福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

ランドマーク

2007-04-27 | できごと
当院のある薬院大通センタービルは18階建てですので、周囲では多分一番目立つ大きいビルだと思います。ベースはUR(最近、公団でなくてUR、URとコマーシャルで言ってますよね)で、この地域の活性化というか、地域の人たちが集う公的な場所にしたいという意図があるようです。そういうこともあって、当院もある2階にクリニックゾーンを設けているわけです。
このビルの正面にランドマークというか目印というか大きなアートがあります。色的にも素材的にも結構目立つので、ちょいと写真を撮ってみました。Iseita君の真似をして空を入れてみました。

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朝の景色

2007-04-26 | できごと

またまた子ども達が忘れ物をしたので、午前9時前に小学校に届けに行きました。中央区の子ども会育成会ニュースも児童達に配布する予定でしたので、ある種グッドタイミングでした。
今日は休診なので、その後ちょっと舞鶴公園のほうに行ってみました。平日の朝9時過ぎですから公園付近はさすがに静かで、通勤の人たちが急いで通過しているか、ホームレスっぽい人がのんびり読書をしているくらいです。


舞鶴城跡の石垣。静かですな~。


iseita君の写真ブログで楓の花のショットがあったので、この辺りもあるんじゃないのと思っていたら、ありましたよ。小さなピンクの花びら。


人工的とも感じる妙な完璧さ。
この季節、本当に色んな花々が咲き乱れていますね。

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日本人には八重歯が多い

2007-04-24 | 歯並び、矯正の話
上の歯の犬歯が外に飛び出しているいわゆる「八重歯」ですが、なぜ起こるんでしょうね?
歯並びデコボコのひとつのタイプのわけですが、デコボコタイプの人の多くは歯のサイズが大きいことが分かっています(顎というか歯並びが小さい人は意外と少ない)。乳歯は小学生頃に生え変わっていくわけですが、上の歯の場合最後に生え変わるのが犬歯のため、うまく生えるためのスペースが、先に生え変わった大き目の永久歯で占められてしまいます。仕方が無いので、外側の高い位置に生えて、これが八重歯となるわけです。業界用語では犬歯の低位唇側転位と言います。
下の歯の場合、6歳臼歯が後ろに生えて来て、乳歯は前から順に生え変わりますので、最後に生え変わる5番目の歯(第2小臼歯)が内側に倒れて出たりしますが、これは見た目には分かりませんね。
また、日本人韓国人などは、人種的に受け口(反対咬合)の割合が西洋人や黒人などに比べて多く、上顎の発育が悪いというか、小さい人が多いことが分かっています。さらに歯のサイズですが、西洋人に比べて大きいのです。
上顎が小さく歯が大きければ、当然デコボコになって、表現型として八重歯になるという理屈です。


この患者さんも八重歯と出っ歯が気になるということで来院されました。分析してみると、歯は大きめ、特に上では歯並びの幅が小さく前後的にも上顎が若干引っ込んでいるようです。
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週末のこと

2007-04-23 | できごと

福岡市中央区の健康づくりセンター(あいれふ)で行われている、乳幼児のフッ素塗布と成人の歯周病健診事業をご存知ですか? 7、8年前から始まった事業なのですが、私が大学病院勤務していた時期で、その頃各区の保健所に1歳6か月歯科健診に出かけていましたので、フッ素塗布事業も私達にさせて下さいと申し入れて、スタートの時期から5年間位関わりました。
現在は若干内容が変更された形で存続しているようです。以前は健診と虫歯予防や諸々の相談事の総論を歯科医師が担当し、各論というか実際の歯磨きの方法とフッ素塗布などは歯科衛生士が担当するという分担で行っていました。
この事業担当の行政のかたが今回移動ということで、土曜日はその送別会にお誘いがありました。この事業に参加している歯科衛生士は予防をかなり勉強しているベテランが多く、予防指導やカウンセリングのやり方は普通の歯科医師はかないません。男性は私と九大予防歯科のS先生(以前一緒にモンゴルやインドネシアに行った人です)のみで、総勢10名程のにぎやかな会でした。
なぜかよく食べよく飲む人たちが揃っており、この明るさと元気で、少なくとも福岡市の行政レベルの予防歯科はまだまだ大丈夫と思ってしまいました。

日曜日は次男の前年度の担任の先生が定年を前に退職されるということで、親子一緒のお別れ昼食会がありました。

イタリアン、ピアットでの昼食会の後、子ども達と旧担任の先生です。

夕方からは大名校区自治連合会の総会と懇親会が開催され、これは立場上欠席できないこともあって、参加しました。
出会いと別れ、そして年度区切りの会がまだまだあるようです。そういう季節ですね。
以上私の週末日記でした。

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都会の中で花を観る

2007-04-21 | できごと

昨日、子どもが忘れ物をしたので仕事前に届けに行きました。届け終わって玄関から出ると、目の前につつじが満開で咲き誇っていました。桜の次はつつじですね。被写体としては普通っぽいのですが、つい写真を撮ってしまいました。



