福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

お知らせです

2017-04-30 | むし歯予防の話

例年、6月初めの時期は「歯と口の健康週間」で、福岡市歯科医師会でも市民向けのイベントを開催しています。
元祖は虫歯予防デーでしたが、虫歯のみでなく歯周病なども含んだ歯の健康、そして歯のみでなく食べる話すといった口全体の健康に目が向けられて来たという歴史があります。
今年は6月4日の日曜に、福岡県歯科医師会会館で「福岡市民の健康を歯と口から守る集い」(若干長い名称ですが)が予定されています。
色んなコーナーがあって、私はほぼ毎年、小児歯科相談コーナーを担当しています。
多分今年も担当することになるのかな、と思います。





広報のポスター、チラシです。
丁度、この日の朝、TNC「はぐはぐ」に出演予定です。
この日のトピックは、歯磨きしても歯が溶ける?・・・ 酸蝕症の話です。
通常の虫歯は、虫歯菌が糖分を取り込んで作る酸で歯が溶けることで発生します。ところが虫歯菌を介さなくても、酸性度の高い飲み物食べ物をだらだら摂取することでも発生します。
ほとんどすべてのジュース、そして炭酸飲料、ヨーグルトなどは酸性です。そして糖分も含まれます。
酸性+虫歯菌による酸、のダブルアタックということになります。歯の質が弱い乳歯や出て間もない未成熟な永久歯は狙われやすいと言えます。
食べたり飲んだりダメというわけでなく、頻回、だらだらというのは避けたいですね。






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抜歯矯正か否か?

2017-04-29 | 歯並び、矯正の話

高校生で矯正ご希望の患者さん。
上の前歯の出っ張りや隙間の改善のご希望です。








前歯が出っ張っている患者さんでは、通常噛み合わせが深く、この患者さんでも下の前歯が上の前歯を突き上げたようになっています。
その結果前歯がバラけて隙間が見られます。
この患者さん、前からの写真では分かるのですが、下の前歯が1本先天的に欠如しています。
この部分の欠如は珍しくなく、永久歯への生え変わりが進むにつれて、1本欠如ほどの隙間でしたら、この患者さんのように自然に閉じることもよくあります。
ただし、上下の歯の数が違いますので、相対的に上の前歯が出たように見えたり、かみ合わせが深くなります。
程度が軽度であれば矯正治療なしでもOKということになります。下の歯並びの真ん中はズレますが、まず審美的には問題ないし気づかれません。
ところがこの患者さんの場合、著しく上の前歯が突出していて、口を閉じにくい状況も起こっています。閉じにくい状況が続いて悪化したとも考えられます。
理想的に上下の真ん中を合わせると考えると、下の前歯をもう1本、上の左右第1小臼歯、合計3本の抜歯例となります。
私も最初はそのように考えていましたが、歯型の分析などを行った結果、0本抜歯でスタートして、半年後くらいに再評価としました。
若干噛み合わせが深く、上下の真ん中が合わない仕上がりが予測されますが、奥歯の噛み合わせが良好で歯のサイズも大きくないので、非抜歯で十分改善されると考えています。
やはり3本抜歯と0本抜歯では大きく異なりますので。






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連休スタート

2017-04-29 | できごと

今日から大型連休スタート。
当院は通常の祝日に加え、5月6日(土)は休診いたします。5月3日からの5連休になりますので患者さんにはご迷惑おかけ致しますが、スタッフには家族や友人などとゆっくりリフレッシュしてもらい、また元気に明るく働くためのエネルギ―を充電してもらいたいものです。私自身は、新年度の医院のメンバー交替も途上ですし、残務や私自身の充電もありますので、連休中の時間を有意義に使いたいと思っています。
今日の午前中は医院にてTNC「はぐはぐ」の撮影。6月以降のスケジュール分の2本を撮影しました。




待合室にオンエアー予定をご案内しています。
直近は、5月7日と6月4日です。









今日の福岡は夏日? になるかもらしいです。
通勤にはシャツ1枚でOKの季節になりました。




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ティータイム

2017-04-23 | できごと

ティータイムと言うと女子みたいですが、アルコールフリーなって、紅茶とかを頂くことが多くなりました。
歯科衛生士のSさんが先日から出産育児休暇に入りました。彼女は今回2回目の休暇で、第2子の出産を控えています。
途中不安定な時期があって、休暇や半日勤務の時期があって心配しましたが、他のスタッフの勤務のヘルプなどもあって、この時期を迎えることができたと思います。





