福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

むし歯予防のポイント

2010-09-27 | むし歯予防の話
患者さん用歯科雑誌NICOの9月号の特集は、子どものためのむし歯予防。内容を読んでみると当院で行っているむし歯予防指導とほぼポイントは同じです。
甘いものの制限とか歯ミガキをしっかりやるとかいうのは以前から言われてきていますし、大切なことではありますが現実的に限界もあるものです。
加えてお願いしたいのが、歯間部の清掃すなわちデンタルフロスの使用と、歯科医院でのフッ素塗布+家庭用フッ素の毎日の使用です。このふたつを適切にやってあげることで、随分むし歯は減ると思います。
フッ素のむし歯予防効果は随分認知されて来たように思いますし、薬局でも家庭用フッ素ジェルが見られるようになりました。でもフロス使用についてはまだまだ認識がされていないですね。年齢によってむし歯リスクの高い場所は変化していきますので、少し先手でそういう部位の歯みがきやフロスを行うこと、そして特に虫歯菌の感染してくる1歳半以降頃からは定期的にフッ素を塗ってもらい、家庭用フッ素も取り入れることでしょう。
むし歯予防はポイントを押えれば難しいことではありません。歯ミガキだけ頑張るのではなく、他の有効な手段をバランスよく利用することです。
ちなみに歯周病予防や改善にもデンタルフロスは非常に重要です。








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1回でキレイになるコンポジットレジン

2010-09-27 | 虫歯治療の話
患者さん向け歯科雑誌、NICOの最新版を数冊購入しました。
執筆されているのは各分野で有名な先生方ですので、歯科医師やスタッフが読んでも参考になる内容が多いと思います。患者さんにも分かるように説明してありますので、私達が患者さんに説明する時にも役に立ちます。
数冊のうちの1冊ですが、歯の色の詰め物、コンポジットレジンの特集です。
小児歯科分野の治療では特にコンポジットレジンが多用されます。歯の色と殆ど同一で治療後も自然であること、歯を削る量が少なめであること、1回の治療で終了することなど、便利でメリットの多い治療選択です。虫歯治療だけではなく、歯をぶつけて折れた時など、形の修復がその日のうちに終了できます。
小児に限らず、奥歯の小さめの虫歯でしたら以前のような銀歯でなく、コンポジットレジンで治療可能になってきました。一部を除けば保険診療ですので、費用的にも負担は大きくありません。
色調や硬さが歯により近くなり、歯との接着がさらに改善されれば、過去の銀歯や前歯の被せ物など随分減って来るだろうと、さらなる改善に期待しているところです。





いろんな分野が特集されています。当院の受付にもバックナンバーも含め多く置いてありますので、ご覧下さい。



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やる気が出る

2010-09-24 | できごと

現在当院には歯科衛生士専門学校の実習生が実習に来ています。3年生ですからあと半年くらいで卒業、国家試験合格後、晴れてプロになるわけです。
各実習生が1か月程、同じ歯科医院で実習を行いますが、課題の一つとしていくつかのテーマに関してテストを行うことになっています。今日は「チャートを使用した歯科衛生指導」というテーマで、当院の歯科衛生士&歯科助手が、患者さんやその保護者に扮して、ロールプレイ的な試験を行いました。チャートというのは、説明のための写真や図などを含めた指導用の媒体と考えて下さい。
歯科衛生士の重要な仕事に、口腔衛生指導といって、歯ミガキやフロスの指導、歯ミガキ剤や家庭用フッ素の使用法などについて説明指導するという内容があります。これは、どの患者さんにも同一に「○○をこのようにやって下さい」とお話しするのは全く不充分なんです。
年齢やむし歯&歯周病のリスク、お口の中の状態、家庭でどのような環境と状態かなどの情報を分かったうえで、それに合った指導をするということです。そのためには患者さんや保護者のかたと話してコミュニケーションをしなければなりませんね。
さらに指導の内容が現実的で患者さん側がやる気がでるものであることが重要と考えています。ですから一口に口腔衛生指導といっても奥が深いものがあって、指導内容の知識がいくらあっても、患者さんがその気になってくれなければほぼ無意味です。
私自身もスタッフもまだまだ進化せねばならないと思っています。






