患者さんが「先生テレビに出ていたね。」とか言っていたので、ちょっと前の「はぐはぐ」のことかと思っていましたが、実は最近、7月22日にもオンエアされていました。
事前に収録していますので、オンエア日についてはうっかりしていたかな。
今回の内容は「仕上げ磨きはいつまで?」なんですが、小児の仕上げ磨きは最近では常識になりましたね。
いつまで保護者が仕上げ磨きをするの? ということですが、私たちの経験なども含め、小児歯科でのコンセンサスは小学校3、4年生までと言うところです。
ざっくり、小学校前半までということです。
小学校に入る前後から永久歯が生え始め、これらは一生使う歯なので大事にしたいのですが、少なくとも小学校1、2年生では、これらの生え始めの永久歯を上手に磨くのは期待できません。生えたばかりの永久歯は歯質も未成熟で、虫歯の感受性が高い状況です。出てから3年くらいでほぼ成熟すると言われています。
小学校低学年の永久歯といえば、前歯と奥歯の6歳臼歯(第1大臼歯)。
特に6歳臼歯は奥で磨きにくい、奥歯の噛み合わせ部分など歯垢が残りやすいなどあって、虫歯リスクが高い歯です。
前歯については奥歯ほどリスクは高くありませんが、出始めの時期は歯肉ポケットが深く、歯肉炎が発生しやすい時期です。
ですから小学生前半の時期は、仕上げ磨きは永久歯をターゲットにすれば良いということになります。
当院受付の、歯ブラシ販売コーナー。
スタッフのアイデアで、持ち具合とか毛の硬さを手に取って確かめられるよう、サンプルを置いています。
当院の場合、子ども歯科という名称ですが、少なくとも高校卒業までは来院いただくようお話しています。
小学校高学年以降、仕上げ磨きを卒業するころからが、予防歯科も「さあこれからだ!」という時期になります。
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7月ももう少しで終わり。小児専門の当院では、夏休み期間に入って多くの小児患者さんが来院しています。
患者さんの多くが、予防や矯正治療で定期的に来院していて、少なくとも当院では虫歯治療の時代は終わりつつあります。
歯科は、痛い思いをして治療を受けるところでは無くなりつつあるということで、患者さん側の意識の進化には素晴らしいものがあります。
治療ばかりに集中している歯科医は、そのうち患者さんから置いて行かれます。
患者さんの多い毎日ですが、予防ケアを目的に来院される患者さんが増えることは、歯科医側としても嬉しいこと。
まだ夏休みも始まったばかり。とりあえず今日の夕方、ホッとした夕焼け。
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医療機関のカルテは手書きから電子化に進んでいて、現在歯科では、レセコンと言ってコンピュータ化がマストになっています。
診療報酬を請求する際に、基本電子情報で送ってくださいということでもあります。
当院でも開業した10数年前からN社のレセコンを導入していて、数回バージョンアップをしています。
コンピュータ化と電子カルテというのはちょっと異なっていて、診療情報や記録はコンピュータで入力しますが、紙カルテは存在していてプリントアウトした情報を残します。
手書きではありませんが、紙と電子データがあって、中途半端な状況とも言えます。
大学病院等ではすでに電子カルテ化が進んでいて、かなりペーパーレスになっています。
N社も、いよいよ電子カルテ対応のバージョンアップが始まったと言うことで、担当のIさんから提案がありました。
これでカルテのペーパーレス化がかなり進みますので、やらない手はない。遅かれ早かれというところです。
休診日の今日、バージョンアップ作業に来ていただきました。
8月からリニューアルです。
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家内の友人で、私も知り合いの鹿児島市開業の歯科医師K先生が、最近歯科矯正分野の専門者を出版しました。
K先生とは、数年前ですが福岡県歯科医師会主催の学会で、同じテーマのシンポジストとして異なる専門の立場からプレゼンをしたという記憶があります。
そのときにK先生の講演内容を聴かせてもらい、非常にクオリティーが高い内容で、聴衆の評価も高かったのを覚えています。
彼はもともと矯正専門医ですが、その後歯周病、インプラントなどの研鑽を積み、一般歯科として成人のコンプリヘンシブな治療が達成できている歯科医師です。
家内の宛先で、出版記念でしょうか、K先生からこの新刊書が送付されてきました。
内容をパラパラ見させてもらい、これは役に立つと直感しましたので、当院のライブラリにも加えたいと思い購入しました。
私も小児歯科分野ではありますが、コンプリヘンシブな治療やケアを目指していますので、大いに刺激になります。
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実質、梅雨が明けたような空模様と暑さですが、まだでしたっけ?
