いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

欧米資本主義こそが「ケイレツ」なんだよ

2008年09月16日 19時02分33秒 | 俺のそれ
欧米人は、常に自分たちが正しいと考えているから、気付かないだろうけど、彼らのビジネスを支える基本は「コネ」だ。

マーケット云々だの、透明性だの、公平な競争だの、そういったことは一切関係ない。欧米人のいう「資本主義」こそが、人脈主義であり、コネ尊重主義でしかないのだ。笑わせるね。


海外で生活したり仕事したことなんかないけど、米国あたりは「紹介状」があるかないかで、全然対応が違うだろ?
要するに、「ジョンの知り合いか?」とか、「○○校の出身か?」とか、そういうのが案外と重要なのさ。


会議とかもそう。
顔見知りとか、業界の知り合い同士が寄り集まって、「ハイ、ポール」のようにトイレの洗浄剤の名前みたいなことを言いあえる相手だけが、「交渉相手」「ビジネス相手」ということになるんだよ。

根底にあるのは、端的に言えば、「オレとお前は知り合いか」、だ。
必要なのは、コネだ。人脈だ。

それがなければ朝食会にも呼ばれないし、ビジネスの相談に電話もかかってこない。彼らが日本に散々文句を言い、バカにしていたケイレツやコネは、彼らが後生大事にしている資本主義ビジネスの根幹なのだ。そのことにさえ気付けないのだ。

だから、ベア・スターンズ救済の時にも、今回のリーマンのことも、メリルリンチのことも、全て「内輪」で決したのさ。財務長官やFRB議長や欧米金融機関のトップは、全員が同じコネで繋がっているからこそ、仲間内で処理してるに過ぎないのだ。彼らは資本主義金融システムに参加している、「同じ船団」の仲間だからだ。

彼らが非難していた日本の「ケイレツ」や「護送船団」方式と、何ら違いなどない。もしも「仲間内」だけではないというなら、ロシア人や中国人に何故電話しなかったのか?日本人を何故呼ばなかったのか?

彼らは、白人のものは白人以外に渡したくなんかないのさ。
日本の大手金融機関が外資の餌食になったように、日本人や中国人なんかに買われていい思いをさせてしまうくらいなら、潰した方がマシだ、ということ。「仲間内」で買えるものだけは買っておこう、というだけに過ぎないのである。


彼らの言う資本主義原理とは、「コネ」で繋がる範囲でしか通用しない、真っ赤なニセモノに過ぎなかったということが、明らかとなっただけなのである。欧米人の掲げてきた「資本主義」とは、昔ながらの「王の元に集う諸侯」という「古き良き慣習」と何らの違いもない、ということだ。単なる思いあがりと、自己満足の世界を形成してきただけだ。

だから「諸侯」以外には何も知らされないし、呼ばれることも、相談されることもない。王と諸侯の集いについて、何らの「情報開示」もない。ヤツラのやりたい放題、ということ。ルールだって?
何言ってるんだ。ルールは「王と諸侯」が決めればいいんだよ。
外野は黙ってろ、と彼らは言うだろう。


資本主義ごっこは終わった。
さあ、次は誰の番かな?



奇妙な相似形

2008年09月16日 15時46分15秒 | 俺のそれ
グスタフやカトリーナどころではない、perfect storm がやって来ました。
(新しいのは、何て名前だっけ?)

本物です、これは。
いよいよ、「嵐~ィ嵐~ィ」が本格被害をもたらしていくでしょう。


これまで蔓延り続けてきた「外資最強、だから日本はダメなんだ」教団の方々が、マスメディアから一斉に消滅していくのであれば、有り難いことです。

経済理論だか経営理論だかエセだか知らんが、「外資は正しい、説教すんな」とか豪語しておったような元日銀マンの元銀行経営者(?、だったか?)の木村某とかは、何処に隠れているのかな?(笑)

今こそ、言ってやれよ。
外資はエライ!って。
シティグループは最強金融機関だ、とか言ってごらんよ。
ん?どうした?
黙ってるのは臆病モンだからか?