最近福岡市の中心は道の両側に並んだ岩田屋付近だと思いますが、大名小学校はそこの目と鼻の先。本当に都会の真ん中の学校で、ランドセルを背負って小学生が歩いているのが違和感があるような場所でもあります。でも小学校の中に入ると別世界で、子ども達が育てている花も含め、季節の花々が咲いています。



都会の中の田舎。校庭の隣には西鉄グランドホテルがそびえています。「○△コーチはグランドホテルと同じくらいの高さまでサッカーボールを蹴ったとよ」とかいう伝説?もありますが。

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フロスは大事です

2007-04-20 | むし歯予防の話

むし歯予防は歯磨き、食生活、フッ素の使用、シーラントなどの歯科医院でのケアなどの手段すべてをうまく組み込むことで達成できます。家庭でできることと、歯科でできることをうまく分担して行うことでもあります。
そこで私達歯科医院でできないことが、日々の歯磨きやフロスです。フッ素の威力というのもかなり期待できますが、歯間や奥歯の溝部分のむし歯リスクは元来高いので、さらにプラスアルファが必要です。溝部分は私達ができるシーラントがありますので、これをやっておけばほぼ安心です。ところが歯間はそういうわけにいきませんので、日々のデンタルフロスをお願いすることになります。
最近、重症むし歯の子ども達が減って見えて来たことですが、1~2歳では上の前歯間(歯と歯が詰まっている場合)、4歳~6歳は奥歯間(この部分はほとんどの子どもが歯間はきついです)のむし歯が他の部分より予防が難しいということです。
「歯ミガキさえ嫌がるのに子どもにフロス?」と思われるかも知れませんが、意外と問題なくできたりします。特に奥歯間は初期むし歯は見つけにくいので、やはり定期的に歯科でチェックしてもらうのが良いと思います。
アメリカでの経験なのですが、水道水にフッ素が入っている環境ではかなり歯間のむし歯が予防できているようでした。それから考えると、家庭用のスプレー状、泡状フッ素やフッ素ジェルを毎日歯磨き時に使用するのも、歯間むし歯の予防、初期むし歯のストップに効果的です。
基本的にはフロスをお忘れなく。 3/27のブログでも似たようなことをお伝えしましたが、切実に思うので繰り返している次第です。


左からホルダー付き乳歯用フロス、通常のホルダー付きフロス、右2種類は切って使うタイプで、歯間がきつくてしにくい場合は、ワックスが付いたもの(右から2番目)、通常はワックスなし(一番右)を使用したら良いでしょう。
ワックスなしタイプでしたら、初期むし歯が出来た場合ひっかかるような感触があるので、発見に役立ちます。

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夜半亭に呼び出された

2007-04-19 | おすすめの店
火曜日は大名校区子ども会育成会の年はじめの総会でした。この時期何かと「○△総会」が多いシーズンでもありますよね。私も立場的に、ここ数日は決算予算や活動報告計画などの総会資料作成に時間を割いていた次第です。
地域のビッグネームというかご意見番の方々や小学校の校長、教頭も出席される会議ですので何かと気を使う会議でしたが、1時間ほどで無事終了しました。
その後皆さん三々五々、夕食というか飲み会に散っていったようですが、しばらくして副会長のNさんから「夜半亭で食事してるよ~」と電話。事情で随分時間がたってからたどり着きましたので、「遅い~~~!!」と言われましたが、ここのメニューなかなかのものです。
以前一回来たことがあって、その時飲んだだけでしたので特に印象がなかったのですが、常連のNさん達がオーダーしたメニューはフォアグラ(ブルーベリーソース)、和風カルパッチョ、いちじくの乗ったピザなどなど、フレンチイタリアン系なんです。店の雰囲気は、ぱっと見には和風居酒屋という感じなのですが、メニューが凝っているのと場所が隠れ家的ですので、いけますね。ビールもグリーンボトルのハートランドがあったりして、お気に入りになってしまいました。やはりお客さんは女性客がほとんど。
場所は中央区役所の所から大名方面に入ってしばらく行くと、右手にプラザホテルがあります。そこの向かい側、「るみ」の2階です。小さいお店ですので2、3名でちょっと気のきいた食事にどうでしょう。
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食育のこと~食のマナー

2007-04-17 | 食のこと
我が家は、近所の子ども達がよく遊びに来て昼食や夕食を一緒に食べることもありますので、何気に食べ方や好き嫌いを観察しています。
私自身、子どもの頃、特に父親から食べ方のマナーをよく注意されていました。何歳になる頃までやかましく言われていたか、いまひとつ記憶にありません。
我が家の子どもも、食べ方が気になる子ども達で、箸の持ち方、姿勢、左手の使い方、いわゆる三角食べができているかなど、まだまだなので、親としても諦めずに注意しています。あまり注意すると、かたまってしまって食事の味どころではなくなるので加減が必要ではありますが。
我が家は、ダイニングテーブルの足が長短替えることができるタイプで、最近短くして和風バージョンにしています。洋風バージョンの時は、子ども達は食事中椅子の背もたれに寄りかかったり、逆にテーブルに寄りかかったりしてよく注意していたのですが、和風にしてからは自然にそういうことが無くなりました(少なくとも背もたれはありませんので)。やはり箸を使った日本のごはんは、和風ダイニングで食べるのが自然なのかな~?と納得している次第です。
皆さんのご家庭ではいかがですか? 例えばテレビをつけたままで食事をしていたりすると、子どもの食べ方がどうとかこうとかいうこと自体に大人が気づかないし、そういう時の大人の食マナーも怪しいような気がします。
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歯科でのエビデンス

2007-04-16 | 歯みがきのこと

EBMという言葉を聞いたことがありますか? 医科や歯科の分野では少し前からよく耳にする言葉です。Evidence Based Medicine の略がEBMで「根拠に基づいた医学」ということですよね。
昨日、歯周病に関するEBMセミナーを受講しました。大学講師と臨床医の先生、それぞれの立場から、Evidenceをいかに臨床に取り入れるか?という話でした。私も大学病院勤務経験が長くそれなりの研究をしてきましたので、患者さんそして保護者の方には、なぜそのような治療をするのか?とか、なぜ予防でそのようなことを重要と言うのか?など論文のデータをもとに分かりやすく説明するよう努めています。あまり熱心に詳しく説明すると、逆に理屈っぽく分かりにくくなりそうですので、程ほどにしています。
臨床を中心にやっていますと、ついつい自分の経験に基づいて説明したり治療選択をしがちになりますので、バランスが重要と感じています。
この辺の詳しい話はまたいずれということにして、このセミナーのスポンサーがP&Gで歯科分野では電動歯ブラシ(ブラウン、Oral-B)や歯磨き剤(Crest)などを提供しているメーカーです。セミナーにはブラウンのProfessional Care 8000 というモニター用の電動歯ブラシが付いてきたのですが、私自身、初期型のブラウンのスピンブラシタイプの電動歯ブラシを結構以前から使用してきましたので、最近進化しているこのタイプに興味があります。
歯科業界ではソニッケアという音波歯ブラシがメジャーですが、歯磨き効果というエビデンスでは初期型から進化したブラウンの方が勝っているようでもあります。使い勝手+エビデンスを評価しつつ、しばらく試したいと思います。


上の2つは基本型で電池式と充電式の違いです。一番下が、Professional Care 8000 で、これは回転運動に加えて上下振動が加えられています。ブラシ部分はすべて互換性があります。ブラシの種類も最近増えていますね。

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歯科健診の季節

2007-04-13 | 口の中の問題

学校も新年度になりました。5月から6月にかけて学校歯科健診が行われますね。
福岡市歯科医師会には地域ごとに開業医の「班」というのがあって、私は平尾班という20人弱のグループに属しています。学校健診は通常、校医のみが行っているのですが、平尾班では以前より全員で分担して行っているそうです。
昨日は健診の打ち合わせを兼ねて、班の懇親会があったのですが、私はこの班の唯一の小児歯科医ということで、健診の説明を依頼されました。そこで班の先生方に3つのことをお話しました。
1. 小学校から高校まで年齢の幅が広いが、小学生の時期、すなわち永久歯に生え変わる時期の歯並びは多少デコボコや捻れなどあるので、あまり厳密に歯列咬合に問題ありとしない方が良い。
2. 奥歯の溝の部分の着色は成人の場合、単なるステインの場合もあるが、特に生えて間もない永久歯の着色はむし歯に移行する可能性が高いので、若干厳しくむし歯初期とチェックしたほうが良い。
3. 時々、歯の生え際や歯間にむし歯初期が発見される子どもがいるが、一箇所見つけた場合、他にも多数ある場合があるので、より注意深く健診したほうが良い。
むし歯の初期、歯肉炎の軽度の場合、それぞれCO、GOとチェックしますが、このレベルの場合、学校から渡される健診票では治療勧告がされませんので、歯科医院を受診して結果報告を学校に提出する必要はありません。
COやGOはどこなのか記入してありませんので、「要観察」といわれても実際のところどうして良いか分かりませんよね。
むし歯治療はもちろんしてもらうのが良いでしょうが、むし歯初期は適切な予防手段がとられれば、ストップできる、元に戻る場合もあるというのが21世紀歯科の常識ですから、初期むし歯が進んでしまうのはもったいないですよね。
軽度歯肉炎も、適切な指導を受けて歯磨きを工夫すれば比較的簡単に治りますので、同様に考えられます。
「要観察」こそ、どのように予防したほうが良いか、歯科医院を受診して対応して頂きたいと思います。


奥歯の溝にこのような着色がある場合、例えば30歳でしたら、単なる着色か、過去の初期むし歯がストップした状態といえます。一方、もし小学生でしたら、同じ初期むし歯でも、今後むし歯として進行していく可能性が高くなります。

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