福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

サクラが咲いた

2009-02-27 | できごと
院長室の窓から見えるお隣のサクラが開花し始めました。
ソメイヨシノより随分早いので何サクラ?と思っていたのですが、その後サクランボが実って収穫されていますので、サクラ科でも桜桃の木なんでしょうね?
Iseita君のブログに、開花が早くすでに見ごろの河津桜がアップされていましたが、河津桜というのはピンク系が強いんですね。






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重症な乳歯むし歯

2009-02-25 | 虫歯治療の話
乳歯奥歯は3歳過ぎくらいからむし歯リスクが高くなってくるわけですが、まずかみ合わせの溝部分そして2本の奥歯間にむし歯が発生しやすくなります。
溝部分のむし歯は、初期であればシーラントで溝を封鎖すればむし歯はストップします。むし歯が進行して穴があいて来た場合、削って詰め物をするという治療選択になります。以前は金属の詰め物が多かったのですが、最近はコンポジットレジンといって歯の硬さに近いある種の硬質プラスチック系の材料を詰めれば、歯の色と殆ど変わらない修復が1回で終了します。
さらにむし歯がひどくなると、歯の中の神経血管部分まで虫歯菌の感染が及んで、いよいよ痛みが出てきたり、さらに根から歯の周囲まで感染が進行すると、歯の周囲が腫れたりグラグラも起こってきます。ここまでなると「神経をとる」とか「根の治療」とか必要になります。
乳歯の場合、根の先まで感染が及んでしまうと、周囲の骨が溶けるだけでなく根自体も溶けてきて、治療が不可能になって、残念ながら抜歯しか選択が無くなってしまいます。このような重症な状態でも小児の場合意外と痛みを訴えないことも多いのですが、じわじわと感染が進んで、形成中の永久歯まで悪くなることがあります。
とくに歯間のむし歯は、中で進行している割には外からは小さく見えて、通常の集団歯科健診でも発見されない場合も多いと思われますので、大丈夫と思っても、時々は歯科医院を訪れて、X線も含めた詳しいチェックを受けていたほうが安心ではないでしょうか。
むし歯も歯周病も症状が出た時は結構進行していたというケースが少なくないですので。





以前、他の歯医者さんで神経の治療を受けて銀歯(乳歯冠)を被せてある乳歯奥歯です。2本ともグラグラしていましたが生え変わる時期ではないのでX線でチェックしました。
治療も空しく、慢性炎症が進行して根が折れていたり、根を支える骨が溶けています(黒く抜けた部分)。下には形成中の永久歯が見られますが、炎症が永久歯に近づいています。
これ以上進行させないためには、残念ながら乳歯を抜くしかありません。
治療前から結構重症のむし歯だったのではないでしょうか。




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新しい家族がやって来た?

2009-02-23 | できごと

少し前から次男が犬を飼いたいとのことで、家内と次男はいくつかペットショップを覗いて検討していました。
最終的に2匹が候補に残って、昨日その2匹がいるペットショップへ行ってみました。
午後2時過ぎ頃まで、冷たい雨の中でサッカーの練習試合をしてきたのに、全然疲れ知らずで気分もハイになっていた次男です。2匹を見てみて、直感的に「こちらだ」というのがあって次男と相談して最終的に決めました。
生後2か月のメスの幼犬です。ペットショップのお兄さんに離乳食のつくり方などを教わっていましたが、次男には、自分の妹とまではいかないにしても、優しくお世話してもらいたいものです。
長男と二人で、「名前は何にしようか~?」と色々候補を上げて相談していました。



我が家へようこそ。
犬のぬいぐるみと一緒にいて、とりあえず動くぬいぐるみという感じ。




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保育園の歯科健診その2

2009-02-21 | むし歯予防の話
保育園の歯科健診に際しての保護者の方の質問で、シーラントに関するものがありました。「シーラントは永久歯になってからで、乳歯はしなくて良いのでしょうか?」というような内容でした。
答えは一般的には乳歯もしておいたほうが安心です。
シーラントというのは奥歯の溝部分のむし歯予防をする処置ですから、奥歯のむし歯リスクが高くなる少し前くらいにしてもらうと良いかと思います。いくつかのデータからも分かっていますし、私自身の臨床経験からもそうなのですが、2歳半くらいで乳歯が全部出揃って、3~5歳頃が奥歯の溝部分にむし歯が発生しやすい時期です。
奥歯の溝が深い形態でしたら歯みがきを頑張っても歯垢が充分に除去できず、歯みがきの予防効果に限界がありますし、フッ素の予防効果も溝部分の予防にはやや不充分ですので、当院では3歳過ぎ頃にシーラントをお勧めするようにしています。
永久歯は生え変わりませんし、6歳臼歯と12歳臼歯については乳歯以上にシーラントによる予防をお勧めします。
でも奥歯はシーラントですっかり安全よ、という訳ではないのです。溝部分のむし歯リスクがピークを過ぎた頃から、奥歯間のむし歯リスクが高くなって来るんです。これについては、フッ素とフロスで予防なので、シーラントのように歯科での処置でOKというパターンではないため、歯科医側としては、予防に若干限界を感じるのが現実です。






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保育園の歯科健診

2009-02-20 | 歯並び、矯正の話
昨日午前中は年3回ボランティアで行っている保育園の歯科健診の日でした。0歳から6歳まで130名くらいが通っている保育園です。
保育園児の現役保護者+保護者OBの6名の歯科医師で健診、記録、歯みがき指導を行いました。前回に続き、今回も健診が終了してから、いちばん年長の「ひまわり組」の子ども達からお礼の絵のプレゼントをもらいました。



園のオリジナルの健診票や保護者の方への結果連絡票を使用して、さらに健診前に保護者の方へ質問用紙をお渡しして、相談や質問事項があれば記入してもらい、健診が終わってから私達で返事を書くようにしています。
今回は割りと質問が多く、私も自分自身が診た園児の保護者に対していくつか返事を書きました。
まずは、歯並び噛み合わせの問題。
上下前歯が逆に噛み合っている「反対咬合」、上の前歯が出っ張っている「上顎前突」、歯並びがデコボコの「叢生」などが主たる問題ではないでしょうか。健診ではこれらの問題が指摘されることはありますが、実際的に治療となると年齢的に低すぎて治療が難しいとか、時期的に永久歯が生え変わる時期まである程度待ったほうが良いとかがあります。
一般的には、反対咬合については比較的早期治療が望ましいこともありますが、上顎前突と叢生は永久歯への交換がある程度進んだ時期まで経過を観て問題ありません。
乳幼児の上顎前突は指しゃぶりやおしゃぶりの使用と関連する場合が多いので、その癖がストップすれば改善していきます。叢生については歯間にむし歯が発生しやすいので、まずその予防が重要でしょう。上下前歯が永久歯に生え変わる時期は皆多少のデコボコが見られますが、歯並びの拡大も起こる時期でもありますので、しばらくは様子見でOKというわけです。
乳幼児の歯科健診で、「将来は矯正治療が必要になるよ」と早期から指摘される歯科医師の方もいらっしゃるようですが、重症な場合を除いて、そこまで予測できないというのがエビデンスに基づく見解でしょう。




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ホームページ更新

2009-02-18 | できごと
当院のHPはいくつかあって、私自身の手作りのHPと携帯対応HPそして、エフタイムズにお願いしたプロフェッショナル版ほかです。ブログは、最近若干モチベーションが落ちていますので何とかしなきゃと思っています。
HPも更新にそれほど時間がかかるわけではありませんので、月1回くらいアップデートしています。写真の交換とか診療日お知らせなどの最新版への変更などが主なのですが、そろそろ大幅リニューアルせねばと予定しています。
今日は少し時間があったのでHPのマイナーリニューアル。ベランダのデイジーの花を今朝写真に撮って、それをホームのページに貼り付けました。まだ2月ですが春を感じさせるものが良いですよね。
デイジーは当院の下、1階にあるバリュー薬院というスーパーマーケットで買って植えたもの。当院入口の観葉植物が水のやりすぎでピンチです。デイジーと交換かな?







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学会出席

2009-02-16 | できごと

昨日は福岡県西地区歯科医学会という歯科医師会主催で開業医主体の学会に参加しました。
最近各専門学会は大学主体のいわゆる「研究発表」が多く、ちょっと研究のための研究?と言いたくなるものもあります。一方で単なる実態調査で「だけん、何?」という系もありますね。そういうわけでだんだんと興味が薄れていくわけですが、総合的かつ臨床的学会は日々の診療と直結しているので、「なるほど~」と思ったり、「やはりそうだよね」と納得したりで得るもの多しです。何より、発表者のこだわりや情熱が伝わるように思います。
昨日の学会のテーマは「基本にもどって、患者さんが求める歯科医療~歯を残そう」でした。当院のホームページでもリンクしている吉田先生も講師のひとりで、専門の歯周病の話をいっぱい聴くことができました。
また外傷の分野では世界的ビッグネームの月星先生の講演も聴くことができ、ラッキーでした。「歯を残そう」というコンセプトに直結するのはMI(Minimal Intervention)という歯をできるだけ削らない、できるだけ侵襲を加えないという概念です。月星先生はもちろん通常の歯科治療もされていますが、専門の外傷分野はもちろんですが、その治療選択がまさに経過観察を基本に置いたMIなんです。
私が日常臨床で心がけていることとあまりにも近いので嬉しくなりました。刺激を受け、何だか自信がついたような気がしました。







ポスター発表コーナーもあります。これは大名小学校の校医でもある矯正専門医の先生の症例発表。同じ町内ですので、よくお会いします。




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懐かしくて新鮮なMOTOWNサウンド

2009-02-12 | できごと

BOYZ II MEN そして WESTLIFE どちらもバラードが得意。
CDのライナーノーツなどは殆ど見ないのですが、WESTLIFEのBACK HOMEというアルバムのものを読んでみると、ブリティッシュシングルチャートで初登場1位を結構続けて来ているんですね。日本でいえばKinki Kids か? 20世紀終わりのボーイズバンドブームの数少ないサバイバーのひとつと思っていましたが、サバイバルしているだけではなく本国では人気も保ち続けているみたいです。WESTLIFEはカバー曲が結構あるのですが、私自身はどれもオリジナルと比べて綺麗すぎると思いつつも聴いています。
BOYZ II MEN はもう結成20年はなるでしょう。MOTOWN HITSVILLE USA はかつてのモータウンサウンドというかソウルミュージックのカバーアルバムですね。
4曲目のトラックス・オブ・マイ・ティアーズ。これはスモーキー・ロビンソンがオリジナルの、恋するめめしい男の歌です。かつてブライアン・フェリー(もとロキシー・ミュージック)がカバーして、本当にめめしく歌っておりぴったしでした。BOYZ II MENも悪くはないのですがやはり綺麗、そしてでき過ぎで、曲としての印象が弱いかも。それより、フェリーが良すぎるということでしょうか。
ブルーアイドソウルのミュージシャンの方がむしろ泥臭く歌っていたりするんですよね。
とりあえず、最近心地よく聞き流している2つのアルバムでした。







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小児歯科っていつまで?

2009-02-10 | 口の中の問題

「中学生ですけど診てもらえますか?」とか、「今小学生ですけど、中学生になっても大丈夫ですか?」とか保護者の方から質問を受けることがあります。
当院は「子ども歯科」となっていますし、小児歯科というと小さい子ども達のみ診ているイメージを持たれるのは当然かも知れません。
一般歯科というか大人の歯科治療は成長発育が終了したお口の中での処置になりますので、むし歯や歯周病で失われた状態を元に戻すという処置がほとんどになりますよね。小児でも単にむし歯の治療でしたら、虫歯で無くなった歯を元の形に戻すという修復になるわけですが、そこに顎の発育、歯の生え変わりなどの成長発育があるのが大人と大いに異なります。
成長発育というと高校生までくらいはあるわけで、私としては小児歯科ではなくて青少年も含めた成長期歯科としたいのですが、一般的呼び名ではないですね~。青少年期はむし歯や歯周病(歯肉炎)リスクが高い時期である一方で、予防が成功すれば将来に繋がるのですが、小児歯科と成人歯科のはざまでかまわれていない時期のように思います。
お口の中、そして歯並び噛み合わせで成長変化が大きい時期、それは永久歯が生え始める小学生から顎の発育やかみ合わせが完成する高校生くらいまでですね。乳幼児ケアは小児歯科の専門ですからもちろん基本ですが、ライフサイクルを考えると、思春期というか青少年期は良い成人期を保つためのスタートの時期と思います。実はふたつき子ども歯科は「成長期歯科」が得意なんです。
そういえば、先日女子高生が歯石を取って下さいということで来院しました。むし歯こそなかったのですが、歯垢、歯石バリバリで歯ぐきの腫れも重症で、このままでは気づいた時にはむし歯&歯周病で苦労するのではと思いました。訊けば、部活と塾でかなり忙しいとのこと。
確かに、この時期は部活や勉強で忙しい時期ではありますが、何とか来院して予防ケアを受ける人が増えてもらいたいものですね~。









舞鶴公園の紅梅そして白梅、そして春の気配。




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カメラ日和

2009-02-08 | できごと

「カメラ日和」という雑誌があったような気がしますが、今日はちょっとした小春日和。
舞鶴公園の梅の花はどうかな~? と思って、カメラ片手に行ってみると、枝によってはほぼ満開。人出も結構ありました。
色んなショットを撮って、もっとカメラ上達しなきゃ。












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