福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

子どもの歯ぎしり

2006-08-23 | 口の中の問題
健診や治療で来院した子どもの保護者から「歯ぎしりをしているのですが、大丈夫ですか?」と相談されることがあります。昨日は3人そのような相談がありましたので、ちょっとブログに書いてみます。
成人の場合は、噛み合せの問題とか、ストレスなどが主たる原因といわれています。原因に対応するという意味では、噛み合せの調整とかストレスを除くという理屈になるのですが、歯医者や医者から「ストレスが原因ではないでしょうか」などといわれても実際のところ解決は簡単ではないですよね。ストレスがそんな簡単に除去できたら日常生活全般も随分快適でしょうから。
歯ぎしりが周囲の人に迷惑である場面もあるわけですが、本人にとっては歯ぎしり、喰いしばりの強さや頻度で、朝起きた時などに顎関節部の痛みや口が開けにくい症状が起こればいよいよ問題です。結局歯科医ができることは、噛み合わせを調べて、問題があれば調整をすること、対症療法的にマウスピース状の装置を作製して使ってもらうことです。
子どもの場合、乳幼児で起きている時に歯をすりあわせているのは、指しゃぶりなどと同様のくせや遊びと捉えられますので、通常の歯ぎしりとは区別したほうが良いでしょう。いつまでも続くものではありません。
新しい乳歯が出てくる、永久歯と生え変わるなどの過程で、子どもの噛み合わせは変化しつつ完成に向かっているわけで、この微妙な変化で一時的に歯ぎしりが起こることは考えられます。また、ストレスについては否定はできませんが、やはり歯科医側からのカウンセリングが難しいのが現実です。また、顎関節への影響については、まだ関節の形ができあがっておらず、遊びが大きくクッションがあると考えて結構ですので、乳幼児での症状発生はないといえます。歯ぎしり大丈夫?と相談されるのは、音よりも、歯がすり減ってしまうのでは?という心配のことが多いようですが、私の経験的にも、小児での歯のすり減りと歯ぎしりの関連は少ないので、その心配は不要ですよというのが答えです。
子どものストレスという面では、まず親のストレスはいか程? と考えるところから始まると思いませんか。歯ぎしりはさておいて、親子ともにストレスを減らすためには、親子だけで考えても限界ありと思います。周囲の家族、地域や近所、様々なサークルなどの中で親子とも育ちあうことではないでしょうか。
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夏のイベント

2006-08-22 | できごと

どの校区でも8月は夏祭りが催されると思いますが、先週末の土曜日、19日は地元の大名校区の夏祭りが催されました。台風通過後も若干不安定な天気でしたので、小学校体育館での開催となりました。参加数が減ってしまうのでは?という不安の声もあったのですが、PTAや地域の各団体、サークルなどが出店して結構盛況でした。私は仕事の関係でかなり遅れて参加したのですが、子ども会育成会でもやきそば、フランクフルト、甘栗の調理&販売を行って、特に焼きそばは早々と200食完売でした。
翌日20日は中央区ペーロン大会で、小学生、中学生の子どもたちが中央区福浜の海岸で舟こぎを競うイベントでした。例のごとく大名校区は子ども数が少ないので、ギリギリの数で参加となりました。15校区で、小学生は10位、中学生は5位という成績。中学生は途中まで「今年は優勝か!?」という状況でしたので、舵取り役の大人も気合が入ります。
大人の応援が若干盛り上がり過ぎくらいでした。噂によると沖のほうでも○○さんの応援の叫びが聞こえたそうで、応援のし甲斐がありました。
終了後は、今度はカキ氷食べ放題パーティでした。子どもたちも、大人たちももうすぐ夏休みは終わりですね。

小学生第2回戦の前です。楽しいのが何よりなのですが、相変わらず緊張感のない子どもたち。後ろのタオルオヤジには、舵取りで頑張ってもらいました。

応援の大声を聞いて、ペーロンの写真を撮るつもりが、思わずこちらの写真に・・・。

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大陸的な話

2006-08-18 | 国際交流
先日、友人のSA先生から、N大学予防歯科の教授に就任しましたとの挨拶状が届きました。
このSA先生、九州大学歯学部で行っているJICA(国際協力機構)歯学教育コースの3人のサブリーダーのひとりで、私も同じ立場でしたので、何かと歯学部の国際交流系では仕事をしていた仲間でした。
以前のブログにも書いていますが、ARTという開発途上国での歯科治療を勉強しようということで、SA先生、SI先生とタイとインドネシアを訪ねた1998年のことを思い出しました。この時期もインドネシアの国情は不安定で直通便がないので、タイ(バンコク)で1泊してジャカルタまで飛ぶことになりました。航空機と宿泊はSA先生がしておくということでSI先生と私は任せていました。
さてバンコクに到着して、「どこに泊まるの」という私たちの問いに、「まだ決めてないけど」という軽い返事。そして、おもむろに「地球の歩き方」を取り出していくつかの安宿をピックアップ。それから公衆電話にタイのコインを入れて連絡を試みています。入れるべきコインが違っているのか、公衆電話自体が怪しいのか、なかなか通じません。やっと通じたと思ったら値段交渉でいまいちということでガチャン。「もう夜の12時だから程々にしとき~早く決めて~」。その後他の宿に何とか連絡がついて、交渉成立でホットしたわけです。
時間が時間ですからタクシーで移動となったのですが、○○バーツという安い値段を提示する怪しい運転手の誘いに興味を示すSA先生。怪しいと思いつつ乗ったのですが、案の定、ひとり○○バーツという×3の高値。他のタイ人がいないのを確かめて、3人一緒に騒ぎました。すると運賃なしで、都市高速の途中のような場所で降ろされました。しばらくして流しのまともなタクシーがつかまり、結局安上がりで宿に着いたという次第でした。
国際交流というか、国際的予防歯科というとこれくらい大雑把というか大陸的くらいがうまくいくのかな~、と変に感心して振り返っています。
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あごだしの話

