現実にこんなドラマのような熱血教師がいるんだと感じるとともに、とにかく彼の子ども達に対する一生懸命さは通常ではありません。荒れた中学校の生徒を陸上で日本一にまで導いたカリスマ的教師の実話で、教育現場の試行錯誤から考えられた彼の教育法はなかなか説得性のあるものです。
我が家も思春期の息子はいますが、原田さんが言うように現在の子ども達を取り囲む環境は母性的部分が多い分、昔と比較して父性が欠落して来ています。
原田さんほどの本気パワーを保護者や先生に関わらず、どれほどの大人が持っているのでしょう? 彼の教育法の形を真似ても、こちら側の本気がないと子ども達の生きる力、すなわち心を育てることはできないでしょう。
自分が本気でなければ、相手は変えられない。私自身はもちろん全く及びませんが、いざという時には本気を出す覚悟も必要ではないかと感じました。
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