勤務最後の日に、紅茶を頂きました。
年度末年度初めの忙しさにとり紛れて、きちんとした区切りができなかったのは心残りですが、カムバックを待っています。
中小企業ですので、希望の時期でカムバックOKかは保証できませんが、カムバックできる環境を整えるのは院長の義務でしょう。
無事出産を祈っています。
ちなみに、頂いた紅茶は白ワインをイメージしたフレーバーティー。
フレーバーもいいんですが、紅茶のクオリティーも高い逸品でした。
今日は福岡市歯科医師会の会長選挙。知り合いのU先生と選挙に行って、その後一緒にランチ。帰宅後のティータイムです。
BGMは Craig David。







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移ろい

2017-04-23 | できごと

朝晩は冷えますが、気温の日格差があって、暑いくらいの日中は季節の移ろいを感じますね。











ソメイヨシノは散ってしまいましたが・・・。





ツツジが一つの株の中に色のバリエーションがあるのは不思議。赤、白、そしてハイブリッド。






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今日は班会

2017-04-21 | おすすめの店

年度初めは色んな会合が開かれる時期ですね。
今日は福岡市歯科医師会の平尾班の会合で、班会と呼ばれています。今年度の学校歯科健診のことなど、食事会を兼ねて報告や話し合いが行われました。
地域の歯科医師の集まりですから、やはり近辺のお店での食事会なのですが、薬院あたりはなかなか気の利いたお店が多いので、お店選びには困らないように思います。
今日はフレンチの「シュエット」。













すっきりした佇まいのお店。各メニューも結構いけますよ。
日曜日のランチもやっているとのことで、次回院内セミナー後のランチ会の候補に良さそう。
アルコールフリーの生活も普通になって、皆さんがワインを飲んでいても全く興味なしというのも、我ながら面白いというか不思議。
そろそろ歯科健診の季節になりますね。
私の今年は、小学校、中学校、特別支援学校(小中高)、小規模保育園2園、そして認可保育園の6か所。






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総会&講演会

2017-04-20 | 歯周病の話

昨日は、小児歯科集談会の年度初めの総会と講演会を開催致しました。
総会が終わった後は、今回は「歯周治療アップデート 小児歯科医療従事者が絶対に知っておくべき歯周疾患の特徴と歯周治療の現状」と題して、福岡市開業の歯周病専門医、吉田 茂 先生に講演をお願いしました。
吉田先生には今回が2回目になります。私の方から、最近進歩してきているペリオドントロジー(歯周病学)に基づいて、小児歯科患者の年齢では後半のティーンエイジャーあたりでの、成人型歯周病の診断や予防ができないものか? という質問を投げかけ、専門家の立場からのレクチャーをお願いした次第です。








当院でも小学生前半までは、保護者の方を中心に予防ケアの話や指導を、それ以降は患者さん自身への指導を行っています。
虫歯予防というと、カリオロジーがかなり確立していて、フッ素という強い味方があるため、ブラッシングを極めずとも可能な部分が結構あります。ある種、簡単なんです。
ところが、歯周病はまだ不明な部分があり、現状では、予防は丁寧な歯ブラシに頼る部分が多いと言えます。
吉田先生は小児歯科に通う、高校生までの時代に丁寧なブラッシングそしてフロスの習慣を身につけておくことが、歯周病予防の観点からは重要だとお話しされました。
当たり前のことのようで、適切な口腔清掃習慣を身に着けている大人が少ないと言うことなんです。
小児歯科での予防管理も、10代になって自立していく時期から、将来の歯周病予防を意識した指導が重要だと、あらためて認識した次第です。
この部分は歯科衛生士の知識や指導力が重要になって来ますが、それをディレクトする歯科医の力量も当然重要です。
あらためて、当院でも皆で考えを共有して取り組んでいきたいなと思いました。





終了後は、恒例の食事会。講演後のオフで講師からざっくばらんな話も聞けますので、これは会の役員のアドバンテージ。
今回は久しぶりに、「博多廊」で。雰囲気、メニューの内容も良く、お値段リーズナブル。最近すっかり忘れていた、よいお店。
吉田先生曰く、「歯科医の仕事は好きで楽しい」、それと「やりたいことが多くて時間が足りない~」。パッションも感じました。
ここのところ、そういう人に出会うことが結構あって、嬉しくなります。





