自公系候補の惜敗が伝えられているが、この結果について、もう少し考えてみたい。
報道では、得票は次のようになっていた。
自公系候補: 713654票(38.8%)
川勝候補: 728206票(39.6%)
民主系候補: 332952票(18.1%)
共産系候補: 65669票(3.6%)
自公系候補と民主系の2候補が獲得した票数は、713654票 対 1061158票となり、自公系候補は67%と約3分の2に留まっていた。多くの小選挙区で似たような展開となれば、自公系候補の苦戦が続くであろう、ということは判る。静岡知事選では全体得票の約57.7%が民主に流れたことになり、同じ水準の得票率になれば衆院選では「圧勝」を超えて民主単独政権が誕生するかもしれない。
参考:
どん底くらべ~08年衆院選を占う
昨年秋くらいには麻生さんが総選挙を早期にやるだろうと思っていたので、このような予想を書いたのだった。
民主が58%水準での得票になれば、参考記事で書いた①のケースに該当し、静岡知事選や参院選レベルの得票率ということである。これは民主爆勝を通り超えて、単独政権レベルですよ、というのがポイントである。静岡知事選での得票は、それくらい大差であったということだ。
東国原知事が誕生した時には、保守系候補の分裂選挙となって共倒れとなり、まさかの東国原候補に勝利が転がり込んだのだった。漁夫の利を得た形だった。今回の静岡知事選で、自公はそれと同じ事を期待していたにも関わらず、敗北を喫した。それほど自公は基盤が脆弱になっている、ということだ。
自公系候補は善戦した。地元組織なんかも頑張った方だろう。投票率が45%くらいで総投票数が135万票くらいであったなら、今回の71万票ちょっとでも過半数を獲れていたのだから。組織力が生きて、勝利できていたかもしれない。
だが、代理戦争の如き選挙戦となって、民主系の分裂選挙であったにも関わらず、それでもなお自公は敗退したのだ。
これは本格的に重症かもしれんね(笑)。
報道では、得票は次のようになっていた。
自公系候補: 713654票(38.8%)
川勝候補: 728206票(39.6%)
民主系候補: 332952票(18.1%)
共産系候補: 65669票(3.6%)
自公系候補と民主系の2候補が獲得した票数は、713654票 対 1061158票となり、自公系候補は67%と約3分の2に留まっていた。多くの小選挙区で似たような展開となれば、自公系候補の苦戦が続くであろう、ということは判る。静岡知事選では全体得票の約57.7%が民主に流れたことになり、同じ水準の得票率になれば衆院選では「圧勝」を超えて民主単独政権が誕生するかもしれない。
参考:
どん底くらべ~08年衆院選を占う
昨年秋くらいには麻生さんが総選挙を早期にやるだろうと思っていたので、このような予想を書いたのだった。
民主が58%水準での得票になれば、参考記事で書いた①のケースに該当し、静岡知事選や参院選レベルの得票率ということである。これは民主爆勝を通り超えて、単独政権レベルですよ、というのがポイントである。静岡知事選での得票は、それくらい大差であったということだ。
東国原知事が誕生した時には、保守系候補の分裂選挙となって共倒れとなり、まさかの東国原候補に勝利が転がり込んだのだった。漁夫の利を得た形だった。今回の静岡知事選で、自公はそれと同じ事を期待していたにも関わらず、敗北を喫した。それほど自公は基盤が脆弱になっている、ということだ。
自公系候補は善戦した。地元組織なんかも頑張った方だろう。投票率が45%くらいで総投票数が135万票くらいであったなら、今回の71万票ちょっとでも過半数を獲れていたのだから。組織力が生きて、勝利できていたかもしれない。
だが、代理戦争の如き選挙戦となって、民主系の分裂選挙であったにも関わらず、それでもなお自公は敗退したのだ。
これは本格的に重症かもしれんね(笑)。