1月末位から、福岡では梅が咲き始めますが、今年は寒さが続いているせいかやはり遅めのようです。
舞鶴公園のいつもの場所の梅、ほぼ蕾でした。
大濠公園でウォーキングしても温まる感じなしです。やはり寒いね。
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学校健診でのむし歯データが毎年文科省から出されているのですが、虫歯数の減少傾向は続いています。
DMFと言って、虫歯、治療歯、喪失歯の合計を示す数値ですが、12歳児で0.82本となっています。ちなみに昭和62年が4.51、平成9年が3.34で1.00本になったのが平成26年です。
むし歯減少の原因は?
20世紀終わり位までは、日本は世界に遅れて虫歯の多い国でした。この時期、虫歯イコール削るという時代でしたから、歯科医の多い日本では治療もよく行われ、それがDMF値を上げている要素もあったと思います。
その時期の統計で、フッ素入り歯みがきの普及率が上がると、軒並みどの国でもむし歯率が減少していくというデータがすでにありました。
日本は、フッ素入り歯みがきを世界で最初につくった国にもかかわらず普及が遅れていましたが、21世紀になってかなり普及しました。もともと歯みがき頑張る国民性と、最近ではシーラントや歯科医院でのフッ素塗布も一般化して来ていることもありますが、国民全部を考えるとフッ素入り歯みがき、すなわちフッ素の効果は大きいと言えます。
もう一つ、12歳児のDMF値は比較の世界スタンダードではありますが、実際はこれ以降のティーンエイジャーで第2大臼歯の噛み合わせ部分、全般的に歯間虫歯が増えて来ますので、18歳くらいのデータが欲しいという話もあります。統計と言うことを考えると、どの国でもほぼ皆が学校に行っているこの年齢が適するというのも分かりますが・・・。
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週はじめから居酒屋です。場所は当院に近い薬院六つ門の海鮮居酒屋「魚平」。
3月に福岡小児歯科集談会で講演をお願いしている安永先生と、食事をしながらの打ち合わせです。
安永先生は矯正専門医で、かなり重症な患者さんや保護者の方の成人矯正の相談など、紹介をしています。
また、安永先生からは小児のむし歯治療や予防、そして抜歯など紹介頂いています。ある種のコラボレーションですね。
今回講演頂く内容は、私のほうからリクエストしていて、矯正治療の第1期治療の概念や位置付けについて話していただく予定です。
私のように小児歯科ルーツの矯正と若干異なるところもあるかと、興味深いところです。
ちなみに魚平名物のこぼれ寿司、いつもオーダーしてます。
いくら、ウニ、マグロの中に寿司が隠れて、まさに具がこぼれてる状態。
日本酒も色々揃っているのですが、週はじめなので控えめにしました。
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小学生の中ほどの患者さん。上の前歯が出っ張っている、下の前歯の歯並びが良くないというのが気になるとのこと。
若干生え変わりも早いので、プレオルソを使用するのによい時期がやって来ました。出っ張っているせいで、お口ポカーンの口呼吸でもあります。
あまり重症ではないので、プレオルソ(タイプI)でほぼ治癒するだろうと言う予測のもと、昨年6月に使用スタート。
直後から、頑張って使用してくれました。保護者の方のプッシュ、励ましも大きかったと思います。
最初は頑張るというモードでも、定着してくれば淡々と普通に使用できるようになります。ある種の日常という感じでしょうか。
途中経過でも良い感触はあったのですが、今回5か月振りに来院してくれて経過観察をしました。
開始後7か月ほどです。
出っ歯感はほぼ改善し、下の歯並びもすっきり。上の歯並びはV字型でしたが、放物線型に改善してきました。
ポイントは深かった噛み合わせが浅く変化したことです。これによって上の前歯は内側、下の前歯は外側に移動できるようになります。
横の永久歯が生え変わる時期で、これらがしっかり噛みあってくると、浅いかみ合わせにリセットされ安定します。使用はあと1年くらいでしょうか。
近未来には下顎が成長期に入りますので、その要素も浅いかみ合わせを定着させる助けになります。
もちろんプレオルソに適する程度、時期は選ぶ必要がありますが、合致すれば簡単で明らかな噛み合わせ歯並びの改善は見られます。
この患者さん、まだ若干お口が緩い状況が見られるので、以降あいうべ体操などの筋機能療法をフォローさせると、将来的に安定した歯並びかみ合わせが期待できます。
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毎年6月前後に九州大学小児歯科OB会を開催していて、今日はそのための今年の第1回打合せ会。
私は成り行きで幹事長をしていて、打ち合わせ会の会場係というか、食事会の会場係でもあります。
今年の大まかな日程、コンテンツ、タイムスケジュールなどを中心に話し合いました。
ちなみに会場は中央区今泉のイタリアン、DOMUS。高級店という訳ではありませんが、オーナーがイタリア人の立地も良くいい感じのレストラン。
幹事は5名で皆成り行きのボランティアなんですが、こうして定例的に集まるのも、ミニOB会的で楽しいもの。
お互いの近況報告などもあって、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
O先生、F先生がちょっとしたお土産を持って来てくれました。
こういうところ、幹事をボランティアで引き受けて楽しめるというキャラと共通するところがあるのかな、とふと思います。
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誕生日の今日、朝礼の時にスタッフからバースデープレゼントを頂きました。
これは間違いないと言う日本酒のセレクション。
福岡の銘酒の繁枡そして新潟は八海山で、いずれも大吟醸酒。繁桝はしずく搾りで、これはさらに贅沢バージョン。