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矯正相談について

2017-04-19 | 歯並び、矯正の話

当院では、一応無料矯正相談ということでHPでもご案内していますが、通常の初診、再診の場面でいつでもご相談OKです。
逆に、普段の健診のなかで歯並び嚙み合わせも一緒に診ていますので、健診ごとの記録に含まれており、患者さん側からご相談なくても状況の説明をすることも普通です。
矯正のみ行う専門医の場合、自費が基本ですので、無料というのも意味があるかも知れません。
当院のように小児何でも屋の場合、虫歯や歯肉炎の検査はもちろん、生え変わりやかみ合わせの変化・問題なども分けて考えることは出来ません。
そういう訳で、お口の問題の有無を全体的チェックをしますので、初診料とか再診料が発生するため、厳密には無料ではありません。
良い言い方をすれば、いつでも普通に相談下さいということで、歯並びかみ合わせと、その他の問題を分けていません。ある種、当たり前ですが。
小児歯科、矯正歯科、障がい者歯科と分けるのが一般的ですが、当院の場合、小児歯科のなかに当然、矯正歯科や障がい者(児)歯科があるよ、という考え方です。
なので、無料矯正相談と言う表現は止めようかな? と思っているところです。





当院の患者さん説明用の装置の一部です。




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小児歯科はいつまで?

2017-04-18 | できごと

当院は「こども歯科」という歯科医院名ですので、保護者の方から、何歳までOKですか? という質問を時々受けます。
例えば20世紀は虫歯の治療が忙しく、加えて虫歯予防までで手いっぱいで、せいぜい小学校いっぱいという小児歯科医院が普通だったと思います。
大学勤務時代、非常勤歯科医師として一般歯科のT歯科医院で、小児部門を10年以上担当していました。
T歯科医院は予防歯科では全国的にも先進的な医院で、そこで、おとな子ども関係なく家族ぐるみで定期健診で来院している患者さんを多く見ました。
小児専門ですと、小児以外を診る機会も少なく視野が狭くなりがちと思いますが、私の場合そのような環境があったため、小児歯科は特に予防が大切だけど、ライフサイクルの中で考えるようになりました。
では、当院の患者さんはいつまで?
答えは、少なくとも高校卒業までは来てください、です。
小学校前半くらいまでは子ども達は歯科でも親の影響が大きく、例えば仕上げ磨きなども子育ての一環としてされている場合が殆どで、虫歯予防など保護者の方へ伝えることで、比較的皆さん頑張ってくれます。
小学校高学年以降は、だんだん親離れしていきますので、その分歯磨きを頑張るとか、家庭でのフッ素ジェルの使用など、ある種の自己責任になっていきます。
その時期に永久歯への生え変わりが進み、その先のライフサイクルは永久歯で過ごすわけです。将来のことを考えると、これからだ~と言えます。
永久歯のむし歯が最も増えるのが、中学高校の時代。そして高校を終わるくらいに歯周病菌の感染が起こり、歯周病のハイリスクグループが判別できる年齢になります。
また、歯並びかみ合わせも成長発育と関連が大きい場合もありますので、成長期が終了するくらいまでは関わる必要があります。
この時期が空白になると、普通のむし歯や歯周病を持つ大人になっちゃいます。
小児時代の保護者の努力は何だったの?? ということになりかねません。これでは残念過ぎます。
そういう訳で、当院には、小児歯科の責任として、少なくとも高校卒業まで定期的に来院して欲しいと思います。





先日のFMでも、そのようなお話をしました。
学業や部活で忙しいティーンエイジャーをどうする? ということですね。





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セミナー、その4

2017-04-16 | できごと

当院の代診の先生方を中心に集まってもらって、矯正&咬合誘導セミナーを毎月1回行っていますが、今日はその4回目。
各歯に装置とワイヤーを接着する、矯正装置ではメインとなるマルチブラケット法についてお話ししました。





マルチブラケット法といっても、早期矯正での部分的な場合、永久歯列での全体矯正の場合、さらに全体矯正でも抜歯が必要な場合と不要な場合があって、実はタイトルの如くイージーとかシンプルというわけではありません。
でも最近のブラケットやワイヤーの進化と言うか改善で、随分シンプルになったと思います。ただし歯科はどの分野でもヲタク的要素はあります。
私自身も矯正を学ぶ段階でそうでしたが、最初はその専門性に大きな壁がありましたが、ある閾値を超えると、壁がさっと開けて身近になる感覚がありました。
当院の代診の先生方にも、ぜひ壁を乗り越えて一緒に働けるといいな、と言うところがあります。診断力+技術ということになります。

午前中3時間弱のレクチャーの後は、恒例のランチ。今日は薬院の「とり田」の水炊きのコース。
人気店で、日曜ランチをやっていることもあって、やはりお客さんでいっぱい。








今日のランチははH先生、N先生と一緒。
話が弾むメンバーという予測通り、やはり楽しいランチタイムでした。
マルチブラケット法は話すボリュームも多いので、あと数回は必要かと思います。
加えて、最近ブログでも数回登場している、口呼吸やマウスピース矯正(プレオルソ)の話かな?




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