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歯科医院でのフッ素塗布 その1

2010-09-23 | フッ素について
当院でも低年齢で来院され、フッ素塗布をお願いしますという患者さんは少なくありません。虫歯のない患者さんが大多数ですので、保護者世代の虫歯予防に対する、そしてフッ素の虫歯予防効果についての認識が高くなっているのを実感します。
歯科医院でのフッ素塗布の方法ですが、ジェル状または泡状のフッ素を歯型を採る時に使用するような形のトレーで3~4分程作用させるというのが世界のスタンダードです。なぜそのような方法と時間なのかというと、随分昔の研究に基づいたものと思われ、その由来は私も知りません。
フッ素の虫歯予防効果については半世紀以上の歴史がありますので、現在まで多くの研究がされて色んな事が明らかになってきていますが、今だにこのやりかたが一人歩きしてメジャーなようです。
フッ素を塗る方法とか時間などについてネットでのQ&Aの掲示板的なものを見てみると、歯科医師からのコメントがあったりしますが、結構これが個人の意見レベルで証拠がいまいちのものが多い。
乳幼児でのフッ素塗布は、トレーで3~4分、それを上下ですから2回行うとなると子どもにとって結構負担になります。最近は簡便な方法としてフッ素を歯ブラシに付けて歯に行き渡らせるという歯ブラシ法が結構一般化しています。それで実際の効果の程は? とか、歯ブラシで3~4分間塗るの? という質問もあるでしょう。飽くまでも原則のトレー法にこだわるのか、というのは歯ブラシ法の効果がどれほどのものかというエビデンスがあるとすっきりしますよね。
私自身が研究した訳ではありませんが、当院では種々の研究論文の結果に基づいて、塗布方法や時間を決めて行っています。
ちょっと長い話題になりますので、続きは後日のブログで、ということで。




随分前ですが、ニューヨーク大学小児歯科でのフッ素塗布風景。
ある程度の年齢になると、唾液を吸引するチューブを入れて、上下繋がったディスポのトレーで同時にできますね。




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月はどこに出ている?

2010-09-22 | できごと
秋分の日が近いというのに、まだ残暑ですね。
昨日午後は、大学同窓会の先輩、N先生の娘さんが当院に見学にみえました。彼女は現在長崎大学歯学部の研修医で、将来的進路で小児歯科に興味があるとのこと。
彼女も言っていましたが、最近は新卒の歯科医師で、かつてと比べて小児歯科がマイノリティーになりつつあるようです。
虫歯の治療と予防がほとんどのクラシック小児歯科でしたら、現在そして将来的に行き詰るのは当然です。小児というか、成長発達期の口腔のトータルケアをカバーするという発想でしたら、無限にやるべきこと、やらねばならないことがあると思います。少なくともマンネリ化することはありません。
学会や、私たち小児歯科を専門にやっている者たちが、その辺の興味や楽しさを後輩達に伝える必要があります。そのためには、小児歯科の先輩が生き生きとしていなきゃならないですね。








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連休

2010-09-21 | できごと

3連休の方もいらっしゃったと思いますが、皆さんどのようにお過ごしだったでしょうか?
私は土日の校庭キャンプの夜更し後遺症で、日曜はゆっくりの日、月曜は久しぶりに夫婦で家の大掃除と模様替え。
男の子二人に友人達もよく遊びに来ますので、家の中は結構散らかってしまいます。さらに、あっという間に不要なものも増えてしまいますね~。
自分の部屋でも長期間そのままになっている書類など結構あって、処分しました。黙々と掃除していてもつまらないので iTunes で音楽を聴きながらやっていたのですが、歯科関係の本や論文もあって、ついつい読み返したりして、夕方になってしまいました。結果的に勉強してしまいました。
今週は木曜も祝日ですので、その辺で大掃除は完結したいところです。



BGMの一つがレンタルしたコブクロの All Covers Best。個人的好みもありますが、グッと来るものがないですね~。ミスチルを一曲くらいはカバーしてもらいたかった気がします。
他は今は亡きLuther Vandross、そしてUsher あたりは間違いなし。







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校庭キャンプ

2010-09-19 | できごと
校区の子ども会育成会が例年9月~10月に行っている校庭キャンプを、昨日今日の1泊2日で催しました。土曜日が主なのですが、昨年までは私が育成会の会長でありながら仕事で参加できず、皆さんに迷惑をかけていました。
今年も土曜の夜からしか参加できなかったのですが、新会長になって、内容が充実して参加者も子どもたちだけでなく保護者や小学校の先生、そして先輩の中学生の協力もいっぱいあって、盛況でした。やはり会長というのはある程度務めたら交替するのが正解だな~と実感しました。



