福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

矯正治療期間がかかる例

2015-05-07 | 歯並び、矯正の話

歯科矯正治療の期間は、1か月に1回ほどの来院で、部分的矯正の場合1年以内、全体的矯正の場合1年半前後とお話していますが、やはり簡単とか難しいとかの個人差はあります。
歯並びでこぼこの度合いが著しいとか、かみ合わせのズレが大きい場合は、やはり治癒するまでに時間がかかります。






この患者さんは上の切歯が前後に重なっており、また下の永久歯が2本欠如していて、やはり難しい例。





上の歯の第2小臼歯は左右2本抜歯して上下の永久歯の数を合わせます。
歯のサイズがとにかく大きいのと、上下の前歯の噛み合わせの前後的ズレが大きいので、いかに前歯が噛むように改善するかがポイント。





さすがに例外的に3年ほどかかってしまいました。前歯はしっかり噛むようになりました。
患者さんもやっと終わってほっとしたでしょうが、私もほっとしました。






ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日帰りで | トップ | 診察券 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
どのような矯正の器具を使いましたか? (ねこ)
2017-06-02 17:27:20
矯正の器具はワイヤー矯正ですか?
それとも他の治療ですか?
返信する
矯正治療の方法 (ふたつき)
2017-06-05 08:05:40
外側にワイヤーを通すブラケット装置を使いました。
当院では行っていませんが、内側にブラケットを使う舌側矯正でも治療可能です。
ちなみに、全体的に治す必要がある重症な例なので、部分的とかマウスピースでは治療は困難ですね.
返信する

コメントを投稿