この連休は、患者さんが夏休みモードで多くなり、忙しくなる直前の充電と考えています。
インドアの仕事ですので、どちらかというとメンタルに疲労すると思います。アウトドアでのランチを兼ねて、自転車そしてウォーキングに出かけました。
暑いので過度にならない範囲で、シンプルに汗を流し、新陳代謝ができました。
お堀のハスが育って、バックグラウンドに夏空。
舞鶴公園の球技場。サッカーをやっている子ども達がいました。
我が家もかつては、息子達のサッカーの試合で、よくここを訪れました。
ここもバックグラウンドには夏空と夏の雲。
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矯正治療が今日終了した患者さん。15歳です。
当院には結構以前から来院されていましたが、重症例のため早期治療の有効性が小さいと判断し、全て永久歯になるのを待って治療開始しました。
受け口(反対咬合)傾向 、それと関連する上の歯並びのデコボコの要素がありましたので、反対咬合と関連する思春期成長が落ち着いたところでスタート。
上下左右の第1小臼歯は抜歯です。
反対咬合系ですので、治療終了時でも噛み合わせは浅めですが、女子で下顎成長も落ち着いていますので、悪化はしないでしょう。
治療期間は1年11か月。私の場合、初期治療では半年から1年、全体矯正では1年半から2年と患者さん側に伝えていますので、ギリギリセーフでした。
それ以上期間がかかるのは、患者さんがきちんと来院していない、噛み合わせをキチンとするための顎間ゴムを指示通りの時間使っていない、私が下手くそのいずれかになります。
したがって、私自身も自分にプレッシャーをかけながら治療を進めているところです。
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診療用チェアーですが、10年ちょっと前に開業する時に、各社、諸タイプの製品を比較検討して小児青少年の診療に最適なのはこれだ、と決めたのがM社の機種。
シンプル、機能的、タフ、ユニバーサルデザインというのは使用してみて再認識しました。丈夫とはいえ、やはり経年的な使用感は出てきましたので、開業当初からある2台のチェアーのシートレザー部分を、新しいものと交換してリニューアルしました。
初期投資も高めで、レザーも張り替えではなく基板の交換ですので安価ではありません。でもチェアーのメカニズム部分が全くと言っていいほど老朽化していませんので、結局お得です。
毎日、毎患者さん使用するものですから、やはり妥協しなくて良かったというのが正直なところです。
これで診療室の全チェアーが統一したカラーになりました。 当院のテーマカラーのグリーンです。
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最近はお酒は適量飲んでいますが、今日購入は前回「海響」がいけた、下関酒造の「関娘」。
純米なので若干酸味はありますが、開栓して2、3日後で味が落ち着いた時点で、どの程度の味になるか楽しみ。
価格も同じくらいなので、好みの違いもあるでしょうが、ちょっと結果が楽しみ。
切子グラスではありますが、実はかつて100円ショプで手に入れたもの。お気に入りです。
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小児歯科医院の勤務歴が長い歯科衛生士、Kさん。現在は小児歯科集談会の会員でもあるS小児・矯正歯科医院で勤務されています。
最近Kさんが絵本を出版したという話を聞き、集談会講演会の会場に来ていただき、 自ら紹介してもらうことにしました。
歯磨きや虫歯を題材にした絵本で、単なる絵本としてでもですが、集団指導する場面での媒体を意識して作られていますので、紙芝居形式で子どもたちに話すという使い方もできそうです。
出来上がるまでのストーリーを聞かせてもらいましたが、絵を担当したTさんに行き着くまでとか、 Kさんの絵本完成までのパッションを感じざるを得ませんでした。
当院にも置かせてもらいます。
絵本のタイトルは「くうちゃんのたからもの」。アマゾンや楽天でも購入できるそうです。
シーサーブログ、くうちゃんハミガキで検索すると絵本の解説版が掲載されているとのこと。チェックしてみて下さい。
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昨日は福岡小児歯科集談会のスタッフ対象セミナーを催しました。
歯科医院でスタッフというと、受付や歯科衛生士のスタッフということになります。
今回の講師は野村オフィスの代表で、接遇などのソーシャルコミュニケーションがご専門の教育コンサルタント、野村ひとみ氏。
講演タイトルは「接遇の第1歩は自分磨きから」。接遇というとマナー的な形式を連想しますが、野村さんはコミュニケーションをキーワードに幹の部分というか意識の部分を中心に講演されました。
ワークショップ的な要素も取り入れて、 参加者自らが考える要素が多かったように思いました。業界一般の、パワーポイントで進めるという形式とは違って、新鮮さを感じました。
スタッフというと、当院もそうですがほとんどが女性です。男性院長のわたくしとしては、一緒に働く仲間を理解する上でも有意義でした。
このようなスタディグループの役員は、ある種ボランティアなわけですが、今回も、講演終了後の懇親会で講師のざっくばらんなお話もお聞きできて、これは役得です。
次回の講演会は9月。半分惰性、半分義務感で、会長職を務めているところです。
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