福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

暑さ、おさまらず

2018-08-30 | できごと

今日は休診日。子どもたちの夏休み期間は終わったところが多いんですが、まだ今週も患者さんは多い状況です。
毎度の休診日と同じで、午後からはカルテ記載とチェック、矯正関係の技工、在庫のチェックなどで診療室でお仕事。
現在、歯科医側のマンパワーが若干不足気味で、院長の私が若干の根性を出す必要があります。
何とかこの夏を乗り切れそうですが、まだまだ暑さはおさまりませんね。


 


今日はまるでシンガポール?という感じのスコールがありましたね。しばらくしたら結構青空なんですが、入道雲です。





これは昨日ですが、ほぼ毎日夕焼けの西空。





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反対咬合の早期治療例

2018-08-30 | 歯並び、矯正の話

矯正治療は最近、早期治療がある種ブーム的ですね。保護者の方も早めが良いのではと相談される例も少なくありません。
もちろん何でも早期が良いわけではありませんが、反対咬合の場合の噛み合わせ改善は乳歯の時期からも行う場合もあって、早期が良い代表例です。





この患者さんは小学校前半の年齢ですが、乳歯の時期にムーシールドを使用して治癒傾向がありました。
しかし、途中で早めに生え変わりが始まったため、一旦装置を休止して様子を観ていました。



中切歯が反対咬合で、側切歯もやや捩れがある状況です。
リンガルアーチとかブラケット装置でしたら上の4本の前歯が出そろう時期までもう少し待つ必要がありますが、この患者さんの場合はスペース的にわりとゆったりしていますので、マウスピース装置で治癒できると判断してスタート。



 


中切歯の改善は短期で達成出来ましたが、出てくる途中だった側切歯の捻れや噛み合わせを誘導、改善するのにむしろ時間が必要でした。
治療開始から約8カ月、装置使用終了で、経過観察です。噛み合わせが安定しているので経過良好と思いますが、思春期成長による下顎の成長と噛み合わせの変化の可能性はフォローが必要です。

 




奥歯部分の前後的噛み合わせも安定しています。 また、噛み合わせが改善したことで、下の前歯の歯並びの改善もみられます。連続性が出てきていますね。
このような患者さんの場合、マウスピース装置適応か否かの判断は、中切歯が出てきて側切歯が出始めくらいの時期がもっとも良いのではと考えています。
マウスピース装置の治療効率の点からも、この時期がジャストと思います。 


 



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わたくしにとってのBlue eyed soul

2018-08-22 | できごと

Blue eyed soul とは白人でソウルミュージックに影響されているミュージシャンと言えますが、最近ではCharlie Puth とかがそうですね。
マービン・ゲイをタイトルにした曲も歌っています。
もちろん、黒人が歌う、例えばかつてのモータウン系なども良いんですが、白人が歌うと別の趣きがあって、これも好きですね。
今はあまり活動していませんが、私にとってのナンバーワンは、ROXY MUSICそしてそのボーカルのBryan Ferry。
彼がわたくしにとってはBlue eyed soul の元祖。
彼は自分のソロアルバムでは、影響されたミュージシャンのカバーも多く歌っており、全曲ディランのカバー、Dyranesque というのもあります。
これも悪くないんですが、さらに良いのが、These foolish things という60年代前半のソウル&ポップのカバー集。


 


歌唱はヘタウマ、アルバムジャケットのデザインももあえてB級的野暮ったさ。
でもハマってしまうんですね。 





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おみやげ交換会?

2018-08-16 | できごと

お盆休みが終わって、今日から仕事再開。皆さん帰省したり旅行をしたりの休日だったようで、診療前のミーティングはまずはおみやげ交換会的になります。
地元の特産品、お菓子など頂きましたが、沖縄旅行したスタッフから泡盛を頂きました。
今日もやはり忙しい1日で、エンジン再始動でした。帰宅してから、オンザロックで頂いています。


 


子どもたちは成人して、今や現地集合での家族宴会はあっても、家族旅行はなくなりました。
かつては冬は北海道、夏は沖縄に家族旅行で行ったりしてました。 子ども達もスキーやスキューバを小学時代から体験していましたね。
わたくし的には、泡盛は現地で呑むと、もっと美味しいんだろうな〜なんて、思い出しています。





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フロスのリクエスト

2018-08-15 | 子どもとの付合い

お盆の期間をはさんで、次男が帰省して来ています。皆の都合が合う13日には日帰りで鹿児島帰省して、墓参り、恒例の3世代家族宴会もできました。
昼間は家の車を拝借して友人と出かけたり、夜は夜で行きつけのバーや飲み屋で社交をしているようです。眠る時間以外はほとんど家に居ないというのは、ある種有意義な時間を使っているのかも。何しろ普段が忙しく、この帰省の期間はしっかり遊びたいとのこと。
そんな次男がフロスをリクエストしました。


 


当院の在庫から、1個拝借しました。
材料や製品全般ですが、色んな種類というより比較検討して絞ったものを置くのが賢いと思います。
現時点では、このミントフレーバー、ワックス付きがオススメ。 
我が家の息子たちは、今のところ二人とも虫歯ゼロ。
多分、虫歯菌の定着が少なかった、酒飲みの親の影響で甘味食品に馴染まなかった、家庭用フッ素製品を普通に使っていたなどの要因があるかと思います。
成人したこれからは、丁寧な歯磨きやフロスが重要になります。二人とも歯磨きはちょっと雑だと思いますが、 フロスが当たり前と考えているのは悪くないですね。






