私は小児歯科を中心にやっていますので、特にむし歯予防については詳しくなる環境というか立場です。ボランティアで、福岡市内のある民間保育園の歯科健診と指導を他の数名の歯科医師&歯科衛生士と一緒に年3回やっています。健診の数日前に保育士から保護者あてに質問用紙を配ってもらい、健診後に質問への答えを手分けして書くようにしています。そこで他のメンバーから「このような質問にはどんな答えが適切ですかね?」のような相談を時々受けます。保護者からの質問というのが意外と日常的で素朴な質問であったりしますので、歯医者は治療はできても予防を中心とした指導については、まだまだ勉強が足りないのかな~と感じます。また、歯科衛生士もクラシックな努力主義歯みがき指導から脱することができない人も多いと思います。当然、電動歯ブラシ使用についての明確なアドバイスや意見を持っていない。
当院の隣には福岡市では有名な大手ドラッグストアーがあるのですが、ここのデンタルコーナーはかなり充実しています。もちろん電動歯ブラシも種々あって、一般には関心が高い事がらのひとつとは思います。電動歯ブラシといってもピンからキリまでありますが、家庭での保有率はかなり高いにも関わらず、日常使用している率はそれほど高くないという調査結果があります。
最近の電動歯ブラシで使い物になるのは大きく2種類あります。ひとつはスピンブラシといわれるもので、ヘッドが丸くてブラシ部分が回転するタイプです。元祖はブラウンのもので数千円です。もうひとつは後発型の(超)音波歯ブラシで有名なのはソニケアです。こちらは1万数千円と価格が高い。
時々、患者さんや保護者の方から「電動歯ブラシっていいんですか?」という質問がありますが、「これだけ自動化の時代に歯みがきだけ手動っておかしくありません?掃除機や洗濯機って当たり前ですよね。通常の歯ブラシを否定するわけではありませんが、楽で便利なものを使わない理由はありませんよね。」というのが私の答えです。
子どもの歯みがきの場合、子どもには手動歯ブラシを使わせ、その後の仕上げみがきに電動を使う。ある程度おりこうに仕上げさせる3歳以降くらいが適当ではないでしょうか。この時期にむし歯になりやすい奥歯は、手動ではどうしても前後に動かしますのでオエッと来る子どももいますが、スピンブラシでは奥歯に当てればいいだけですから、非常に楽です。6歳臼歯が出てくる時期も同様に便利です。この時期になると、子ども自身にも時々自分で電動歯ブラシを使ったりさせる。
音波歯ブラシはヘッドが大きいのと振動を嫌がる場合があるので、現時点では子どもには勧めません。ただし清掃効果は優れているので、歯周病予防の観点から青少年~成人にお勧めしたいところです。こちらは現在価格的に手ごろなものを探索中です。
電動と言えどもやはり使い方はありますので、勧めるからには具体的な実地指導をしたいというのが本音です。
当院の隣には福岡市では有名な大手ドラッグストアーがあるのですが、ここのデンタルコーナーはかなり充実しています。もちろん電動歯ブラシも種々あって、一般には関心が高い事がらのひとつとは思います。電動歯ブラシといってもピンからキリまでありますが、家庭での保有率はかなり高いにも関わらず、日常使用している率はそれほど高くないという調査結果があります。
最近の電動歯ブラシで使い物になるのは大きく2種類あります。ひとつはスピンブラシといわれるもので、ヘッドが丸くてブラシ部分が回転するタイプです。元祖はブラウンのもので数千円です。もうひとつは後発型の(超)音波歯ブラシで有名なのはソニケアです。こちらは1万数千円と価格が高い。
時々、患者さんや保護者の方から「電動歯ブラシっていいんですか?」という質問がありますが、「これだけ自動化の時代に歯みがきだけ手動っておかしくありません?掃除機や洗濯機って当たり前ですよね。通常の歯ブラシを否定するわけではありませんが、楽で便利なものを使わない理由はありませんよね。」というのが私の答えです。
子どもの歯みがきの場合、子どもには手動歯ブラシを使わせ、その後の仕上げみがきに電動を使う。ある程度おりこうに仕上げさせる3歳以降くらいが適当ではないでしょうか。この時期にむし歯になりやすい奥歯は、手動ではどうしても前後に動かしますのでオエッと来る子どももいますが、スピンブラシでは奥歯に当てればいいだけですから、非常に楽です。6歳臼歯が出てくる時期も同様に便利です。この時期になると、子ども自身にも時々自分で電動歯ブラシを使ったりさせる。
音波歯ブラシはヘッドが大きいのと振動を嫌がる場合があるので、現時点では子どもには勧めません。ただし清掃効果は優れているので、歯周病予防の観点から青少年~成人にお勧めしたいところです。こちらは現在価格的に手ごろなものを探索中です。
電動と言えどもやはり使い方はありますので、勧めるからには具体的な実地指導をしたいというのが本音です。