お店で冷酒をオーダーすると、お店の人が冷えた一升瓶とグラスを持ってきて目の前でなみなみと注いでくれる処がありますよね。これを家でやるためには、必ずしも業務用冷蔵庫は必要はありません。私の日本酒の師匠であるM氏は、中古の業務用冷蔵庫を譲ってもらい自宅に置いていましたが、私の場合小型冷蔵庫を買って野菜室などの仕切りをとっぱらって、一升ビンが3本入るようにしています。自室にあるマイ冷蔵庫で、日本酒に加え、扉にはビールやワインを冷やしておきます。
日本酒も探せばきりがないのでしょうが、今冷えているのが、石川県&福井県の酒です。大吟醸で1升2500円という安さの石川県の「吉田蔵」、これは手取川の別ブランドで若手杜氏が造っているため格安とのこと。次は吟醸で3000円の「宗玄」。能登半島のお酒です。以前私が大学勤務時代にブラジル日系人の大学院生の研究指導をしたことがありました。石川県出身ということで親戚に会いに行く折に、「何か美味しいお酒をおみやげに」と頼んでいたら、「宗玄」が来ました。これが最初の出会いです。以前の「手取川」を連想させる完成された味です。すみませんが新潟県のお酒とは明らかに違います。最後は福井県のマイナー蔵「花垣」の本醸造。値段は2000円以下、味は「八海山」の吟醸レベルに近いかな。