先ずは、冷やして繁桝から飲んでいるところです。どちらもするっといく味わいなので、飲み過ぎないように楽しみます。
皆さん有難う。感謝です。
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歯科診療のなかで患者さんの全身状態を理解したうえで、モニタリングしながら診療を進めるという方針は、高齢化社会になって特別ではなくなりました。
一方小児では、当院のように有病障害児を診療する場面では、特に初診では患者さんの全身状態の問診は当然重要です。小児では代表的なのは心疾患、アレルギー、喘息などです。
最近は、アナフィラキシーショックにエピペンとか心室細動にAEDとか認知されていますが、それぞれの症状がどのようなものか理解していなければ、適切な使用はできません。
まずは患者さんのバイタルサインをチェックするということです。そして適切な一次的対応ができることですね。
小児はキャパが小さいので、発熱なども含め急変が予測されますので、それを前提に考える必要があります。
当院も血圧計、酸素、パルスオキシメーターなどは設置して備えています。幸い立地的にメディカルゾーンにあって、内科医や小児科医と連携できますので、さらに二次的対応はできる環境にあります。
歯科でも救急救命の本は出ていて、知り合いのI先生が書いていますが、最近医師用に小児救急の基本、と言う本が出版されましたので、早速購入。
本当に救急救命が必要な場面には遭遇することはレアですので、イザと言う時に適切な救命ができるよう、時々は読み返して備えることが必要と思います。
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永久歯前歯が出て来たくらいの年齢では、かみ合わせ歯並びの問題が出て来ることも少なくありません。
保護者の方からもよく相談がある時期です。
お子さんのクラスメートが矯正治療を始めているとか、身内から治療をまだ始めないの? とか言われて益々気になるということもあるようです。
私が良く説明していることは、
#1.現在ある問題から将来がある程度予測されます。
#2.将来像を考えたうえで、今の治療が有効性が高い(部分的治療で終わる、または全体矯正が簡単になる)と考えられる場合は早期治療をお勧めします。
#3.現在ある問題は分かりますが、将来像がまだ予測できない場合は、情報が増えて分かるまでもう少し待って、分かったら早期治療か、さらに経過観察かお話します。
#4.なので、経過観察をするというのは、早期治療の有効性が小さい、または情報不足で見切り発車が適切ではないからです。
このように、あえて経過を観ることについては、その理由を説明しています。
これらの患者さんは、骨格、噛み合わせ、歯の大きさなど含め、上の歯並び以外の部分に問題がないことが情報としてあります。
むしろ、放置しておくことで奥歯が前に移動して、前歯の捻じれを改善するのに充分なスペースが不足して来ますので、この時期の治療が無難で簡単です。
お二人とも小学校の中ほど。
そこで患者さん側のご希望に沿って、早期の部分的矯正治療をスタート予定です。
ちなみに、下の写真の患者さんは、鼻閉もあってお口ポカーンです。前歯のかみ合せが若干しっかりしていない開咬の傾向がありますので、あいうべ体操も頑張ってもらう予定です。
半年ちょっとで治療は終了しますが、後戻り防止の装置使用は生え変わりがほぼ終了するまで必要でしょう。
治療期間より、後のフォロー期間が長くなりますし、これが重要です。
治療前の検査のひとつですが、パノラマX線写真で生え変わり前の永久歯の形成状態や方向をチェックして、治療およびフォローの計画を立てることが重要です。
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当院で定期健診を続けている患者さん。歯並び噛み合わせの問題はあって、相談も受けていました。
軽症ではないと思われましたので、部分的矯正治療やマウスピース矯正などの第1期治療は効果的でないと考え、経過観察をしていました。
ところが最近の定期健診で、保護者の方から、前歯で良く食べ物を噛めないようで、とにかく最近は食べるのが遅いというお話を聞きました。
時期的には上下前歯が永久歯になって、生え変わりの前半が終わったところです。
歯のサイズが大きい割には歯並びの幅が小さく、上の前歯は外側に突出、下の前歯は内側に倒れています。
その結果、上下前歯が全く噛み合わない状態になっています。写真より実際は結構重症です。
噛みあわない状況は、下唇が間に入るような咬唇癖というのを誘発しがちで、その結果噛み合わせが悪化しつつあります。
将来的には全体矯正で、永久歯を抜歯する例になるかもしれませんが、成長期に悪化するのを放置はいかがなものかと考えます。
上下とも歯並びの幅を拡大して、そのスペースで上の前歯は内側、下は外側に移動して前歯を噛み合わせるという治療を開始予定です。
下の歯並びの拡大は骨の構造的にあまり出来ないのですが、この時期前歯を噛みあわせるために、便宜的に若干オーバー気味に拡大せざるを得ないと考えています。
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お酒は以前より控えめにしている分、コーヒー、ティーをよく飲むのが私の日常。
ティーですと高級系ではシンガポールのTWGがお気に入りなんですが、なぜか日本には直営ショップが無いようです。
DEAN&DELUCAとかを探しましたが、ありません。直営ショップをオープンしたら紅茶フリークが押し寄せそうですけど。杉下右京さんとかですね。
診療の合間にもコーヒーやティーは飲んでいます。
ハーブティーではカモミールがお気に入りで、さすがにTWGのものは美味しい。
今日もランチタイムに飲んでいるカモミールティーは激安のHeladiv ブランド。原産スリランカでドイツのブランド。
価格的にはTWGの10分の1以下でしょう。でも一応カモミールティーです。
お酒等のディスカウントショップ「やまや」で買えます。
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