いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

結局誰を信じればいいのやら(ちょっと追加)

2008年09月05日 15時59分06秒 | 俺のそれ
昨日の続きというか、雑談なんですが。


第三者機関設置の要望を出していた団体は、複数あったと思いますので、他の反対している医療者たちを説得する努力をお願いしたいですね。
日本医師会にしても、地方医師会が反対していたり、「そんな話は聞いてない」とか、今更になって出される意見というのが、賛否バラバラであるのと「既に通過してきた論点」をまた蒸し返しているといったことがあるので、正しく理解できている人が内部の人たちにきちんと説明をしてあげて欲しいものです。

全員の意思統一を目指すのでなければ、団体としての対応だけ決まっていればいいということで、上層部が賛成しようと反対しようと、どちらでもいいのではないでしょうか。そこの構成員たちから、「なんでそんなこと決めたんだ」とか突き上げられるのは上層部の医師たちでしょうから。何とか説明してあげて下さい。


各団体間で対応が異なっているとしても、それはそれでしょうがないでしょうな。医療者側の意見がバラバラであるということは、要するに「どっちでもいい」(妖怪じゃないよ)とか「人による」ということで、「医療に特有の問題」みたいなことではないのかもしれませんね。

かつて法医学系が「死因究明が不十分」「異状死の届出が不十分」とか何とか言い出したのって、国立大学法人化に向けた準備段階になり、肩身の狭い思いをしていたせいもあったのではないかと勘繰っていますよ。元々、稼げない、ポスト配分で人員配置の必要性を訴えるには弱い立場であった、みたいなことがあったのではなかろうか、というようなことを勝手に妄想しています。

異状死届出が増加し、死因究明や解剖の要請が増加すれば、「法医学」の重要性について訴えることもできたであろうが、当時はそれほどでもなかっただろう。けれども、届出するべき基準みたいなものだけは残された、というわけだ。これに目を付けた人たち(主に法学関係の中の誰か、であろう)がいて、「医療側は隠蔽しているんだ」という主張に利用していたのではないかと思う。実際どうなのか判らんのですがね。


いずれにせよ、医療側は一枚岩ではない、というのは仕方ないでしょう。
後は、なりゆきまかせでもいいし、互いに激論を交わすもよし、説得を試みるもよし、個々の判断に任せるでもよしでしょう。
医療側の法案反対の声が多く出ているとしても、今のところ、非医療側団体は賛成の立場のようですし、新聞社説あたりも設置に賛成という立場の様子でしたので、業界内部の人間だけが反対と言っているのであれば、どの程度効果があるのかという問題もあるでしょうね。

医療側の隠蔽体質がそうさせているのではないか、などと余計に怪しいと思われても仕方がないかも(笑)。別にそういうつもりではないはずなのにね。テレビ番組中で、「医療は刑事免責とするべきか」に賛成・反対という視聴者調査があったと思うが、この時は約3分の1だけが免責に賛成し、残りの7割近くは刑事免責とすべきではない、という意見だった。それが世間一般の感覚なのだ、ということ。多数決が正しい、とは必ずしも言えないでしょうが、立法側はどこに配慮するかということを考えてみるべきではないかな、と。


現状で見る限りにおいては、医療側に人材と戦略が欠けてるように思われる。
で、結局医療側は「何を決めたい」んですか?
優先すべき順位を定めて、論点を絞るとか、何か手を考えてみるべきでは。最優先事項が「第三者機関設置の法案阻止」ということで統一されているなら、百万人署名でも集めたら?(笑)
それで、医療側が得たものが一体何なのか、考えてごらんよ。
想像力の問題ですので。



追加です。

何と言うか、医療側は「どの程度理解したのか」というのがまるで判らんのですよ。医療側が反対と言うのは判りますけど、じゃあ、どんな努力をしましたか、ということを思うわけです。前から、幾度か触れたことなんですがね。

検察はそれなりに努力してるし、医療側に理解や配慮を見せていますが、では、医療側がどんなことをやったのか、ということです。誰が、どのように理解する為の努力を行なったのでしょう?

「もっとよく知って欲しい」と求めるだけではダメだと思う


医療側が、司法とか法案を知る為に、何か研修会でもやったんですか?(笑)
検事には病院で研修させておいて、医師はどこかで法関係の研修でも受けに行ったんですか?誰かが理解の為の労力を払ったんですか?

そういうのが一切ないのに、出まかせみたいな理由を並べて反対するとか、間違った法解釈で反対するとか、もしもそうだったら恥ずかしくないのか?

そういう風に思えてならないんですよ。
医師が司法の何を知ろうとしたのか?法案の何を理解しようとしたのか?

責める前に、まず考えてみるべきだ。