夕食を調理して食べた後は、公民館で指導者のもと、ペットボトルを利用した望遠鏡を製作中。




その後は、花火大会とカキ氷。


子どもたちにとっては、場所は毎日通っている小学校でも、皆で一緒に泊まるというのはわくわくするんですよね。午後10時の消灯時間後は大人たちのキャンプ時間だったのですが、午前2時頃まで起きていてうろうろしている子どもたちもいました。



今朝は7時起床でラジオ体操後、地域の老舗ベーカリー、ボンジュールのパン、牛乳、早朝から仕込んだスープの朝食を摂って、無事終了でした。
夏から秋にかけては、まだまだ子ども会関係のイベントは続きます。






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WELCOME BACK

2010-09-18 | できごと
ミシェル・ブランチが戻ってきましたね。
長い間ニューアルバムが出ていなかったので消滅したのでは? と思っていましたが、無事だったんですね(途中無事ではなかったかもですが)。「お帰りなさい、待ってたよ」と言いたい。調べてみると7年ぶり。
今回は6曲のみのミニ・アルバムですが、フルアルバムも予定されているとか。音楽活動を以前のように続けてもらいたいものです。大人になったミシェルは曲調が優しくなってカントリー風な部分も出ています。
個人的には以前のもっとシャープで贅肉のない音が好みなのですが、新しい曲を聞かせてくれるだけでもOKとしましょう。見守っていきたい。
ちなみにYUIとかは当然彼女の影響は受けているんでしょうね。




彼女のCDジャケットは、なぜか振り向いているアングルばかりなんですね。



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乳歯の外傷の経過

2010-09-13 | 歯のけが

乳歯の外傷は圧倒的に上の前歯部分が多く、1歳後半から3歳くらいまでが多いようです。乳歯をぶつけた場合、歯が欠けたり折れたりよりもグラグラなったり位置がずれたりする場合が殆どです。グラグラがある程度大きい場合は、2週間~3週間くらい固定することで治ってきます。グラグラが小さい場合は、1週間ほどで自力で治りますのでそのまま経過を観ます。
経過を観るうえで大切なことは、適時にX線でのチェックをすることです。痛みとか腫れが無くても、じわっと外傷歯の周囲が悪くなってきていることがあるからです。外傷後に歯の神経血管が死んでしまうと、見た目にも歯の色が黒っぽくなってきますので、保護者の方にも認識できます。
ではそのような場合何か処置が必要かというと、根の先の部分に下の写真のように炎症像が見られる場合は、根の中の治療をしないと症状が進行して根が短くなってきたり、歯ぐきの腫れや歯のグラグラが再発してきます。そのような所見がない場合は、変色していてもそのまま経過観察で良いでしょう。


(左側から2番目の歯の根の先の部分が黒っぽく見えますね。これが炎症像です。)


一方で変色も無く神経は生きている思われる場合でも、次の写真のように、外傷による根面のダメージで根が細ったり短くなってしまう場合があります。最初の写真と違うのは、根が溶けた部分に周囲の骨が再生して置き換わっているところです。もちろんこのような像が無いほうが望ましいのですが、外傷の治り方の1パターンとも考えられますので、そのまま経過を観ます。
指しゃぶりを長期間している場合にも同様なことが起こって来ることがありますが、癖を続けていると根面に通常ではかからない力がかかりますので、根が溶けるのが進行性のものとなってしまいます。


(真ん中2本の乳歯の根が短くなってしまっていますが、歯を支える周囲の骨の状態は悪くありません。)


外傷で歯の神経血管が死んでいる場合、根の治療をしてもしなくても、永久歯が出てくるにしたがって乳歯の根がスムーズに溶けていくか、経過観察が重要です。






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今年はやらんといかんばい

2010-09-09 | できごと
昨日は仕事を終えてヤフードームへ。ソフトバンクホークスvs楽天イーグルスの試合観戦に出かけました。
セリーグもパリーグもここのところ競っていてホークスは現在2位ですので、応援にも当然気合が入りますよね。打つべき人が打って、守るべき人が守って試合は快勝。
最近は女子応援グッズが充実してきているようですね。当院の若いスタッフは、周辺ではちょっと目立つ位、声を張り上げて元気よく応援してました。試合終了後、ホークスビジョンにも映って皆ハッピー、ハッピー。
その後、大名の居酒屋で祝勝会? 仕事の時間帯とはちょっと違うスタッフの元気さ明るさがみえて、いい日でした。



多村の2打席連続ホームラン。2本目は1塁側外野に入って、大盛り上がり。











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