未来への贈り物

2011年10月20日 23時59分59秒 | 日記
まだ暑い!
そして帰りは寒いというパターンなので、行き帰りはなかなかしんどいです。
5日中1日はバス通学にしてもいいかな…なんて。

いつの間にか隔日更新ですが、特にこれといって変わりはなく、概ね時間割通りの生活です。
次第にやるべきこと、考えなければならないことが増えていって、ここ一週間で自身の将来像が目まぐるしく変わっています。
遂には授業中にノートを取りながら検定の本を読みゼミ発表の内容を考えるという、効率がいいのか悪いのか分からないやり方を編み出してしまいました。
ただ目前の為すべきことを片付ける…だけで済む時期ではないのは確かですね。

昨日はいきなり連絡を受けたので親戚宅へ。
老朽化で蔵を取り壊すらしく(外壁が剥がれ落ちたのが発端らしい)、解体前に欲しいものがあれば取りに来てほしいとのこと。
もちろん、やっている学問が学問なので、モノ以上に建築の方にもかなり興味があります。
「蔵に入りたい!内部を撮りたい!」ということで、授業前、朝の早い時間に親戚宅へ行ってきました。
蔵に入るのは…8月に行った能面の虫干しアルバイト以来でしょうか。

中にはもう何年も人が入っていないらしく、少し歩くだけで埃だらけ。
重厚な扉が三重にも重なっていて、現代でも通用する防火設備であったことがよく分かりました。
まずは中にあった箪笥から祖母が気にかけていた着物やハンドバッグを救出したのですが、とてもきれいな状態で残っていることに驚きました。きれいすぎていつ頃の品か分かりません。
二階にも上がってみましたが、小さな窓から網越しでの眺めはまた格別のものでした。
もともと庄屋だったそうなので、古い農機具も一式ズラリとありました。

それから段ボール類の運び出し。
父親が使っていたであろう教科書類の他、何と「鉄道模型」と書かれた段ボールが!
確かに以前から「ある」とは聞かされていたのですが、こちらもきれいな保存状態で、こんなにたくさんあるとは思ってもいませんでした。
慌てて中を開けると更に水色の箱が幾つか入っていて、そこには「K.T.M」の文字…つまり、カツミのHOゲージです。
一つだけ恐る恐る開けてみると、C59形機関車が眠っていました。他にはレールと書かれた箱もあり、この調子で他にも何両か機関車やレールが入っているのでしょう。
とりあえず、段ボール類はうちではスペースが無いので一旦祖母宅に運び込んで、その後大学に向かいました。
ドキドキを抑えきれないまま…。

HOゲージについては全く知らないのですが、おそらく全て昭和のものでしょう。
部品は全て揃っているのか、また走らせられる状態なのか、現時点では何も分かりません。
聞くところによると亡くなった祖父の持ち物だったそうなので、そう簡単に売る気にもなれず…。
後日、改めて何がどれだけ入っているのか確認しに行く必要がありそうです。


写真は親戚宅の蔵にて。
実際にはもっと薄暗く、何処か異界にでも連れていかれそうな気がしました。