散々「貸金業法改正のせいで倒産増加、不況の原因だ」とか言っていたが、貸金には無関係に不動産業界は倒産の嵐、リーマンは弱小零細企業の倒産全部よりもはるかに多額の負債を抱えて倒れているみたいですけど?
あぁ?これも「官製不況」のせいなんだって?(笑)
まあ、クソ知恵で出まかせ解説を付けるのは、よくある話なんだわ。

「外資最強、だから日本はダメなんだ」教団の人たちは、今後「騙り野郎」とか首にぶら下げるといいんじゃないかな。そんな教団はないって?はいはい、そうでございましたね(笑)。


で、割とこの構図って、よくあるんじゃないか、って思ったんですよ。
それはね、オウム真理教事件のようなのとも似ているんじゃないかな、と。
ニセ科学みたいな、体にいいとか、エコ関連とか、水伝ものとか、そういうのも結構似た感じがするんですね。

何でもいいのですが、教祖(伝道師)っぽい人がまずいるわけだ。で、中心となる教義みたいなものが(水伝でも、何かの効能でも、宗教でも、不思議な力でも、奇蹟の現象でもいいんですが)あるわけです。
この周辺に、熱烈支持者たちが登場してくるのです。

支持者たちは、別に流布を強制されるのではなく、自ら望んで活動するんですよ。心底信じて疑わない。絶対にそれが素晴らしい、と思っているので、他の人にもそれを広めようとするわけです。「違うんじゃないの?」とか言われたら、喜び勇んで反論するのです。そういうことを、自分の意思で、自ら選らんで、「正しいことをしているのだ」という信念に基づいて、やるわけです。だから怖い。というか手強い。中々排除できないし、殲滅することも難しい。次から次へと湧いてくるからね。


この構図は経済理論や経済政策の論争などでもそうですし、木●某みたいな「外資信奉者」たちもそうです。利害一致ということもあるかもしれないし、個人的付き合いの人間関係上そうなのかもしれないけど、本体(教祖)じゃないのにも関わらず、人々にウソの知識や情報を植え付けたり、教義を浸透させていこうとするのですね。
歴史ものの論争(ホロ…とか南…とか)にしても、これと似た感じがするのですよね。どこにも本体もなければ教義もないのだけれど、いつしか「外見的に(知らない人が)見れば」、どこかに「教団本拠地」があってそこに集う一派のごとくの印象を受けてしまう、みたいな感じ。教祖までは判らない(見つけられない)けど、「ある教区の司祭」っぽい、中リーダーみたいな人(ラスボスではなく、途中の小ボス?クラス)の存在は何となく認識できたりするかもしれない。


こうした熱烈支持者を生み出してしまう機構(?、仕組み?)みたいなものがあるために、本体ではない人間が張り切って活動を行ってしまい、余計に悲劇が起こされている面もあるかもな、と。そういうタイプの人間に、何らかの権限を持たせたりしようものなら、戦時中の日本軍とかにいそうな理不尽下士官とか、軍や官にベッタリの村役人とかが、「お前は○○に逆らうのか!鉄拳!!」みたいになりそう。「ええーい、黙れー!」(シャキーン、バサッ←切った音)とか。ナチ関係とかも、そういう面はありそう。

大抵の熱烈支持者は異常者とかではなくて、むしろ「普通の人」とか「優秀な人」とか「生真面目な人」とかがそうなっていて、自分の責任感が強くある・使命感に燃える、とか、そういったことが、余計に危険な方向へと突っ走っていってしまう要因にもなっているのではないだろうか、と。


何やら、奇妙な相似形を感じ取ると、自分がハマっていないかな、とか少し心配にもなりますが、まあ悩んでも仕方がないので、適度に「あっ、そう」(麻生太郎の回し者ではありません!)と思うことにします。



プライスレス(追記後)

2008年09月16日 13時40分03秒 | 俺のそれ
恋人の笑顔~プライスレス

我が子の寝顔~プライスレス


リーマン株~プライスレス

よく判らん債券だった紙屑~プライスレス



おいどんの株~プライスレス??

結局、そこかよ…



追記:
アウ、アウ、…

原油先物のことで思い出したから、一応挙げとく。

原油価格とバブルについて・2

原油価格とバブルについて・3

10年前もそうだった。


逆回転がきつければ、ユーロ円の借入(円建て)とかもイカれるんでは?
ユーロやポンドが円に対して下落がきつかった。
イギリスやスペインの住宅価格下落はまだ始まったばかりだろう。恐らく本格的に下がるのはこれからだろう。


円で借りてる英国人や欧州大陸人は、軒並み円高の直撃弾を食らう。それがどういった形で借りているのか(住宅ローン?)にもよると思うが、利払いは苦しくなるだろう。東欧あたりにも失業の嵐が襲うかもしれないし。


世界中のあっちこっちに火の手が上がるんじゃないの。
尻に火がついてるのは米国ばかりじゃないかもね。
いや、「日本も」なんだけどさ。