2006-08-17 | 食のこと

お盆休みに、ちょっと長崎県の平戸付近のビーチをいくつか「はしご」しました。平戸島に隣接した生月島へも寄ってひと泳ぎして、生月大橋近くの「大気圏」というちょっと垢抜けたラーメン店で「あごだしラーメン」を食しました。太麺ちぢれで、スープはあごだし塩ラーメンという感じで、味はOKでしたよ~。この店、実は結構メジャーなようでお土産用のラーメンが置いてありましたので、1パック購入しました。

「あご」すなわち「とびうお」のだしといえば、我が家の定番だしは「兵四郎だし」というあごだし系です。ちょっとローカルですが、通常、岩田屋本館地下の食品売り場で購入しています。このだしを、だしパックを破って出して使うと、私のようなあやしい主夫でも美味しい味噌汁はあっという間。
そういえば、同じ長崎県ですが、五島うどんも「細麺」&「あごだし」でいけますね~。

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小児歯科診療室でのお父さん

2006-08-12 | 子どもとの付合い
当院では、就学前くらいの子どもの患者さんでしたら、治療の時には通常保護者に一緒にいてもらっています。母親と一緒の場合が多いのですが、最近は父子で来院される場合も時々あります。親が横にいてくれるというのは子どもにとって心強く安心感があるわけで、お父さんの子どもに対する対応というか、声かけがお母さんと違っています。
3歳の男の子の上の前歯の治療で、同室したお父さんの声かけが、「がんばれ~! 新庄みたいにかっこよくなるぞ~」。これは結構うけました。
また、私たちは治療経験があまりなかったり、治療に対して不安が大きい子の場合特に意識するのですが、治療の各ステップを子どもが分かるように説明して、見せて、実際やって上手に出来たら褒めるというTSD法という学習技法を使っています。先程とは別のお父さんですが、私が治療を進めながらTSD法の説明などをしていたら、途中からお父さんがわが子に治療の説明をしてあげて、上手に出来たら褒めるという、まさにTSD法を上手にされたんです。治療終了時には思わず、「お父さんどうも有難うございました、助かりました」。
子どもが歯科治療をいやがるのは当たり前ですから、その際、「きちっとしなさい」とか「じっとして口を開けなさい」とかの命令ではなく、子どもの頑張りをサポートするような声かけはすばらしいと思いますし、子どもも嬉しいのではないでしょうか。これも父性というのかな~?
ちなみに新庄の歯はホワイトニングであのように白くなっているみたいですね。ちょっとホワイトニングやりすぎでしょうが。
当院でも、保護者向けにホワイトニングを始めようかという話もチラホラありますが・・・。
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父性とは?

2006-08-09 | 子どもとの付合い

昨年まで、福岡市中央区の健康づくりセンターで「親子で歯の健康教室」という、就学前小児のフッ素塗布、むし歯予防指導などを行う事業に参加していました。当初は毎週木曜の午後に行っていたのですが、小児は午後よりも午前のほうが概して機嫌がよいことと、保護者の都合を考えて、月に1回は土曜午前にすることにしました。
その結果、母子のみでなく結構父親も一緒に参加される数が増えました。平日午後ですと、母親が専業主婦の場合が多いのではないかと思いますし、土曜にも行うことで仕事を持っている母親の参加も増えたのではないかと予測します。私達側としては、父親にもわが子の口の中の状態に関心を持って欲しいし、時間が許せば仕上げミガキとかしてもらうと、子どもにとってもモードが違って良いかもしれません。当院でも割と父母が一緒、父親と一緒という子どもたちの来院があります。
私自身も、家内が仕事をしていますので、1歳6か月健診や、予防接種、授業参観などに参加した経験は結構あります。要は、相対的に都合が付くほうがやるということなんですが。
ところで「らせん」や「リング」で有名な作家、鈴木光司さんは皆さんご存知ですよね。作家という職業は時間的に融通が利くということでしょうか、鈴木さんは子育て分野でもちょっと有名な人とか知っています? 少し前の本ですが、「父性の誕生」という本がありますので、特に子育てお父さんにはお奨めです。

