由のひとつかも。
i-tunes にCDデータをインポートしておいて、パソコン音源からONKYOのマルチメディアアンプを介して、BOSEのスピーカーにつないでいます。時々は紙製スピーカー(通販生活で購入したもので、なかなかナチュラルな音が出るので、クラッシク向きと思います)もつないで聴いています。
一応秋の夜長ということで、最近わりと聞いているシンプリーレッドです。「シンプリファイド」というアルバムは2005年発売で、セルフカバー中心のアルバムです。ボーカルのHucknellさんはBlue Eyed Soul の域を超えて、レゲェやラテンジャズっぽい曲もつくっています。
カバーでない曲で、Perfect LoveとMy Perfect Love という実は同一曲があるのですが、これがアレンジの違いでほとんど同一曲とは気づかない。初期のヒット作Stars も最後に入っていて、やっぱりね~という感じ。
ラテンかぶれと言えばMatt Bianco を思い出してしまって、World Go Round というスペイン録音のCDを久しぶりに聴いてみました。さすがWorldというくらいで(?)、英語中心に歌っていてもワールドミュージック的です。
最近は彼らどうしているんですかね? 知っている人は知っており、そうでない人には何だかどうでも良いような話でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする