福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

障害者歯科学会に参加した

2017-10-29 | できごと

昨日、今日と障害者歯科学会が福岡市の国際会議場で開催されました。
国際会議場を使うこと自体、歯科業界の学会としては規模が大きく、全国規模の会議ですからコンテンツも盛りだくさんです。
地元で開催されるわけですから、参加しない手はない。両日参加したいところでしたが、土曜日休診では患者さんに迷惑もかかるし、日曜のみの参加にしました。
この学会もとはと言えば、小児歯科&歯科麻酔のメンバーが中心になってできた学会ですが、今やこれらの学会よりも大規模になりました。





最近は自らの発表はサボっていますが、勉強の場とともに、皆頑張ってるな〜と刺激を受ける場でもあります。
加えて、同じく障害者歯科を専門にしている業界の社交や情報交換の場でもあり、これも結構重要なんです。


 


当院をヘルプしてくれている先生方は結構、小児歯科&障害者歯科専門が多いんですよね。一般歯科からすればマイノリティーなんですが、その分関わっている人間はどこかで繋がっていて、関係が濃いように感じます。
その一人で、現在大学病院の障害者歯科勤務のO先生に会場で会えて、ついでにポスター発表会場のツアーガイドをお願いしてしまいました。
今日はみっちり勉強し刺激を受け、そしてある種仲間意識の心地よさを感じた1日でした。
障害を持つ患者さんの食、そして口腔の健康をサポートしたいと頑張っている参加者の共通の気持ちと情熱を感じました。






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保育園歯科健診

2017-10-26 | できごと

今日は休診日。おまけに秋晴れ。
午前は、年3回行っている東区九大構内の保育園の歯科健診に出かけました。ちなみに、私はこの保育園の保護者OBなので、20年以上は続けていることになります。
健診のあと園児たちもお昼ご飯になって、保育士さんから摂食機能にちょっと問題がある子がいると相談があって、 食べ方を観察させてもらってアドバイスをしました。
特に、1歳児では摂食機能が発達してきますし、保育士さんは食べ方も集団で見ています。家庭ではわからなくても、他の園児との比較ができやすいという環境もありますね。
摂食機能の獲得期は食形態、1回量、食べる速度なども考えながら評価するのが良いように思います。乳幼児の食べ方は勝手に覚えるものではなく、機能の発達+トレーニングですのでね。 
健診はお昼前に終わって、帰宅途中天神によって、ちょっとショッピング。





DEAN&DELUCA が福岡にあるのは知っていましたが、行ったことがなかったので、ソラリアプラザの地下2階へ。
食材の取り揃えがなかなか。カジュアルレストランもいくつかあって、おしゃれな平日ランチに良さそう。と言っても、おじさんの私の場合、食グルメの息子たちと一緒と言うことになりそう。
個人的には我が家にあるマグがお気に入りなので、今日は色違いと、別タイプを購入。コーヒ、紅茶、ハーブティー好きのマイカップということで。 

 



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歯のサイズが大きい場合、早期治療は待った方が良い

2017-10-25 | 歯並び、矯正の話

最近初診の患者さん。姉が、かつて当院で抜歯矯正で治療したという家族歴があります。













姉もそうでしたが、遺伝的にも歯のサイズが大きいというベースがあります。
論文的にもですが、歯並びデコボコな人のほとんどは顎が小さいというより、歯が大きいんです。
この患者さんもそう。
このような場合、通常抜歯矯正になるので、早期矯正で歯並びを拡大しても不充分です。
永久歯前歯が出揃う小学3年生ころで、将来のデコボコ量はほぼ予測できますので(研究に基づいた計算式があります)、不調和が大きいと判断されれば放置。軽度であっても放置。
中程度の時に拡大ができる範囲であればスタート。
ただし下の歯並びの拡大はあまりできませんし、やりすぎると歯が外側傾斜するのでかみ合わせが不安定になって、かつ後戻りします。
なので、このような患者さんですと、敢えて生え変わりが終了するまで経過を観て、それに応じた治療計画を立てる方が賢明です。

 

 

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永久歯反対咬合は早期治療が望ましい

2017-10-25 | 歯並び、矯正の話

乳歯の時期から反対咬合で、ムーシールドを使用してもらいましたが、かみ合わせが深いためスムーズな治癒が起こらず、生え変わりの時期に入りました。
暫く休憩してもらい、ある程度永久歯が出てきたところで、状況に合わせ次の治療時期、装置を考えていた患者さんです。





上下4本ずつ永久歯が出て来ています。そろそろ治療開始の時期が来ましたので、歯型をとって分析し、状況にあわせた装置をスタートか?というところです。









向かって右側の前歯が逆にはまり込んでいて、やはり早期治療が望ましいケースです。
上下の歯の傾斜の改善が望ましく、出て来る途中の横の前歯、すなわち側切歯も良い方向に誘導したいところです。
細かい歯並びのコントロールはできませんが、かみ合わせ改善を主に考えると、マウスピース(プレオルソ)が第1のチョイスかと考えます。






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ワンコイン ツーコイン

2017-10-24 | できごと

健康上の理由で、お酒はかつての半分に控えていますが、体調としては完全断酒より良いように感じます(気のせいか??)。
ワンコインのソーヴィニョンブラン、ツーコインの日本酒、どちらもお値段リーズナブルで、日々のお酒にはお気に入りです。





エクササイズもして、お腹の脂肪と相談しながら適量を調整しています、というところでしょうか。
ちなみに、ブログアップ作業のBGMは、久しぶりにBENIのベストアルバム。今流れている「歌うたいのバラッド」が良いね。





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おめでとう

2017-10-22 | できごと

昨年4月から最近まで、当院で代診として小児歯科を頑張ってくれたH先生、今日は彼女の結婚式。
老舗の料亭「三光園」で純和風の結婚披露宴がとり行われ、私もご招待を受けました。
スピーチをお願いされましたが、実は主賓の挨拶。新婦側のトップバッターでちょっと緊張しました。
ご主人もH先生も、多くの友人に囲まれ、人となりが分かるような、良い結婚式でした。





和風ですので、ケーキカットではなく、樽びらき。
ご主人も歯科医で、現在は熊本で新たな歯科医人生をスタートさせています。
H先生は持ち前のめげない、そしてプロとしての情熱で、必ずや新たな展開が成功するものと確信しています。
お幸せに、そして頑張れ。 




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コンビニの日本酒は選ばれている

2017-10-19 | できごと

個人的にはコンビニではセブンイレブンがフェイバリットなんですが、例えば日本酒。
我が家付近ですと、セブンの近くに酒のディスカウントやまやがあります。
やまやが日本酒の種類が多いのはもちろん。セブンは種類は少ないですが、一般的な銘柄、ちょいと気の利いた地酒など選ばれたものが置いてありますね。
売れ筋ということです。結局、やまやよりセブンで買っていることが多めみたいですね。




リーズナブルなお値段で、賀茂鶴の純米酒。セブンの流通ルートにこのような銘柄があるということですね。 
さすが総合戦略に優れたセブン。 
ちなみにセブンは、関西ではセブイレ。マックはもちろんマクド。 




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永久歯のむし歯が増えやすい時期

2017-10-19 | むし歯予防の話

永久歯のむし歯が増えやすい時期は中学高校生と度々述べていますが、データだけでなく実際臨床でもそれを実感しています。
成人前の時期に永久歯のむし歯治療を受けるのは、将来歯で苦労する入り口ですから、用心です。
むし歯になりやすい生活習慣を大人になってからも継続する、一度治療を受けた歯はいずれ再治療がやって来るなど、そして成人型の歯周病もやって来るとか、苦労が予測されます。
中高生で久しぶりに来院した患者さんは要注意です。小学校高学年以降くらいは、保護者の方のチェックもないでしょうから、おやつや飲み物、歯ブラシやフロスなどの生活習慣の問題があればむし歯リスクは上がります。





久しぶりに来院した高校1年生。当院の通院歴は長く、今までは乳歯の治療がずいぶん前にありましたが、永久歯ではむし歯なしの状況でした。
奥歯が欠けたということで来院。X線写真の右から2番目の第1大臼歯(6歳臼歯 )とその右の第2大臼歯の間がむし歯になって、欠けています。
歯間で虫歯が進行しますので、ある程度進行するまでは気づきません。進行すると噛み合わせ部分の表面が欠け、ある日突然むし歯発見というわけ。





こういう場合、反対側にもあるのが普通。上から見ても分かりませんが、X線写真では立派な虫歯。
日本一削らない歯科の当院でも、これは削らざるを得ない。 
両方の写真で一つ手前の第2小臼歯の歯間にもエナメル質内のむし歯はあります。まさに左右対称。
上の奥歯間ももちろんX線チェックしましたが、初期むし歯が4箇所見つかりました。合計むし歯は8本、そのうち2本は残念ながら治療、残り6本は予防します。
出始めの時期にむし歯になりやすい噛み合わせの溝部分は、シーラントでほぼ予防できます。やはり予防が難しいターゲットは歯間ということを再認識しますね。
繰り返し言います、中高生の時期は要注意。この時期に適切な生活習慣を身に付けたいですね。来院していただければ、どれだけでもサポートします。 





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プレオルソの適応症その2

2017-10-18 | 歯並び、矯正の話

プレオルソは永久歯が出揃う手前くらいまでの年齢、すなわち4歳から11歳くらいまでが適応年齢です。
さらにどのような問題があるかで、使用に適する年齢は異なります。











この患者さんは小学校後半、乳歯奥歯が生え変わりの時期です。
前歯が出っ張って口も閉じにくい状態ですが、前歯出っ張りの主たる原因は噛み合わせが深いこと。
さらに習慣的口呼吸や下唇を噛む癖なども発生していて、これは程度を悪化させるマイナスファクターです。
現時点では、奥歯の噛み合わせは前後的には問題ありません。
この時期をうまく利用すれば噛み合わせが上がります。そうすれば、前歯の前傾も改善できます。
もう少しで全部永久歯になるので、そこまで待って全体矯正というのがむしろ当院の通法でした。言い換えると、今までこの時期適切な矯正治療オプションが無いということでした。
この患者さんは1年半くらいの予定で、プレオルソを使用開始しました。下の前歯があまりデコボコでないので、プレオルソのみで噛み合わせを上げる、そして上の前歯の前傾とスペースを改善できると判断したからです。全体矯正が不要になるか、シンプルになるだろうと予測されます。
出っ歯系は何でもプレオルソというわけではなく、年齢や歯の生え変わり状態、かみ合わせと歯並びなどを総合的にチェックして適応症例と判断しています。





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プレオルソの適応症

2017-10-18 | 歯並び、矯正の話

小児、青少年の矯正治療で種々の装置を使用していますが、最近プレオルソを使う例が増えています。
矯正治療の場合、まずは検査診断で最も適切な装置を検討するわけですが、就学前から小学校中ほどくらいまでの年齢では、他の装置よりプレオルソが優れていると思われる例があります。








4歳後半で前歯ががっつり逆の例。下顎が前方に誘導されるような噛み癖がついていますので、早期改善が望ましいと思われます。
上の前歯が内側に倒れていますので、固定型のリンガルアーチが望ましいと思いますが、治療に非協力で使えそうにありませんでしたので、マウスピースすなわちムーシールドを適用しました。
4か月ほど経過を観ましたが、かみ合わせが深いこともあってムーシールドの効果が不充分な状況でした。
そこで奥歯にかみ合わせを上げる処置、そして装置はプレオルソに変更しました。
ムーシールドは上手に使えてましたので、ほぼ同形態のプレオルソも問題なく使えており、1か月半後に経過観察。
治療開始から半年弱と言うところです。








今まさに改善中。まだ奥歯が良好に噛めていませんので、使用を継続してもらいます。
プレオルソでは直接的な歯の移動も起こりますので、上の前歯は前方に移動しており、写真にはありませんが下の前歯の前傾も若干改善しています。





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