まどろみトーク

2010年08月03日 23時59分59秒 | 日記
「50系統、立命館行きですー!」
こないだ、京都駅から大学行きの50系統に乗っていると、何ともいい感じの運転手さんに遭遇。
道の細い西洞院通で降りる乗客には自転車が接近していることを注意喚起されたり、困っているお年寄りに系統の乗り換えを丁寧に説明しておられたのですが、最も気に入った点は、そのアナウンス。

「千本中立売」を「せんなか」、「北野天満宮前」を「北野」と言っておられたんですね。
観光客や知らない人にとっては何も思わないかもしれませんが、「せんなか」は僕たちのような学生や地元の人々に親しまれている略称で、「北野」は市電時代の停留所の名前。
各アナウンスの充実した現在では何も言わなくても済む上、50系統のような観光系統ではどちらかと言えば正式名称を言った方が分かりやすいものの、わざわざ地域向けの名前で呼んでおられるところが素晴らしいなと思いました。
昔はこれがもっと当たり前だったのだと思いますが、これぞ市民に深く根付いてきた市バスの精神文化と言えるでしょう。


話は変わって、昨日はAクラスで前期の打ち上げがありました。
「四条河原町阪急の前で待ち合わせ」というのもこれで最後でしょう。月末を待たずして阪急は閉店してしまいますから…。
うちの母親も学生時代にはここを待ち合わせスポットとして活用してきたらしく、自分も大学生の時にここで待ち合わせが出来て良かったなと思いました。

集まったのは5人で、至ってこじんまり。僕的には少人数の方が発言する機会が多い(大人数だと聞き役に回ってしまう)のでありがたいです。
Aクラスの中でも比較的キャラの濃い(であろう)5人が集まったので、話の内容も自然と濃くなり、アカデミックな話からオトナの恋愛の話まで、当初は2時間の予定だったのが、店を変えて夜通しトークが続きました。
結局三次会のカラオケが終わった後(AM5:00)、河原町三条から1時間以上も歩いて帰ってきました。朝の人気の無い街の写真が撮れたので良しとしましょう。

ある人に言わせれば、僕には邪悪さのカケラも無いように見えるとのことです。
そうか、そうなのか。


写真は家々の隙間に入り込む黒猫。
「アタシなんか撮ってどうするの?」