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準備をする

2018-08-15 | できごと

最近は、8月の最終週は第2学期が始まる学校が多いようです。言い換えると、それまでのあと10日余りは小児歯科では患者さんが多い時期ですね。
予約表を見ると、やはりお盆明けから患者さんキチキチです。
午後からは明日からの準備をと思っていたら、チーフ歯科衛生士のSさんから、明日からの準備でちょっと診療室を使いますとメールが入っていました。
経営者の私でしたら準備というのも当たり前でしょうが、スタッフがこのようなモードにいるというのは、感謝すべきでありがたいことです。
ちなみに、私の準備の一つが待合室のコミックをリニューアルすることで、天神の書店で購入してから、診療室に向かいました。




診療室の雑誌類は、基本私がチョイスしているのですが、患者さんの子ども達から話を聞いたりしていると、かつてはやりの妖怪ウォッチは終わったらしい。
ドラえもんは不動の人気。ドラゴンボールは最近テレビでもやっていて、これもロングセラー。
当面の計画は、ドラえもんのリニューアルとドラゴンボールを新しく購入することにしました。
コミックを購入してから、午後に診療室に入ったら、先週木曜金曜のカルテが院長室に置いてありました。チェックよろしくのこと。
前日のカルテはすべてレビューして今後に繋げていきますので、患者さんの状況や経過などを把握する上で、カルテチェックは重要な作業です。 
受付業務としても、カルテの電子化でプリントアウト作業はなくなりましたが、次回の健診やチェック内容の把握などで記録を行なっていると思います。
2日分のカルテチェック、そして当面、明日矯正治療が終了する2名の患者さんのチェックと準備をしました。 
この5連休、若干の休養はできましたが、相変わらずの猛暑もあって、充電まではいかなかったかな? 
元気な日焼けした子どもの患者さんに、充電をお願いしようと思います。


 



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また一難ですが

2018-08-11 | 口の中の問題

9年ぶりに再来した患者さん、16歳ですが乳歯が抜け変わらないとのこと。
7歳の頃、下の第1大臼歯が出てくるのが遅く、このままでは埋まったままになる可能性もありました。







パノラマX戦写真で、下の左から2番目の歯。他の第1大臼歯はしっかり出ていますから、明らかに低い位置にあって出ていません。
歯の形成が遅いゆえ出るのが遅れる場合もあって、そのようなケースでは経過観察でOKですが、この例では歯は形成されているにも関わらず出ていません。
原因は不明ですが、年齢的にまだ出てくるパワーは期待できますので、開窓処置といって、歯の上の部分の歯肉や骨を外科的に除去して経過を見ました。
また、この患者さんは上の前歯の裏側に1本過剰歯がありましたが、この時点では歯並び噛み合わせには影響はありませんでした。

その後途中で来院が途絶えて、9年後。





埋まっていた第1大臼歯は、何事もなかったように普通に並んでいます。結果オーライ的ではありますが。ホッとしました。
今度は向かって左上の犬歯が埋まったままで、乳歯が残っています。通常は10歳頃に生え変わりますので、かなり遅れています。
上の犬歯は形成されるのが他の歯と比べて上の方で、出るための経路が長いこともあって、出る方向が不良な例は結構あります。
遅いとは言え、結構降りて来ているので、まずは乳犬歯を抜歯して、自然に出て来るか経過観察です。
出て来にくい場合は、矯正治療的に歯を移動することになります。
この患者さん、出っ歯系で上下の前歯が噛み合っていないので、そちらの治療もということになれば、上の前歯付近の過剰歯も抜歯が望ましいということになります。
この患者さん、年齢的に虫歯歯肉炎のリスクも気になるところです。
このように、青少年期までの患者さんを包括的に診れるというのが基本だと考えていますので、さらにレベルアップを目指したいと思います。 
ちなみに今日から実質上のお盆休み。帰省はちょっとしますが、普段出来ず仕舞いだった事柄を処理したり、精神的体力的な充電の 時間にしたいと思います。
ブログのBGMですが、Jason Mraz の新作、Know。今やアコースティックロックの王道か。 





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コラボレーション

2018-08-05 | できごと

当院は小児歯科、矯正歯科、障がい者歯科と一般の歯科医院とは異なる専門性があります。
青少年期までの患者さんであれば、どのような患者さんでも受け入れたいという基本コンセプトがあります。
そこに必然的に健常、有病、障害を問わずとか、虫歯の治療と予防のみではなく、歯肉炎歯周病への対応、歯、唇、舌、顎部分の外傷、口腔外科的処置、顎関節症、矯正治療などが存在する訳です。
逆に患者さんの保護者の方とかで、重症な歯周病、インプラント、入れ歯、審美歯科などの治療の相談があった場合患者、近隣の専門医に紹介をしています。
矯正でも成人の患者さん、骨格的不調和が大きく外科的矯正治療も考えねばならない場合、口唇口蓋裂の患者さん、舌側矯正装置をご希望の場合など、より専門性の高い矯正専門医の先生に依頼しています。
私は小児歯科ルーツですが、矯正分野もいろんな先生方に教えてもらい現在に至っています。
先日その中のお一人、M先生から電話があって、当院の近くの六本松で、後輩のS先生が矯正専門で開業したのでよろしくという事でした。
M先生はかつて九大小児歯科の勉強会に参加されていて、昔々ですが、私のケースレポートに矯正専門医の立場からアドバイスを頂いた記憶もあります。
折角ですから、医院のパンフレットでも送っていただければとお願いしていたら、S先生からの連絡があって、パンフレットも届きました。



 


このように近隣の各方面の専門医の先生方とコラボレーションするのは、結局は患者さんにとって質の高い医療を提供できることになるので、間接的ではありますが地域社会貢献になるものと思います。
同じ診療スペースではありませんが、地域単位でのグループプラクティスとも言えるかと思います。 

 




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