当院は「子ども歯科」ということもあって、「健診して、フッ素を塗ってください」という乳幼児の患者さんが結構多く訪れます。すなわち主たる希望が予防です。またむし歯治療で来院した場合でも、治療終了後にフッ素を塗って下さいという場合も多くあります。「フッ素」はかなり市民権を得たと思いますが、どのような方法がどの程度効果があるか? とか、どれくらいの間隔で? とか、いつ頃からいつ頃まで? とか知ってますか?
最近は皆さんの予防に対する関心が高まっていることもあって、約80%の歯科医院でフッ素塗布を実施しているそうです。でも意外と、歯科医も歯科衛生士もフッ素の効果に関する詳しい知識は怪しいように思います。
むし歯予防効果を示す数字として、むし歯抑制率というものがあります。ある方法を行っている集団と行っていない集団でむし歯の増える割合を比較して、その比率を算出したものです。これによると、一番効果的なのが水道水に非常に薄い濃度(1ppm)のフッ素を入れるフルオリデーション、またはフッ素うがい薬(225ppm)で毎日1回ブクブクうがいをするフッ素洗口法で、抑制率は50%以上です。歯科医院で数か月に1回塗るフッ素(9000ppm)は抑制率35~40%位、フッ素入り歯磨き(1000ppm弱)の抑制率は25~30%程です。
フッ素濃度と効果が必ずしも比例していませんが、とりあえず歯科医院でのフッ素塗布は効率の良い効果があります。また、歯磨きの中には意外と高い濃度のフッ素が含まれており、効果も結構なものだと思いませんか。
最近は皆さんの予防に対する関心が高まっていることもあって、約80%の歯科医院でフッ素塗布を実施しているそうです。でも意外と、歯科医も歯科衛生士もフッ素の効果に関する詳しい知識は怪しいように思います。
むし歯予防効果を示す数字として、むし歯抑制率というものがあります。ある方法を行っている集団と行っていない集団でむし歯の増える割合を比較して、その比率を算出したものです。これによると、一番効果的なのが水道水に非常に薄い濃度(1ppm)のフッ素を入れるフルオリデーション、またはフッ素うがい薬(225ppm)で毎日1回ブクブクうがいをするフッ素洗口法で、抑制率は50%以上です。歯科医院で数か月に1回塗るフッ素(9000ppm)は抑制率35~40%位、フッ素入り歯磨き(1000ppm弱)の抑制率は25~30%程です。
フッ素濃度と効果が必ずしも比例していませんが、とりあえず歯科医院でのフッ素塗布は効率の良い効果があります。また、歯磨きの中には意外と高い濃度のフッ素が含まれており、効果も結構なものだと思いませんか。