子どもとママチャリで商店街を買い物していて、どうも父子家庭と思われていたとかいう話もあって、私も数年前までは同類でしたので結構頷ける内容です。ちなみに、当院の待合室にも置いています。

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今度は中央区サッカー大会

2006-08-07 | できごと

「なかのよかくさサッカー大会」と称して、例年この最も暑い時期に開催されるのですが、今年は8月5日、6日に催されました。福岡市中央区の小学生サッカーチームに加え、市外、県外からもいくつか参加がありました。大会名称のごとく、親睦をはかりのびのびとプレーをしようという趣旨で行われています。
大名地区からは大名少年サッカークラブとして、高学年と低学年のチームが参加しました。結果は、高学年チームが何と4戦全勝で、監督、コーチ、保護者も大喜びでした。
子どもたちは試合後もまだ力が余っているようで、閉会式までの残った時間で他のチームと一緒に練習や遊びをしている姿が見え、親睦も充分はかれていたようでした。
大名少年サッカークラブはいわゆるクラブチームではなく、公民館ベースのサークルですので、子どもたちの保護者が運営しているようなものです。そこで必然的に保護者同士の親睦や交流もはかられという次第です。子どもを介しての親の輪というのは、サッカーというスポーツを超えて、子どもたちにとってある種良いコミュニティーが広がっていくものと感じています。

閉会式後、全員集合のスナップです。

 

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博多一風堂 薬院店

2006-08-04 | おすすめの店
当院の近くなので、ここで時々昼食をとっています。
ここの経営者(というか社長)の川原さんは、随分前になりますが中央区大名の南隣、今泉で「アフター・ザ・レイン」というパブをされていました。その頃私たちは、夜中の2時3時頃までよくここで飲んでいましたし、なかなか賑わっていたお店でした。その頃、川原さんは30代前半くらいですが、何か人を引き付ける人だという印象を持っていました。
その後、大名の裏通りでラーメン店を開店されるということで、さっそく賞味に出かけた記憶があります。もちろんその頃は、まだラーメン素人で味も一応ラーメンというレベルではありました。現在は皆さんご存知のメジャーな一風堂になったわけですが、川原さんの努力というか働きは普通ではないようですね。
ところで、わが息子たちのサッカークラブの親友で栢野くんという兄弟がいるのですが、そこのお父さんが福岡在住の「零細企業コンサルタント」で、この方も実はメジャーな方であることは後で知りました。栢野くんのお母さんから「主人が本を書いていますので良かったら読んでください」といわれ、当院も零細企業だしと思って読ませてもらいました。本には、福岡地元の様々な経営事例が書いてあるのですが、そこに一風堂の話も出ていました。
~川原社長が創業以来徹底しているのは、最低1日3人の新規顧客の顔を覚えること。そして、覚えたお客が来店したら「わたしはあなたを知っていますよ」と目であいさつしながら「いらっしゃいませ」と言うこと。これを続ければ1年で1000人、3年では3000人の顔見知り客ができることになります。~
読んで、このポリシーは薬院店のスタッフにも徹底しているな~と思いました。私が数回行った後の「いらっしゃいませ」と帰るときの「いつもありがとうございます」が違っていたんです。
ちなみに、白丸に比べて赤丸が100円高いのはちょっと納得できない、というのは私と長男の共通した意見です。
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中央区ソフトボール大会

2006-08-01 | できごと

7月30日(日)に福岡市中央区子ども会育成連合会主催の、小学生のソフトボール&ドッヂボール大会が行われました。各校区で予選を戦った13校区の代表がヤフードームに程近い福浜小学校に集まりました。ソフトは主として男子、ドッヂは女子の参加です。
私の地元の大名校区は児童数が少ないため、10名のメンバーでやっとソフトボールに参加できました。にわかチームですので、夏休みに入ってから1週間ほどの朝練で試合当日が来てしまいました。子ども会に関わっている関係で、練習の様子を見ていたのですが「どうなることかな~」という気持ちで当日を迎えました。
結果は予選リーグの2試合で大敗ではあったのですが、いずれも2点ずつ点数を入れることができました。小学校の先生方も応援においでになり、担任の先生から「○○くん、頑張ってー!!」とか声が飛んでいました。また、初戦の相手は最終的に優勝をしましたので、子どもたちにとってよい経験であったと思いました。
「1週間でこの程度できるんだから、来年はもっとどうにかなるかもよ~」とは大人の話。また、仕事前に毎日朝練をマネージしたPTA会長でもあるコーチは「これで朝から出て来なくていいから、ホッとする~。」
終了後は、約束の焼肉食べ放題の打ち上げ。その後は、近くの神社(今泉の若宮神社)の夏祭りに子どもたち皆で出かけたようです。
元気な子どもたちの夏ですな~。

試合前の笑顔の子どもたち。緊張がないのはプレッシャーが無いからでしょうね。嬉しいような困ったような。

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